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男女比率1対100の世界で男の俺がVはじめました。(ただしVのときの性別は女である。)  作者: おまめあずき×梅崎さくら
第三章 波乱…………
44/83

44 真面目に属性てんこ盛り

更新が遅れ、誠に申し訳ございませんでした。

難産です…


「うちの()()()子??」

「そうそう。中学校の方の子なんだ。」

「………。」

まって。まってまってまって。


「頭の整理が追いつかないやめて?」

「草」

草どころじゃないんだよなぁ!!

はい?

新規情報サラッと出してくるのやめてもらっていいすかね?

ただでさえ解決していない問題が山積みで心が疲れてるんで……。


「ん〜、(実は()()の事も話したかったけど、今は無理っぽそうだな…)

…話を続けるよ?

MOMONGA(モモンガ)BYAKKO(ビャッコ)はうちの中学―――美優(みゆう)中等教育学校の二年生。

名前は………うんわすれた。」

「いや忘れるなよ」

つい、反射的にツッコんでしまう。

そこは一番忘れちゃ駄目なところだと思うんだ、うん。


「大丈夫、何年何組何番、誕生日血液型習性まで完璧に言えるから。」

「いやちっとも大丈夫じゃないでしょ、そこまでやってなんで名前だけ忘れんの? というかほぼストーカーまがいのことしてるし、それ犯罪じゃない? 大丈夫?」

「大丈夫大丈夫。だって、コレくらいの情報は学校の女子たち全員知ってるからねっ☆」

いやこわいこわいこわい、何その学校。

俺の知ってる学校じゃない。


「いやあ、だって男女比がおかしいからねぇ…。」

「当然のように思考読むのもやめて?」

それにしても、雨も大概天才だよなぁ……。

平々凡々な普通の人間とか言い張ってるけど、血筋は血筋なんだなぁ、と思う。


「何故か考えを否定された気がするのは気の所為だろうか……。」

敵意マシマシの目を向けてくる雨。

気の所為だって、となだめるも、敵意をしまってくれる様子はない。

はぁ、とため息を吐いて俺は手札を一枚きる。

「明日のおやつ雨だけ二倍にするから。機嫌直して?」

「…………いいだろう。」

なぜか低い声で雨が言うので、俺は少し調子に乗ってみる。

「ははーっ、ありがたき幸せ!」

「うむ、苦しゅうない苦しゅうない。」


………気を取り直して。

「二年三組、出席番号19番、香坂(こうさか)(なぎ)

誕生日は7月9日、血液型はB型。学校では草食寄り。

特に目立った行動も言動もなし、反応とかも一般的な男子中学生と変わらないかな。」

名前はやっぱり忘れていなかったようである。

というか、よくそこまで調べれたよね。

「生徒会長権限だよ。」

だからナチュラルに思考を読むな。


「香坂、香坂……香坂って、あの香坂?」

その名前に、一つだけ心当たりがあった。

「……そうだよ。あの香坂の弟っぽいよ〜。」

「マジか……(かおり)の…?」


香坂(こうさか)(かおり)

俺の幼馴染であり、VTuberであり、今の俺の()()


「薫の弟…? 

い や な 予 感 し か し な い 。」

「それはまじでそう。」


ちょいヤンデレツンデレロリ大和撫子メガネ陰キャホントは美少女。

真面目に属性てんこ盛りの少女の弟である。

まずまず晒し系配信者をやっていることからしてお察しだし、活動開始の時期から見て始めたのは小学生5年生。


「ヤバすぎでしょ………。」

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