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第六十五話「第三皇女」

竜斗は襲われていた馬車の近くまで歩いて行った。


馬車の方を見るとこちらを覗き込む二人の女性がいた。


(どちらも美人だな。しかし本当になんで襲われてたんだ?)


そう思い、その二人の女性に聞いてみる。


「襲われていたようだが、何があったんだ?」


「は、はい。少し帝都を出たところを馬車が賊に襲われまして。もうダメだと思ったところにあなたが来たのです。」


「はぁ。で、名前は?」


そう聞くと女性のうち片方がこちらを睨みつけながら言った。


「無礼ですよ!この方はオスカー帝国の第三皇女でありますよ!」


それに対して竜斗は答える。


「今それに何の価値があるっていうんだ。別にお前たちを殺すことだってできるんだぞ?」


その答えに女性は言葉が詰まる。


悔しそうにこちらを見つめる女性を宥めるようにもう片方の女性が喋り始めた。


「いいのです。助けてもらったのは事実なのですから。」


「しかし…。」


「ミリア。」


「っ!了解しました。」


女性同士の話が終わると片方がまた話しかけてきた。


「失礼しました。私はオスカー帝国第三皇女カーラ・オスカーと申します。そちらの名前を伺いたいのですが..。」


「リュートだ。一応ヤルセト王国でDランクの冒険者をやっていた。」


そう言ってギルド証を見せる。


「リュート様ですね。それでなのですが..あなたの強さを見込んでお願いしたいことがあります。私は帝国にある学園に通っていましたのですが、最近私の兄の行動がおかしくなったりと不可解な出来事が起きるようになっていいます。そこであなたに護衛をやってもらいたいのです。」


それを聞いて侍女らしき女性がまた口を開いた。


「なっ!カーラ様、こんな何処の馬の骨ともしれぬやつに護衛を任せるなど言語道断です!」


「ミリア。私が決めたのです。あなたに私を指図する権利はありませんよ。」


「話を戻します。受けていただけるでしょうか?」


そこまで話を聞いた竜斗は考え込む。


(このまま断ってもいいんだが…「色欲」の手掛かりになりそうだからな。受けてもいいかもな。)


「わかった。受けることにする。」


皇女と名乗る女性に竜斗はそう答えた。

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