オーダー79:迷子の宇宙人親子
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こねこちゃん、春人、シズカの3人は、
今日もカフェチャーミーキャットで楽しく働いています。
すると…
???「え〜ん!ママどこでチュか〜!?」
カフェの外から子供の泣き声が聞こえてきました。
こねこちゃん達3人は気になり、外に出て様子を見ました。
シズカ「どうしたの?はっ!」
なんとそこには、顔がイルカに似ていて、お腹はデップリと太っていて、全身がピンク色な宇宙人の子供が泣いていたのです。
こねこちゃん達は可哀想に思い、宇宙人の子供をカフェの中に入れてあげ、ショートケーキを食べさせました。
こねこちゃん自慢のショートケーキを美味しそうに食べ、元気を取り戻した宇宙人の子供は、お礼と共に自己紹介をしました。
ガム「美味しかったでチュ!ありがとうでチュ!僕はドルポン星人のガンでチュ!」
この宇宙人の子供の名前はガム。
ドルポン星という星からママと宇宙旅行をしていたのですが、宇宙船が故障して、地球に不時着し、
その際にママと離ればなれになってしまったのです。
春人「そうだったんだ。」
こねこちゃん「よし!ママ探し手伝うよ!」
シズカ「私も!」
春人「みんなで探した方が見つけやすいからね!」
ガム「みんな、ありがとうでチュ!」
こうして、ガムのママ探しに協力することになったこねこちゃん達。鈴夏町の人達や動物達に聞いても、
手がかりを掴むことはできませんでした。
ガム「見つからないでチュ。」
こねこちゃん「大丈夫だよ!きっと見つかるよ!」
ガム「こねこちゃん、ありがとでチュ。」
落ち込むガムを励ますこねこちゃん。
そんなこねこちゃんを見て、春人とシズカはこんな会話をしました。
シズカ「こねこちゃん、パパやママを亡くしているのに、ガムくんのこと、支えていてすごいですね。」
春人「きっと自分の受けた悲しみを他のみんなにも受けてほしくないんだよ。僕にもその気持ちは分かるからね。」
すると、こねこちゃん達が、ガムのママを探している最中、別の宇宙人が現れました。
???「ガーハッハッハッ!この地球を征服してやるぜ〜!!」
彼は如何にも地球を征服しに来た悪の宇宙人でした。
ちなみ体の色は緑色で、ムキムキマッチョです。
春人「うわっ!?何こいつ!?」
ガム「あっ、あの人は宇宙の暴れん坊で有名なボコボコ星人でチュ!」
ボコボコ星人「如何にも!我こそは宇宙の暴れん坊!偉大なるボコボコ星人様だ!」
春人「自分で偉大とか言っているヤツが大抵大したことないんだよね。」
ボコボコ星人「いらんこと言うな!ん?そういえばなんでドルポン星人のガキがこんな星に?だがまあいい!手始めにこの4人を始末してやる!オレ様の必殺パンチを受けてみろ!!」
ボコボコ星人は、こねこちゃん達目掛けて強烈なパンチをくらわせようとしていました。
ガム「させないでチュ!冷凍光線でチュ!!フ〜〜〜!!」
ボコボコ星人「何っ!?」
ですが、ガムは口から青く煌めく冷凍光線を吐き出し、
ボコボコ星人の右手の拳をカチコチに凍らせました。
ドルポン星人は水と氷の力を使いこなす種族だったのです。
こねこちゃん「ガムくんすごーい!」
ガム「えっへんでチュ!」
ボコボコ星人「なら片手の方で!」
ガム「フ〜〜〜!!」
左手もガムの冷凍光線で凍らされてしまいました。
ボコボコ星人「だがまだ足が残っておるぞ!」
ガム「だったら足をカチコチにするでチュ!フ〜〜〜!!」
ボコボコ星人「その手はもう通用せんぞ!」
ボコボコ星人は、上にジャンプしたり、横に回避し、
ガムの冷凍光線をかわしました。
冷凍光線の出し過ぎで、ガムはヘトヘトになってしまいました。
ガム「つ、疲れたでチュ…。」
春人「まずい!このままじゃ!」
ボコボコ星人「グフフ。もうお遊びは終わりだ!オレ様の必殺キックを受けてみよ!」
こねこちゃん達絶対絶命。でもその時でした。
???A「ブオ〜〜〜!!」
ボコボコ星人「カッチーン…!」
後ろから発射された特大の冷凍光線を浴び、ボコボコ星人は全身凍ってしまいました。
???B「かーらーの〜、かき氷になっちゃえ〜〜〜〜!!」
さらにビームも浴びて、なんとボコボコ星人は、いちごシロップがかかったかき氷になってしまいました。
ボコボコ星人「いらっしゃいませ〜。」
春人「ボコボコ星人がかき氷に!?」
シズカ「一体誰が!?」
マル「おーい!シズカちゃ〜ん!みんな〜!」
ボコボコ星人を退治してくれたのは、ニャルフ星人の
マルと、ドルポン星人でガムのママのザマでした。
特大冷凍光線を吐き出したのがザマで、
かき氷にするビームを発射したのマルだったのです。
後、マルと同じニャルフ星人で、彼女のメイドである
ニナもいました。
ガム「ママ〜〜〜〜!!」
ザマ「ガムちゃん、無事で良かったでチュ!」
ザマとガムは感動の再会をし、笑顔で抱き合いました。
こねこちゃん達3人も安心しました。
こねこちゃん「無事に会えて良かった!」
シズカ「そうだね!ちなみにマルちゃん達はどうしてママさんと一緒に?」
マル「カフェチャーミーキャットに向かう途中、たまたまそこのドルポン星人のおばさんを見つけて、息子さん探しを手伝うことになったの。」
ニナ「ご安心ください。かき氷にしたボコボコ星人は、後で宇宙警察に連行しておきますね。」
その後、マル達の魔法の力で、ザマ達の宇宙船は直り、
ザマとガムの親子はドルポン星へと帰って行ったのでした。
ガム「バイでチュ〜!」
こねこちゃん、春人、シズカ、マル、ニナ「バイでチュ〜!」
数日後…
ガム「こんにちはでチュ〜!」
ザマ「他のみんなも連れてきたでチュ!」
ドルポン星人達「どーもでチュ〜!」
こねこちゃん、春人、シズカ「え〜〜〜!?」
なんとザマとガムは、他のドルポン星人数十人を連れて、カフェチャーミーキャットに遊びに来ましたとさ。
今回登場したドルポン星人親子は、
ウルトラマンコスモスに登場する怪獣ザランガを
モチーフにしています!




