オーダー62:ニャンニャンマユタン❤️
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今日のカフェチャーミーキャットには、アカネと水彦、さらになんと、天使の翼付きで、黒猫のコスチュームを着たマユ子が来店していました。
するとマユ子がこんなことを言い始めました。
マユ子「天使のように空を舞い、猫のように獲物をいただき!怪盗キャットエンジェル、ただいま降臨!」
水彦「よっ!マユタン最高!」
こねこちゃん「かっこいい〜!」
マユ子の決めゼリフに大喜びするこねこちゃん達。
実はマユ子は、近日公開される「怪盗キャットエンジェルVS猫耳くノ一・リリアちゃん」という映画に登場するキャットエンジェルの声優に決まったため、そのコスプレをして、みんなに報告し、さっそく決めゼリフを披露して今に至るのです。
マユ子「実は水彦くん達にお願いがあるんです。このキャットエンジェルにより成り切るために、猫に成り切ろうと思うのです!」
アカネ「悪役の次はふつうの猫かよ。」
マユ子「猫耳少女を演じる上で、そのルーツである猫のしぐさを勉強すれば、より上手に演じることができると思うのです!」
水彦「そういうことならまた協力するよ!」
こねこちゃん「私も〜!」
春人「決まりだね♪」
マユ子「ありがとうございます!」
こねこちゃん達は猫に成り切ろうとするマユ子に協力することにしました。
シズカ「そうだ!せっかくならあの子達も読んじゃおう!」
するとシズカはあることを思いつきました。
数分後、モモネコちゃんとアオネコちゃんの姉妹、
さらにクラスメイトで猫じゃらし好きの黒川礼子が来店してきました。シズカがスマホのメールで、彼女達に呼びかけたのです。
モモネコちゃん「事情を聞いたよ!」
アオネコちゃん「マユタン先輩のためにお手伝いするですの!」
礼子「猫じゃらしもある…?」
シズカ「もちろん!用意しといたよ、猫じゃらし♪」
礼子「あは♪」
モモネコちゃん姉妹はやる気満々。
礼子は最初、ソワソワしていましたが、シズカが猫じゃらしを取り出した途端、笑顔になりました。
まず最初は、猫じゃらしに喜ぶしぐさ。
シズカはこねこちゃんに、
春人はモモネコちゃんとアオネコちゃんに、
アカネは礼子に、
そして水彦はマユ子に向けて猫じゃらしを振り、
彼女達を喜ばせました。
マユ子「猫じゃらしって、実際触ってみると結構気持ちいいですね!ニャ〜ン❤️」
猫じゃらしに触り、純粋にその気持ち良さに喜ぶマユ子。
水彦の心の声「猫じゃらしに喜ぶマユタンも最高〜❤️レッツヘブン〜ズ♪」
猫じゃらしに喜ぶマユ子の姿を見て、水彦も癒されていました。
一方、アカネと礼子組は…
礼子「猫じゃらし…最高…❤️」
アカネの心の声「シズカの言って通り、猫じゃらしにメロメロになってやがる…。けど礼子にもこんな可愛い部分もあったんだな。」
猫じゃらしに喜ぶ礼子を見て、驚きつつもほっこりとした感じになるアカネ。
次は長い髪、もしくは結んだ髪をほっぺでスリスリするしぐさ。こねこちゃんはもちろんシズカの右肩にかかっている結んだ黒髪、一方のマユ子はアカネの赤髪のポニーテールをスリスリしました。
こねこちゃん「サラサラ〜のチクチク〜♪」
マユ子「サラサラ〜のチクチク〜♪」
こねこちゃんはシズカの黒髪、
マユ子はアカネの赤髪をスリスリし、癒されていました。するとアカネはボソっとこうつぶやきました。
アカネ「てかこれ、こねこちゃん限定のしぐさじゃね?」
水彦「サラサラチクチクのマユタンバージョンも良いね〜❤️」
一方の水彦は、こねこちゃん同様に髪をスリスリするマユ子にメロメロになっていました。
次は猫の鋭い爪による爪とぎをしようとしましたが、
カフェの壁を傷つけるわけにもいかないので、こちらはなしになりました。
春人「ホっ。」
水彦「マユタンの爪とぎ、見たかったなぁ…。」
カフェの中が傷つかず安心する春人。
でも水彦はマユ子の爪とぎが見られずショボくれていました。
次にやるのが誰かにあごをなでられ、癒されるしぐさです。マユ子がなでる側に選んだのは…
マユ子「水彦くん、私のあごをなでてください!」
水彦「えぇ〜〜〜!?ぼぼぼ、僕!?」
なんと水彦でした。
突然のご指名に水彦は激しく動揺しました。
水彦「すごくありがたいけど、マユタンの体の一部をなでるなんて恐れ多いよ!」
マユ子「遠慮なさらないでください!私のことを誰よりも応援している水彦くんだからこそ頼んでいるのです!それとも協力すると言ったのウソだったのですか!?」
熱意のこもったマユ子の説得を受けた水彦は、心の中でこうつぶやきました。
水彦の心の声「そうだった!本来の目的はマユタンの演技力を向上させることだった!そんなマユタンの想いを無駄にしちゃいけない!」
そして水彦は決心しました。
水彦「すまないマユタン。おかげで目が覚めたよ。それじゃあお言葉に甘えて、なでさせてもらうよ⭐️」
マユ子「はい!お願いします!」
こうして、水彦はマユ子のあごをなで、彼女を癒しました。
水彦「よしよし。良い子だね、マユタン⭐️」
マユ子「ふにゃ〜❤️すごく気持ちいいです〜❤️」
気持ち良さそうにしているマユ子を、なでてる水彦は優しい目で見つめていました。
こねこちゃん「マユ子ちゃん、すごく気持ち良さそうだね!」
シズカ「うんうん!今日一番の癒されっぷりだね!」
アオネコちゃん「ミュミュミュ!気のせいなのか、水彦先輩がイケメン風になってるですの!」
春人「ドラマのワンシーンに使えそうなだね。」
こねこちゃん達も、水彦とマユ子のあごなでなでシーンを喜びながら暖かく見守っていました。
でもアカネだけはこうつぶやきました。
アカネ「つーかこれ、もろセクハラじゃね?」
礼子「土方さん、せっかくムード壊そうとしないで。」
モモネコちゃん「そういうのKYっていうんですよ先輩。」
アカネ「なんであたし、攻められてんの!?」
水彦とマユ子のあごなでなでシーンをボソっとツッコむアカネを、逆にツッコみ返すモモネコちゃんと礼子。
あきえ「こねこちゃん、今日もあなたのケーキを食べに来てやったわ…よ……。」
するとタイミング悪く、あきえが来店してきました。
水彦とマユ子のあごなでなでシーンを目撃し、顔を赤くし、怒りを込み上げるあきえ。
あきえ「大倉くんに田中さん…あなた達…何やってんのよ〜〜〜〜〜!?」
水彦「待ってくれ〜〜〜〜!!これは誤解なんだ〜〜〜〜〜!!」
その後、猫になりきるための演技の特訓だと事情を説明し、誤解は解けたものの、あきえの説教をくらう羽目になった水彦やマユ子達。
そしてしばらくして公開された「怪盗キャットエンジェルVS猫耳くノ一・リリアちゃん」は大ヒットしたそうです。特にマユ子の猫のようなキュートかつクールな演技が人気を呼んだようです。
水彦くんとマユタンのさらなる絆(?)を描いた内容はいかがでしたか?本来なら夏休み特別企画の3部作をやる予定でしたが、まだまとまっていないので、延長することにしました。




