第五十六話「VS憤怒2」
(さて、上位属性での槍を使った魔法もわずかなダメージしか与えられないということは槍系の魔法はダメだな。ちょうどいい。新技を試そう。)
そう考えて一度「憤怒」から距離を取ると新技を起動し始めた。
(炎弾、水弾それぞれ十個ずつ起動。)
(発射。)
そして、こちらへ高速で向かってきている「憤怒」に向かって発射する。
ダダダダダンッ
「憤怒」に向かって撃った魔法は一部避けられたが、他は当たった。
「ガフッ..。」
新技は「憤怒」の体を貫通し、「憤怒」は口から血を流した。
「憤怒」が言う。
「なかなかやるじゃん。でもここまでやられっぱなしだと死んじゃうからね。こっちもいかせてもらうよ。」
「『鬼化』」
それを唱えると「憤怒」の強さのレベルがぐんと上がる。
(くっ、一気に強さのレベルが上がった。「憤怒」が言った言葉を聞くにあのリリィとかいう奴の「狂化」の上位互換か?)
(おい、「強欲」あれはどんなスキルだ?)
『君の考えている通り、「狂化」の上位互換だね。MPを全部注ぎ込んでその分基礎攻撃力と基礎防御力と基礎敏捷力をあげるスキルだね。』
そうやって「強欲」と情報交換をしていると「憤怒」が喋り始めた。
「いやぁ、自分「憤怒」って言う割にはそこまでキレないから「憤怒」って言う名称もあくまで役割だけなんだよね。」
「それにしても久しぶりに発散できそうだ。せいぜい楽しましてくれよ?」
そう締めくくると「憤怒」はさっきとは比べ物にならないスピードで襲いかかってきた。
竜斗は慌てて飛び上がり避けようとするが、「憤怒」の拳は竜斗の足に当たってしまった。
竜斗はあまりの痛さに苦悶の表情を浮かべる。
(グッ、足に当たっただけでこれか。本当に洒落にならないな。)
竜斗はそのまま空から炎弾を撃つ。
「ハハハッ!そんなの当たらないよ。」
しかし「憤怒」は炎弾を全て避けてしまった。
(クソッ、完全にジリ貧だ。やはりブレスに賭けるしかないか。しかし、どうやって隙を作るか..。)
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