第四十話「都市への出発前」
竜斗は「強欲」に対して話しかける。
(そういやお前の効果は見てなかったな。)
『あれ?見てないの?ちゃんと確認しなよ。効果は破格だよ?』
そう言われて竜斗は「強欲」を確認する。
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『強欲』
世に7つある大罪の一つ。「美徳」と対になっている。
スキルを持っている相手を殺した場合、一つスキルを
奪うことができる。
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(すごい効果だな。というかこれを見ると「忍耐」がしょぼく感じてくる。)
『でしょ?でも「忍耐」も破格だと思うよ。経験値は2倍になるし、MPが尽きるまで死なないし。』
(まぁそりゃそうだな。)
(じゃあ気を取り直して案内頼むぞ。)
『ちょっと待って。』
さっそく飛んで行こうとしていた竜斗は「強欲」に止められて口を尖らせる。
(なんだ?もう話は終わっただろ?)
『僕らが行こうとしている場所の近くに都市があるだよね。しかも王都って言われてる場所なんだよね。』
『そんなところに君みたいな魔物が行ったらどうなると思う?』
(….十中八九襲われるな。)
『そう。だからさっき確認した「人化」を使ってみて。』
(わかった。)
「強欲」に言われた通りに「人化」を使ってみる。
そうするとみるみるうちに姿が変わっていった。
しばらくすると、変化が終わった。
「う〜ん。これ俺どういう姿になったんだ?って喋れる!」
『いやぁ管理者は親切だね。君の前の姿とほぼ一緒だよ。髪の色がどちらかというと灰色に近いけど。』
「いやそれはいいんだけどしゃべれてるじゃん!」
『そりゃそうでしょ。逆にしゃべれなかったらどうしようもないじゃないか。』
「まぁそれもそうか。」
『それじゃ、姿も違和感なくなったとこだし、いくよ!』
「あ、ちょっと待って。ステータス隠蔽してから行くわ。」
『君だってやることあるじゃないか!』
竜斗は前見たステータスを思い出しながら、ステータスを違和感ないものに変えていった。
それが終わると、気を取り直して竜斗は「強欲」に言われた方向に向かって行った。
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