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男女比率1対100の世界で男の俺がVはじめました。(ただしVのときの性別は女である。)  作者: おまめあずき×梅崎さくら
第三章 波乱…………
23/83

23 ふわりさんに元気を吸い取られました(by被害者R)

今回結構短いです。

次回は掲示板回なので見逃してください……。


『―――あ。何処まで話しましたっけ?』

「あ、う……。んと…。」

うぁ…、と言葉にならない声を漏らす。


……いや、あんなに堂々と、しかも嬉々として語られてしまったら、なにも言えない。

しかも、それが自分と兄たちの……っうああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ……!


あー、そう、破廉恥(はれんち)

色々と破廉恥な妄想を長々と語られると、なんかこう……心にダメージがくるというか……。しかも現実で有り得そうなことだから、もっと……。何なのかは……うん、ね? 察して。


ほんとに、恥ずかしいいぃぃぃぃぃぃ…………。

思わず、両手で顔を覆う。


「あー、楽模(らくも)?」

『はい?』

隣のくろ兄ちゃんが思わず、といった様子で、ふわりさんに声をかける。


「華がめちゃくちゃ恥ずかしがって可愛いことになってるからやめてくれるか?」

『え? ………具体的には?』

「耳まで顔を真っ赤にして、手で顔を覆ってる。ついでに、時々小声でうぁ、んぁあ、とかうめき声もあげてる。」

『可愛いですね。はい。

ついでにTSしてほしいですね。そうするともっと可愛いです。』


「いや、ちょっと二人共!? なに真顔で話してるの!?」

恥ずかしさより怖さが勝っちゃうよ!?

「『華(ちゃん)の可愛さについてですけど?』」

「いやシンクロて。…こっわ。」


〈あ、よかった。ふわりが正気(?)になった〉

〈くろ君大丈夫?〉

〈TSしてwwwwwwwww〉

〈真☆顔☆〉

〈(≧∇≦)b〉

〈まことに草。〉


「しょうがないだろ、華が可愛いんだから。」

『語りたりませんよ〜。しかも、ネタを提供したの、華ちゃんですからね?』

なんなの、もう……。恥ずかしいって。やめて。


「あ、俺たちの昔の話とかするか?」

『っ昔の話!? ぜひお願いします!』

「や・め・て。」

この人達どうにかしないと。


〈昔の話!?〉

〈くろしろくんのものを希望。〉

〈華ちゃんのも希望。〉

〈黒白の華のやつ〜〉

〈欲張りセット〉

〈うえぇーい!〉


「あ、兄ちゃん。」

コメント欄見てて良いこと思いついた。

「なに?」

「私の昔の話したら、兄ちゃんの黒歴史も、晒すから。いいね?」

「え゛」


〈自業自得wwwwww〉

〈ついでにしろくんのも〉

〈はやく!〉

〈はよ、はよ、言って!〉

〈くろくんの黒歴史なら大歓迎〉


 ###


「じゃあ、おつはな!」

「じゃーな! オツカレ!」

『おつふわりん! です〜。』


〈おつふわりん〉

〈オツカレ〉

〈お疲れ様〜。〉

〈おつふわりん〜。〉

〈おつかれ!!!〉

〈おつはな〉


―この配信は終了しました―



「「つかれた」」

()と、くろ兄ちゃんの声が重なった。


「いやぁ……濃かったな。」

「うん………なんか一ヶ月分の元気を吸い取られた気分…。」

ふたりして、「はぁ…」とため息をつく。


「おつかれ。」

「くろ兄ちゃんもね。」

そう言って、俺は部屋に戻った。

華ちゃんの一人称は私、普段(留依くん)の一人称は俺で統一してます。

〈その後のくろ君〉

「いや、留依可愛かった。身悶えしてるところなんか……うん。

……いや! 俺は男が好きなわけじゃないから。断じて! 弟が可愛いって言ってるだけだから!」

その後、我に返り、誰に言ってるんだ……と一人ツッコミをするまでが1セット。

コレを毎回華の配信後にする。(ホントブラコン。)

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