チアスコアからリワードへの交換レートが低すぎて唖然……。
10月度のリワードが確定した。
10月は、実質四日間の集計期間なので、そこまでなのは分かっていたが、チアスコアとリワードの交換率のひどさに唖然。スコア 775.99 に対し、付与リワードが「41」。交換レートでいうと約0.0528となる。
……18.9分の1だと?
これが総PVに対する数字なら、それはまあ、そんなものだろう。
だが、チアスコア自体もPV数よりもはるかに少ない。
先月、816PVという数字の短編に対し、付与されたスコアは 124.60。6.55PVあたり1スコアの計算だが、これをさらに今回出たレートである18.9で割ると……「123.8PVあたり1リワード」の計算に……マジか?
作品によって、PVあたりのスコアも変動するようだが、予想以上に低い数字だ。
カクヨムは、支援スタート時に「1PVあたり0.12円程度」であったと言われている。そこからレートは下降線をたどったようだが、なろうのこの初回還元率の低さは、さすがに異様な数字にも見える(ワンチャン、ここから全員分の300リワードの捻出も行っている?)。
チアーズプログラムには「プログラム用の広告」が追加されているので、なろうにとっても「新たな広告収入」からの分配である。一般にインプレッション型の広告で20回で1円ちょい。クリック課金型で3~5回で1円と言われているが、なろうはいったいどんなレートの広告を載せ(ヤフー広告なのでGoogleアドセンスと大差はないはずだが)、どれくらい自分たちの懐に入れているのだろうか?
これでは作家支援というよりも「最大に目立つ広告場所の新設」の意味合いの方が強くなる。作家支援と銘打てば、読者のヘイトも薄まるし、向かう先も作者になるから、良い隠れ蓑にもなる。リワードは、その「迷惑料」くらいの感覚の「寸志」なのかもしれない。―― PVあたりのリワード配布率でいうと、カクヨムの初手の10分の1以下とか……。
これはなろうの今後の大きな増益も見込めるプログラムなのかもしれない。
「スタートの大盤振る舞い」期でこれなら、リアルに移籍する投稿者も増えるのではないだろうか。いくらなろうがPVが稼げるサイトでも、このレートは少々辛すぎる。
追記分析)各投稿作品のチアスコアに関しては、おそらく各種ランキング入りしている期間が「PVに対する係数」として、はたらいていそうだ。11月度に362PVでスコア11の連載作品もあれば、592PVでスコアが347ついている短編エッセイもあるので、これはおそらくランキングの影響かなと(獲得評価ポイント軸で考えると齟齬が出てくる作品もあるので)。
これは草作家たちの投稿から発生した微々たる広告収入からも、人気作品にその多くが流れる構造なので、完全なヒエラルキー分配といえそう。
「チアスコアからのリワード交換レート」も「みんなバラバラ」のようなので、こちらもおそらく「作家ランク」などの非公表データが関係していそうだ(こっちは月間での総獲得ポイントあたりか?)。
こういった、ごく一部の人気作家だけを手厚く囲い込むための分配が続くのなら、扱いの悪い草投稿者たちは、プログラムそのものを外した方がよいのかもしれない。人気作家のために広告を付けているようなものだから。
そういや、銀行振り込みにかかる手数料まで、リワードから引かれるんだっけ? ははは。




