オーダー９１：革命！スイーツ餃子

ある日のカフェチャーミーキャット、

こねこちゃんは、春人とシズカにこんな提案をしました。

こねこちゃん「餃子（ぎょうざ）作って、新メニューにしたい！」

なんとこねこちゃんは、中華料理の餃子をカフェの

新メニューにしたいと言い出したのです。

春人「気持ちは分かるけど、餃子はスイーツじゃないからなぁ。」

シズカ「でもこの前テレビでお肉の代わりに果物が入ったフルーツ餃子を見たので、ありだと思いますよ！」

春人「ホントかい、シズカちゃん！？」

シズカが教えてくれたフルーツの存在に驚く春人。

そこへこねこちゃんは、さらなる意気込みを言いました。

こねこちゃん「私達オリジナルのスイーツ餃子を作って、お客さん達をさらに喜ばせたいんだ！」

春人「そういうことなら喜んで協力するよ！」

シズカ「うんうん！」

こねこちゃんのスイーツ餃子作りの提案を

春人とシズカは、快く協力することを決意しました。

？？？「話は聞かせてもらったじゃん！私もスイーツ餃子作り、手伝うじゃん！」

すると突然、パンダの女の子が元気良く来店し、

こねこちゃん達のスイーツ餃子作りに賛同しました。

こねこちゃん「うわっ！ビックリした！

シズカ「あ、餃子作りが得意なＣ組のパン子ちゃんだ。」

現れたパンダの正体は、シズカの同級生で、

餃子作りが得意なパン子ちゃんでした。

たまたま通りかかったところ、カフェチャーミーキャットからこねこちゃん達の話し声が聞こえ、

餃子好きとして自分もスイーツ餃子作りを手伝いたくなったようです。

春人「これは心強いね！」

というわけで、こねこちゃん達３人は、パン子ちゃんの

教えのもと、スイーツ餃子作りを開始しました。

今回作るのは、リンゴとイチゴのシャキとろ餃子

というスイーツ餃子です。

まずはこねこちゃん達３人の得意分野。

一口サイズに切ったリンゴをフライパンで炒め、

イチゴを鍋で煮込んでとろとろに煮込みます。

パン子ちゃん「具材が仕上がったところで、そろそろ本番じゃん！」

餃子の皮に炒めたリンゴと煮込んだイチゴを乗せて、

川を挟んで、ヒダをつまんで皮を閉じていきます。

シズカ「やっぱり餃子の皮を閉じるとこはむずかしいね。」

こねこちゃん「でも楽しい！」

パン子ちゃん「初めてにしては上出来じゃん！」

初めての餃子作りにこねこちゃん達３人は少し手こずるものの、だんだんと慣れ、餃子の形をどんどん完成させていきます。

パン子ちゃん「後はパリパリになるように揚げるだけじゃん！」

春人「おっと！その前にシナモンをかけよう！さらに美味しくなるかも！」

シズカ「確かに！良いですね、それ！」

こねこちゃん「賛成ー！」

春人は揚げる前の餃子にシナモンパウダーをパラパラとふりかけました。そしてついに油を引いたフライパンで餃子を揚げ始めました。途中で水を入れたり、フタをして蒸し焼きにし、キレイな焼き色の餃子が出来上がりました。

こねこちゃん「できた〜！！」

パン子ちゃん「美味しそうじゃん！」

完成したリンゴとイチゴのシャキとろ餃子を試食する

こねこちゃん、春人、シズカ、パン子ちゃんの４人。

外はパリパリ、中のリンゴはシャキシャキでイチゴは

とろとろ、おまけにシナモンの香りも加わり、

４人を幸せな気分にしました。

パン子ちゃん「これは…！予想以上に美味しいじゃん！」

こねこちゃん「ホントだ！すごく美味しい！」

春人「やっぱりシナモンふっといて良かったな〜。」

シズカ「まるでアップルパイみた〜い♪」

初めて作ったスイーツ餃子の予想以上の美味しさに

こねこちゃん達は大喜び。

そして次の日、

リンゴとイチゴのシャキとろ餃子をカフェの新メニューとして販売しました。さらに試食後の話し合いにより、

お好みでハチミツも付けるようにしました。

アカネ「ん！？スイーツ餃子も意外とイケるなぁ！」

水彦「まさに餃子回のスイーツパラダイスだ！！」

元太「シナモンとの相性最高だぜ！」

ハムスターさん「しかもハチミツにもよく合うでぇ！」

アヒル校長「あびょ〜〜〜〜〜ん！！アップルパイも良いですが、このアップルパイ風餃子も絶品ですぞ〜！！」

アカネ、水彦、ハムスターさん、元太、おまけにアヒル校長など、来店して来たお客さん達もスイーツ餃子を

気に入ったようです。

さらにこの成功を機に、こねこちゃん達が

新しいスイーツ餃子を考え、新メニューにしようと

したのは、また別のお話。