オーダー87:クールでキュートなクロネコちゃん
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クリスマスやお正月といった楽しい思い出が溢れる
冬休みが開け、新学期に入って間もない鈴夏高校に
他の生徒達に混ざって通学してくる1匹の猫の美少女がいました。
彼女の名前はクロネコちゃん。
サラサラな黒い毛並みに、猫耳に生えている白くて
モコモコな耳毛が特徴な1年D組の女子生徒です。
レトくんやサル美ちゃんに引けを取らないほど、
頭脳明晰で、1年D組のマドンナとしても人気があります。
そんな彼女のもとへ、シズカ、アカネ、水彦が現れ、
朝の挨拶をしました。
水彦「おはよう、クロネコちゃん!」
クロネコちゃん「おはよう、大倉くん。」
アカネ「ういーす、クロネコ。」
クロネコちゃん「おはよう、土方さん。」
アカネと水彦の前ではクールに振る舞うクロネコちゃん。すると…
シズカ「おはよう、クロネコちゃん!」
クロネコちゃん「おはよう、爪島さん♪」
アカネ、水彦「天使の微笑みキターーーーー!!」
なんとシズカの前では、天使のような優しい笑顔を見せるクロネコちゃん。実はクロネコちゃんはシズカのことが好きなのです。普段はクールだけど、
好きなものの前ではキュートな一面が出てしまう。
まさにクロギツネちゃんみたいなタイプなのです。
クロネコちゃん「ねぇ爪島さん、学校が終わったらカフェチャーミーキャットに行こうかと思うんだけど、何かオススメある?」
シズカ「う〜んと、やっぱり私も大好きなイチゴのショートケーキかな?でもこんな寒い時期ならサクサクトロトロなフォンダンショコラも捨てがたいね!」
クロネコちゃん「それは楽しみね。」
楽しく会話をするシズカとクロネコちゃん。
するとそこへ、クロネコちゃんのクラスメイトにして、1年D組探偵団の紅一点で、青い猫耳ずきんがチャームポイントのミヨ子があいさつしてきました。
ミヨ子「おはよう、クロネコちゃん!今日も可愛いね!」
クロネコちゃん「おはよう、鈴木さん。嬉しいけど、私なんてまだまだよ。」
水彦「あ、クールに戻った。」
さっきまで楽しそうな雰囲気から一点、ミヨ子との会話の時はクールな感じに瞬時に戻るクロネコちゃん。
そしてあっという間に学校が終わり、
カフェチャーミーキャットに、アカネと水彦、
さらにクロネコちゃんが来店して来ました。
春人「君がクロネコちゃんかぁ。僕は月風春人。こっちは店長のこねこちゃん。」
こねこちゃん「よろしくね、クロネコちゃん!」
クロネコちゃん「爪島さんから聞いております。こちらこそよろしくお願いします。ちなみに注文ですが、フォンダンショコラをお願いします。」
こねこちゃんと春人に対してもクールに接し、
さっきほどシズカにオススメされたフォンダンショコラを注文するクロネコちゃん。
数分後、注文のフォンダンショコラが運ばれてきました。クロネコちゃんは、温かいフォンダンショコラを
フーフーと息を吹きかけ、1口食べます。
外はサクサク、中はトロトロのフォンダンショコラが
クロネコちゃんを魅了しました。
クロネコちゃん「美味しい…。」
シズカ「あ、ちょっと笑った!」
シズカの時ほどではないものの、こねこちゃん手作り
フォンダンショコラのあまりの美味しさに、
少しだけ天使のような微笑みを見せるクロネコちゃん。
その後もクロネコちゃんは、フォンダンショコラを美味しそうに食べ、キレイに完食しました。
食べ終わった後、クロネコちゃんふと、シズカがこねこちゃんの太長くてモコモコなしっぽをほっぺでスリスリしているところも目撃しました。
シズカ「やっぱりこねこちゃんのしっぽ、暖かくて気持ちいい〜❤️」
クロネコちゃん「爪島さん、幸せそうね…♪」
幸せそうなシズカの顔を見て、クロネコちゃんも
ときめいていました。そしてある決心をして、
シズカにこう言いました。
クロネコちゃん「爪島さん…。良かったら私のしっぽも触ってみる?」
シズカ「良いの!?ありがとう!こねこちゃん、一旦クロネコちゃんのしっぽをスリスリしてくるから、ちょっと待っててね!」
こねこちゃん「OK。」
シズカは大喜びし、クロネコちゃんのしっぽをほっぺでスリスリし始めました。こねこちゃんほどではありますんが、モコモコのサラサラなクロネコちゃんの細長い
しっぽに、シズカは再び癒されました。
シズカ「クロネコちゃんのしっぽも気持ちいい〜❤️」
クロネコちゃん「そう?嬉しい…❤️」
シズカに褒められれ、再び天使のような微笑みを浮かべるクロネコちゃん。そんか彼女に、こねこちゃんは自分のしっぽを向けてこう言いました。
こねこちゃん「クロネコちゃん、良かったら私のしっぽもどうぞ♪」
クロネコちゃん「あ、ありがとう。」
クロネコちゃんはお言葉に甘えて、こねこちゃんの
しっぽをほっぺでスリスリしてみました。
こねこちゃんのしっぽのあまりの気持ちよさに
クロネコちゃんも癒されました。
クロネコちゃん「ホントに気持ちいい〜❤️」
水彦「まさに暴走列車ならぬ癒し列車だねこれ。」
春人「なんか僕まで彼女達のしっぽをスリスリしたくなってきたなぁ。」
アカネ「いやそれセクハラっスよ、パイセン。」
するとそこへ、夜桜町のまたたび亭で働いている黒い猫耳少女の妖怪・まふゆが来店して来ました。
まふゆ「やっほー、シズカちゃん、こねこちゃん!遊びに来たよ!」
シズカ「あっ!まふゆさん、いらっしゃいませ!」
クロネコちゃん「この人は?」
こねこちゃん「猫妖怪のまふゆさんだよ!」
クロネコちゃん「妖怪!?ホントにいたのね…。」
妖怪の存在をあっさりと信じるクロネコちゃん。
春人「はっ…!」
すると春人は嫌な予感がしました。
まふゆは、こねこちゃんとシズカが大好き。
そんな自分を差し置いて、こねこちゃん達と仲良くしているクロネコちゃんを嫌い、ケンカになるのではないかと心配になりました。
まふゆ「あなた…。」
クロネコちゃん「はい?」
まふゆ「可愛い〜〜〜〜〜!!」
ところがどっこい、まふゆはどうやら、クロネコちゃんのことが気に入ったようで、彼女に思いっきり抱きついてきました。その光景を見て、春人は安心しました。
まふゆ「イニャ〜ン❤️あなたの耳毛、気持ちいい〜❤️」
抱きつくと同時に、クロネコちゃんのモコモコな耳毛もなで始めるまふゆ。まふゆのものすごい甘えっぷりに
さすがのクロネコちゃんもクールに対応できず、
あたふたしてしまいました。
クロネコちゃんの心の声「私はただ、爪島さんともっと仲良くしたいだけなのに〜…。」
こうして猫妖怪のまふゆに気に入られたクロネコちゃん。でも当の本人は、まふゆのことが少し苦手になってしまったようです。ところがその後、シズカにも耳毛を
触られたことにより、なんとか心が癒されたようです。
今回はついに純粋な黒猫のキャラを登場させることができました!




