第六十六話「帝国への到着」
諸事情により、5日の投稿は休みとなります。
次の投稿は7日になると思います。たびたびの予定変更申し訳ございません。
カーラの依頼を承諾した竜斗は馬車に乗って帝都に移動していた。
馬車が城に入った途端、騎士たちが駆け寄ってきた。
「姫様!何があったのですか?」
騎士の問いかけに対してカーラは答える。
「賊に襲われました。騎士たちは全滅。幸い彼に助けてもらいましたので、無事でしたが彼がいなかった場合私は死んでいたでしょう。このような異常事態、そうそうあることではありません。これから父上に報告して参ります。」
その言葉に騎士たちに動揺が広がった。
そんな騎士たちに一人の男の声がかけられた。
「おい、お前ら何をしている!訓練場に戻れ!」
その声が騎士たちに聞こえると騎士たちは慌てて散っていった。
「姫様、どうなされましたか?」
そう問いかけた男に対してカーラが答える。
「帝都の近くで賊に襲われました。騎士は全滅してしまいました。これから父上に報告しにいくところです。」
「おぉ..。そんなことが..。して、この男は?」
見たところ騎士たちのリーダーと見られる男は今度は自分について聞いてきた。
「彼は騎士が全滅した後に、賊を殲滅したのです。私が生きているのも彼のおかげです。」
「ほぉ、この男が…。」
その男がそんなことを言っているのを聞いていると、突然何か見られているような感覚がした。
(ん?これは…鑑定されているのか。偽装しているから種族とかはバレないはずだが..不快であることには変わりないな。)
そう考え、男に話しかける。
「おい、鑑定するのはやめてくれ。不快だ。」
そう言うと男は少し驚いたような表情をした後、すぐ表情を戻してカーラに話しかけた。
「姫様、この男はかなりのやり手ですよ。鑑定した時はこんな男が私の部下を全滅させた賊を倒せるわけがないと思いましたが、この男はレベルの高い偽装スキルを持っていますし何より私の鑑定に気づきました。ひょっとしたら私より格上かもしれませんよ。」
「この国の騎士団長であるあなたより強いかは分かりませんが..とにかく私は彼を学園の護衛にするつもりです。
それについても父上に言いますので。では。」
「えぇ、では。」
そう言って男は去っていった。
「さて、リュートさん。行きますよ。父上に報告しに行きましょう。」
カーラはそう言い侍女を連れて城の中に向かっていった。
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