オーダー65:真夏の宇宙旅行 その2
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マルをさらったチンピラ宇宙人一味のメンバーに付けた発信機を頼りに、宇宙船に乗ってチンピラ宇宙人一味のアジトがある惑星へとたどり着いたこねこちゃん達。
レナ「シャイニングフレイム!!」
ニナ「キューティクルサイクロン!!」
アジトの入り口では部下がわんさかいましたが、
レナの杖から発射した黄金色の火球に、
ニナの手のひらから噴射されたピンク色の風が炸裂し、部下達をあっという間にやっつけてしまいました。どうやらマルは最上階にてボスと一緒にいて、
他の2階、3階には幹部宇宙人が待ち構えているとのことです。
レナ「さて、マルの居場所も分かったし、さっさと試練を突破して最上階に向かうわよ!」
こねこちゃん、春人、シズカ、水彦「おー!!」
ニナ「はい!」
アカネ「前から思ってたけどこの小説、急展開な要素あるよなぁ。」
部下達を倒し、こねこちゃん達は2階へとたどり着きました。そこには犬とゴリラが合体したようなごっつい体系で毛むくじゃらな宇宙人・ゴンザレスがいました。
ゴンザレス「オレの名はゴンザレス!次の階に行きたくば、このオレを倒してみせろ〜!」
アカネ「格闘戦なら、あたしに任せろ!」
シズカ「アカネちゃん、気をつけて!」
レナ「レディ〜、ファイト!」
レナが手に持っているゴングが鳴り響き、
アカネとゴンザレスの格闘戦が開始されました。
アカネ「うお〜〜〜〜〜!!」
ゴンザレス「でや〜〜〜〜〜!!」
お互いのパンチやキックが炸裂し、アカネとゴンザレスは今のところ互角の戦いを繰り広げていました。
こねこちゃん「アカネちゃんがんばれ〜!」
水彦「そこそこ!」
こねこちゃん達もアカネを一生懸命応援しています。
アカネ「おらよ!」
アカネはゴンザレスを持ち上げ、天井目掛けて投げた後、自分もジャンプして、必殺パンチ・アカネアッパーをゴンザレスのお腹にクリティカルヒットさせました。
アカネ「アカネアッパー!!」
ゴンザレス「どわ〜〜〜〜〜!!」
アカネのパンチをくらったゴンザレスは、地面へと落下しました。
ゴンザレス「こんな地球人の子娘に…無念…。」
あまりのダメージにゴンザレスは気絶してしまいました。
アカネ「どんなもんだい!」
シズカ「アカネちゃん、すご〜い!」
水彦「よし、先に進もう!」
こねこちゃん達が3階にたどり着くと、今度はエルフ耳に、男子小学生のような見た目が特徴な地球人によく似たハレヨンがいました。
ハレヨン「僕はハレヨン!今度は知恵で勝負だぜ〜♪」
乱暴なゴンザレスとは違い、ハレヨンはチャラい感じでした。
ハレヨン「問題!食べるとどんな勝負にも勝てるご飯はなーんだ!?」
アカネ「ってなぞなぞかよ!」
こねこちゃん「分かった!カツ丼!」
ハレヨン「せ、正解!中々やるなぁ。」
こねこちゃん「えっへん!」
シズカ「こねこちゃんは、なぞなぞには自信があるからね!」
ハレヨン「じゃあこれはどうだ!?線は線でも、怪獣を倒す線は!?」
こねこちゃん「光線!ニュワッチ⭐️」
こねこちゃんは両腕で十字ポーズをしながら答えました。
ハレヨン「こ、今度は難しいぞ!味は甘いけど、怒った名前の飲み物は!?」
こねこちゃん「コーラ!」
その後もハレヨンが出すなぞなぞを、こねこちゃんは余裕でどんどん正解していきました。
するとその最中、レナがこう言いました。
レナ「あいつ、どんだけなぞなぞ出してんのよ?これで30問目よ。」
ニナ「早くしないとお嬢様が!」
アカネ「だったらここらでお遊びはおしまいにしてやるか。」
レナやニナを安心させるべく、今度はアカネがハレヨンの前に立ちふさがりました。
アカネ「おい、ハレンチ!」
ハレヨン「ハレンチじゃねぇーし、ハレヨンだよ!」
アカネ「今度はこっちが出すなぞなぞに答えてもらうぜ!」
ハレヨン「望むところだ!けどどうせお前ら地球人なんか、あくびが出るほど超簡単ななぞなぞしか出せなそうだけどな〜!」
アカネ「それはどうかな?」
ハレヨンはアカネを見下していましたが、一方のアカネは不敵に笑い、なぞなぞを出しました。
アカネ「問題!強くて弱くて厳しくて優しい人、だーれだ!?」
ハレヨン「えっ!?強くて弱くて厳しくて優しい人……。こりゃあ難しいなぁ…。」
さすがのハレヨンも、その場にあぐらをかいで座り、アカネの出した問題を深く考えました。
しかもハレヨンが考えているすきに、アカネはこねこちゃん達と共に階段を上り、最上階へと向かいました。
レナ「さすがアカネちゃん、冴えてるわね。」
アカネ「へへ♪まぁな!」
シズカ「ところでアカネちゃん、さっきのなぞなぞの答えってなんなの?」
アカネ「答えなんてあるわけねぇじゃん!正解なんてないいじわる問題を出してやっとのさ!」
なんとアカネは、早くマルを助けるためとはいえ、
いじわる問題でハレヨンをだましたのです。
アカネは悪役っぽい笑顔を見せながらそう言いました。
水彦「うわ〜、まさかの悪知恵かよ。」
こねこちゃん「アカネちゃん、ズル〜い。」
水彦はアカネにドン引きし、こねこちゃんはプンプン怒っていました。すると春人がこねこちゃん達をなだめるため、こう言いました。
春人「でもさ、これもマルちゃんをより早く助けるためにやったことなんだし、今回ばかりは大目に見てあげなよ。」
アカネ「ホントはしょうもないなぞなぞ対決を早く終わらせたかっただけなんだよなぁ。」
一方のアカネは心の中でそうつぶやきました。
そしてあっという間に最上階にたどり着きました。
ニナ「このドアの向こうに一味のボスとお嬢様が…!」
レナ「さーて、いよいよ最終決戦!みんな、気合い入れていくわよ!」
一同「おー!!」
その3につづく♪
次回は宇宙旅行編の最終章です!
お楽しみに!




