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オーダー75:甘えん坊な黒猫妖怪

感想や評価、ブックマークも大歓迎です!

後今さらですが、オーダー21を少し修正しました。

光太郎「うん。今日のスイーツも絶品だね。」


今日のカフェチャーミーキャットには銀髪のキツネ妖怪の美少年である光太郎が来店し、ガトーショコラを優雅にいただいていました。


???「お邪魔しまーす!」


するとそこへ、青紫色のポニーテールと6本のしっぽが特徴なキツネ耳少女の妖怪が来店して来ました。

さらにその隣には黒髪ツインテールに青いメッシュ、2本のしっぽが特徴な猫耳少女の妖怪がいました。


光太郎「やぁ、ふうか、まふゆ!」


ふうか「久しぶり!光太郎!」


こねこちゃん「光太郎くんのお友達?」



光太郎の説明によれば、キツネ耳少女はふうか、

猫耳少女の名前はまふゆという名前だそうです。

彼女達2人は、鈴夏町のとなりのとなり町である夜桜町

からはるばるやって来た妖怪で、光太郎の戦友でもあるのです。


まふゆ「元気そうじゃない!」


ふうか「青子ちゃんやテルくんも元気にしてる?」


光太郎「テルはイギリスで妖術修行。青子は僕らと活躍してるよ。」


シズカ「2人共すごく可愛いですね!」


春人「そうだね。」


こねこちゃん「だねだね!」


ふうか達2人の可愛さに見惚れるこねこちゃん達3人。

すると、まふゆが鋭い目をしながらシズカに近づいて来ました。


まふゆ「ジ〜…。」


シズカ「あのー…何か?」


まふゆ「あなた…可愛い〜〜〜!!」


突然、満面の笑みでシズカに抱きついくまふゆ。

どうやらまふゆは、シズカのことが気に入ったようです。


まふゆ「あなた、なんだか黒猫っぽい雰囲気があるから親近感湧いちゃったの!」


シズカ「雰囲気かぁ。確かに魔法とかで本物黒猫とかにされたことありますけど。」


ふうか「こんな甘えん坊なまふゆ、久々に見た。」


まふゆ「お願いなんだけど〜、私をなでなでしてくない?」


シズカ「え?別に良いですよ。」


まふゆ「やったぁ!ありがとう❤️」



こうしてシズカはソファー席にて、

まふゆの頭やあごをなでなでしました。

なでられているまふゆは、幸せそうな顔していました。


まふゆ「ゴロニャ〜ン❤️シズカちゃんなでるの上手〜❤️」


シズカ「いつもこねこちゃんをなでてるから慣れてるんです。」


こねこちゃん「シズカちゃん、次は私になでなでして〜!」


シズカ「うん。まふゆさん、交代しても良いですか?」


そろそろこねこちゃんになでる順番を譲ろうとするシズカ。でもまふゆは、もっとなでてもらうために、ワガママを言いました。


まふゆ「え〜!?もっとなでてよ〜!」


シズカ「わ、分かりました。ごめんねこねこちゃん、もうちょっと待ってて。」


こねこちゃん「ブー。」


順番を譲ってもらえず、顔をふくらませるこねこちゃん。




それから30分近く経ちましたが、

まふゆはまだシズカになでてもらっていました。


こねこちゃん「ねぇねぇ、そろそろ変わってよ〜!私もシズカちゃんになでなでしてもらったり、髪をスリスリしたいよ〜!」


順番を変わってもらうよう説得するこねこちゃん。

するとまふゆは、さっきまでの可愛い表情がウソだったように怒った顔へと変わりました。


まふゆ「あーもう、うるさいわねぇ!これ以上うるさくするなら、この爪で引っかくわよ!」


こねこちゃん「ひえっ!」


怒ったまふゆは、指から鋭い爪を伸ばして脅してきました。すると今度はシズカが立ち上がり、こねこちゃんの盾となり、まふゆに怒りました。


シズカ「やめてください!こねこちゃんは私の大切な友達で、このカフェの店長なんです!そんなこねこちゃんをいじめる人は許しません!」


まふゆ「えっ…!?」



さらにシズカに続き、春人や光太郎達もまふゆに説教しました。


ふうか「今のはまふゆが悪いよ。」


光太郎「君がやろうとしていたことは、他人を平気で傷つける悪の妖怪達と一緒さ。」


春人「素直にこねこちゃんに謝るんなら許してあげるけど、どうする?」


まふゆ「私はただ、シズカちゃんと仲良くしようと…うえ〜〜〜ん!ごめんなさ〜い!」


シズカ達に怒られ、まゆふは泣いてしまいました。

そんなまふゆを、こねこちゃんはなぐさめました。


こねこちゃん「まふゆちゃん泣かないで。あ、そうだ!」



こねこちゃんはテイクアウト専用メニューであるチョコパイを持ってきました。


こねこちゃん「このチョコパイ食べて元気出して!」


まふゆ「ありがとう…。」


チョコパイを1口食べるまふゆ。

黒いパイのサクサク感、そして中のとろけるチョコクリームが絶品で、まふゆは元気になりました。


まふゆ「美味しい…!こねこちゃん、さっきはごめんね。」


こねこちゃん「良いよ。良かったら私のしっぽ、スリスリしてみて。」


仲直りをしるしとして、こねこちゃんは太長くてフワフワなしっぽをまふゆに向けました。

そのしっぽをほっぺでスリスリするまふゆ。

その気持ち良さに、まふゆはメロメロになり、再び笑顔になりました。



シズカ「こねこちゃんとまふゆさんが仲良くなって良かった!」


春人「そうだね。」


ハムスターさん「邪魔するで〜、こねこちゃん!」


元太「ショートケーキ2つちょうだ〜い!」


そこへグリルひまわりのハムスターさんと元太も来店して来ました。


まふゆ「ちょっと!邪魔しないでよ!引っかくわよ!」


ハムスターさん、元太「えっ!?」


突然のハムスターさん達の来店に再び怒って鋭い爪を構えるまふゆ。まふゆの乱暴な部分はそう簡単には治らなそうでした。


春人、シズカ、光太郎、ふうか「ダメだこりゃ。」





次回も新しい妖怪キャラが参戦します!

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― 新着の感想 ―
[良い点]  まふゆちゃんは、ちょっと困ったさんですね。でも、こねこちゃんと仲直りできて良かったです。 [一言]  チョコパイが仲直りアイテムになるのも、素敵。
[良い点] 75話読ませていただきました! まふゆちゃんとふうかちゃん可愛いです! そしてこねこちゃんとまふゆちゃんが 仲直りして良かったです! 次回も新しい妖怪キャラが出るみたいなので 楽しみです!…
[良い点] ガトーショコラ、チョコパイ、ショートケーキとかよく知ってる商品が出ていると親近感がわきます。 黒髪ツインテールって、無条件に「かわいい子なんだろうなっ」て想像できるところがいいですね。 …
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