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男女比率1対100の世界で男の俺がVはじめました。(ただしVのときの性別は女である。)  作者: おまめあずき×梅崎さくら
第三章 波乱…………
31/83

31 初見のハズなのに、実力がやばすぎる件。

遅れました。


「はい、皆さん、こんにちは! 【咲久和(さくわ) (はな)】です!」

真人くんの家に行ってから数日。

俺は何事もなかったかのように配信をしていた。


〈来たぁぁぁあ!!〉

〈はなちゃ!〉

〈こんちわ〜〉

〈初見です〉


「初見さん、こんにちは!

今日は、マシュマロ食べつつ、『invisible(インビジブル)hunter(ハンター)』をやっていきます!」


〈ビジハンじゃん!〉

〈人気タイトル!!〉

〈楽しみ〜!〉

〈(((o(*゜▽゜*)o)))〉


invisible(インビジブル)hunter(ハンター)』、通称:ビジハン。

所謂(いわゆる)、鬼ごっこだ。

ハンター陣営と魔女陣営とに分かれ、鬼ごっこをするような感じだ。


「私もこれは初見なんですよね〜〜。」


〈マジか。〉

〈むずいぞ〜〉

〈特にハンター側は。〉

〈魔女側はそうでもな……くはない〉

〈どっちもむずい(-_-;)〉


キャラも色々なタイプが有り、ハンター陣営の方は追跡型、威力型、魔法型など。

捕まえる方法も色々。

魔法やスキルで魔女の体力を削り切るか、道具で捕まえるか。

もちろん、魔女側も逃げるために魔法やスキルを持っている。


「と、いうことで!

皆さん、ビジハンを開いてくださいね〜!」


〈リスナー参加型じゃん!〉

〈急げ〉

〈やばい、急げぇぇぇぇ〜〜〜〜〉

〈ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ〉


ビジハンは基本、ハンター一人、魔女四人の五人でする。

つまり、リスナー参加型企画をするのにはうってつけなゲームなのである。


「皆様、準備はよろしいでしょうか?

リスナー参加型企画、『invisible(インビジブル)hunter(ハンター)』!

ただ、私はハンター陣営で参加させていただきます…。」


〈華ちゃん〜〜〉

〈ハンターか〉

〈(´・ω・`)〉

〈通話したかった〜(TдT)〉

〈華ちゃーん〉


「あはは、それはまた次の機会ということで〜〜。」

通話をしても良かったんだけど、それをするとマシュマロを読むどころじゃなくなってしまいそうだったので、やめておいた。

この配信の目的は溜まっていたマシュマロを読むことなんだよね。だからしょうがないと言ったらしょうがない。


「はい、では部屋のコード〜〜〜!」


〈行くぜ(-д☆)キラッ〉

〈は、入れなかった……(つд⊂)エーン〉

〈_| ̄|○〉

〈い、いけただあああああぁぁぁ……??(困惑〉


「おー!

皆様お集まりのようですね!

では、ゲームを始めてまいりましょう♪」


  *


「(*´ω`*)」

『WIN!!』

私のディスプレイに、デカデカと金の装飾(フレーム)に囲われた表示が出てくる。


〈あああああああああああ〉

〈ハナチャン???〉

〈こわ……〉

〈まけてしもうた〉

〈つっっっっっっっっよ。〉


「勝っちゃった(〃ω〃)」

障害物が多いステージを選んでいたので、スキルの煙幕を使い、いい感じに撹乱&分裂させる。

そして、死角をうまく使い、アイテムのライフルで射撃して魔女を捕獲。

今回はうまく『Handing』で培った技能が役に立った感じの一戦だった。


「今回は『Handing』要素多かった気がする〜。」


〈それはそう〉

〈初見にしては強い〉

〈チーター????〉

〈やばいて〉

〈もう、華ちゃん素の能力でチートなんだよ……(つд⊂)エーン〉


「ふふふ〜。

では、第二回戦、行きましょうか!!」


〈おう……〉

〈りべぇえええええんんじ!〉

〈いっけえぇぇぇえ!〉

〈いくぜ☆〉


――

―――

――――



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