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男女比率1対100の世界で男の俺がVはじめました。(ただしVのときの性別は女である。)  作者: おまめあずき×梅崎さくら
第四章 【咲久和 華】というVTuber
54/83

54 総合評価1,000pt記念・【真の実と書いて】五万人記念配信❀歌枠【真実】①

総合評価1,000pt記念の登録者五万人記念配信です!!

ここまで拙作を読んでくださりありがとうございます。

作者は喜びすぎて悲鳴を上げました。

ということで今日から毎日連続投稿予定です。はい。


【真の実と書いて】五万人記念配信❀歌枠、ましゅまろも【真実】



―――❀たいきちゅう❀―――


これまで投稿した動画の歌ってみたや、配信の切り抜き(雨が作ってくれた)が流れる待機画面。


〈((o(´∀`)o))ワクワク〉

〈おめでとう!〉

〈もう五万人か…〉

〈早いねー〉

〈後何分?〉

〈十五分〉


コメント欄を見ながら、俺…櫻岐留依は配信のリハーサルをしていた。

何度も何度もやったものではあるのだが、未だ緊張が抜けない。

「流石に、五万人記念はなー……。」

いつの間にか過ぎて慌ただしくしろくろのはなで済ませてしまった一万人記念とは違い、今回はきっちり準備に準備を重ねた上の配信だ。


「一万人もすごいことなんだろーけど。」

兄ちゃんたちが強すぎて…。


「あ。」


〈わくわく!!!! 私も見るよ〜〜!! [彼岸花]〉


コメント欄に、流れたその一つのコメント。

彼岸(ひが)、さん。」

()が、コラボしたことのある相手。


―――パチンッ

「よしっ!」

両頬を叩き、私は再びリハーサルを開始した。


 ###


―――❀本番まで、あと五分❀―――


『ええー、テステス。聞こえてますね?』


〈聞こえてるでー〉

〈だいじょーぶ〉

〈聞こえてる〜〉


『………おほん。

 本日は、皆様! 私、【咲久和 華】の五万人記念配信にお集まりいただき、誠にありがとうございます!』


〈おおー。〉

〈いえいえ〉

〈ワクワクしてるよ〜〉

〈丁寧(*´ω`*)〉


『本配信に付きまして、いくつか注意点がございます。

 まず、ひとつめ。この配信は、基本的に公式以外切り抜きを禁止とさせていただきます。』


〈あら、めずらしい。〉

〈な、なんだと〉

〈ナンデ?〉


『今配信はアーカイブが残りません。

 後ほど、Our Tubeに予め編集後、投稿させていただきますので、それまでお待ち下さい。』


〈マジですか〉

〈残らないん!?〉

〈ウ☆ソ☆で☆しょ☆〉


『…これは、本配信のサブタイトルであります【(まこと)()と書いて】【真実(しんじつ)】ということに深く関わっています。

 今は詳しく言えませんが、きっと、この配信が終わる頃には…―――。』


〈うわぁ〉

〈ええめっちゃ楽しみになってきたんだが〉

〈前置きがいつもより丁寧☆〉

〈なんかメッチャクチャ楽しみにしてくるね〉

〈華ちゃん策士? [彼岸花]〉


『………続いて、ふたつめです。

 コメント欄での誹謗中傷、他の方々を傷つけるようなコメントは一切しないでください。』


〈しないよ〉

〈OK〉

〈おけはな〉

〈だいじょーぶ〉


『そして、みっつめ。

 本配信で使用しているイラスト等の無断転載を禁止します。』


〈大丈夫だよ〉

〈(*´・ω・)(・ω・`*)ネー〉


『よっつめ、です。

 本配信は生配信となっております。御理解の上、ご視聴ください。』


〈楽しみ〉

〈ダイジョウブ>( ー`дー´)キリッ〉

〈面白いんだろうなぁ(*˘︶˘*).。.:*♡〉


『以上、本配信をご視聴する際の注意点でした。

 ……まもなく、配信が始まります! どうぞ、このままお待ちいただけると幸いでございます!!』


ペコリとミニキャラの華が一礼し、画面外に走って行って画面から消える。


〈なんとなく文法がおかしいのがまたかわいい〉

〈これぞ華ちゃん〉

〈ワクワク抑えきれなくなって最後元気いっぱいになってるw〉

〈可愛い〉



――

―――


―――❀本番開始、十秒前❀―――


『10!』


『9!』


『8!』


『7!』


〈さぁ!〉


『6!』


〈((o(´∀`)o))ワクワク〉


『5!』


〈楽しみ〉


『4!』


〈待ってた〉


『3!』


『2!』


『1!』


瞬間、ぱん、と小気味いい音が鳴る。

カウントダウンの画面に描かれたクラッカーが弾けた音だった。


「はいっ! テステスっ! 聞こえてますか〜っ!!」


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