オーダー59:テルの帰還
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後、活動報告にも書きましたが、カフェの名前を
「カフェプッシーキャット」に変更しました。
後、赤の女王一味の一員であるヒデキくんの苗字を
「剣崎」から「相川」に変更しました。
予めご了承ください。
今日のカフェチャーミーキャットには、キツネ妖怪の妖狐ちゃんとその娘であるキツネ耳少女の青子が来店していました。
妖狐ちゃん「聞いて驚くでおじゃる!ひざまずくでおじゃる!まろは、スーパーチャーミングセクシー妖怪の妖狐ちゃんでおじゃる!!」
今日は高らかに自己紹介をする妖狐ちゃん。
アカネ「いちいちそんな感じに言う必要あんのかよ?」
さらにいつものアカネや水彦も来店しており、
アカネは妖狐ちゃんの自己紹介に対してボソっとツッコみました。
???「こんにちはー。」
するとそこへ、金髪で黄色いキツネ耳としっぽが生えた男の子と、ピンク色のセミロングとキツネ耳としっぽがチャームポイントな女の子が来店してきました。
シズカ「いらっしゃいませ!あれ?」
こねこちゃん「あっ!キツネ耳が生えてる!」
春人「もしかして君達も妖怪?」
青子「まぁ、テルですわ。」
妖狐ちゃん「むむっ!ホントでおじゃる!テルでおじゃる!」
テル「ただいま!母さん、青子姉さん!」
水彦「母さん、姉さんってことは!?」
アカネ「親子!?」
なんとこの少年・テルは、妖狐ちゃんの息子で、
光太郎や青子の弟なのです。
青子が言うには、テルは妖術修行のため、
イギリスへ海外留学していたのです。
テル「このカフェのみなさんのことは母達から聞いています。初めまして、僕は狐田テル。狐田兄妹の次男です。」
こねこちゃん、春人、シズカ、アカネ、水彦「え〜〜〜〜〜!?」
テルの自己紹介を聞いた途端、すごく驚くこねこちゃん達。
シズカ「男の子だったんだ。」
アカネ「てっきり女かと思った。」
テル「みんなからよく言われますけど、僕男ですから!」
なんと今までテルのことを女の子だと勘違いしていたこねこちゃん達。テルは親しい妖怪達からもよく女の子だと間違えられるそうです。
妖狐ちゃん「ところでテルよ。そちらのピンク色のお嬢ちゃんは誰でおじゃるか?」
テル「この子はマリリン。修行仲間で、僕の彼女だよ。」
妖狐ちゃん「か、彼女でおじゃるか!?」
テルの隣にいるキツネ耳少女・マリリンがテルの彼女だと知り。さすがの妖狐ちゃんも驚いていました。
マリリン「初めまして。ママさんにお姉さん。私、マリリンと申します。」
妖狐ちゃん「こちらこそ、女の子っぽい息子がいつもお世話になっているでおじゃる。」
テル「女の子っぽいは余計だよ母さん!」
水彦「同じピンクのキツネ耳少女でも、フォックスヘブンズのモモカちゃんより大人しい感じだなぁ。」
マリリンを見て、水彦はそうつぶやきました。
青子「そういえば何故連絡もなしに日本に帰ってきたのですか?」
テル「そうだった!実はみんな話さなきゃいけないことがあったんだ!」
青子の質問にテルは重要なことを思い出し、それをカフェにいるみんなに話しました。
実はテルとマリリンは、悪の科学者ウゼーノ博士を追ってイギリスから日本に来たのです。
ウゼーノ博士は鈴夏町のどこかに封印されているロボット妖怪フランドンを復活させ、世界征服を企んでいるのです。ちなみにフランドンは、西洋妖怪のフランケンシュタインの親戚のような妖怪だそうです。
テル「というわけなんだ。どうか力を貸してください!」
妖狐ちゃん「フランドンでおじゃるか。確かにヤツはかなりの強敵でおじゃる。よし、まろ達も力を貸すでおじゃる!」
青子「お母様の言う通りですわ。かけがえのない家族のためにも。」
テル「母さん、姉さん、ありがとう!」
こねこちゃん「私達も手伝うよ!」
春人「鈴夏町の危機を回避しなきゃね!」
テル「皆さんもありがとう!」
妖狐ちゃんや青子、さらにこねこちゃん達もフランドン退治に協力してくれることとなり、テルとマリリンは大喜び。するとさらに…
光太郎「そういうことなら僕も手を貸すよ。」
狐田親子の長男・光太郎も来店し、テル達への協力を申し出ました。
テル「光太郎兄さん!」
妖狐ちゃん「光太郎もいれば怖いもんなしでおじゃる!」
光太郎「でもその前に…テルにこの可愛いセーラー服をプレゼントしよう!」
突然光太郎は、どこからかセーラー服を取り出し、テルにプレゼントしようとしました。
テル「いやそれ女の子が着るヤツ!」
妖狐ちゃん「いやいや、テルにはこのメイド服が似合うでおじゃる!」
青子「こちらのウェディングドレスも似合いそうですよ。」
さらに妖狐ちゃんはメイド服、青子は白いウェディングドレスを用意し、テルに着させようとしていました。
テル「母さん達もやめてよ!」
マリリン「どれもテルくんに似合いそう…♪」
テル「マリリンまで!?」
しかも彼女であるマリリンも、テルの女装姿を望んでいました。
テル「みんないい加減にしてよ!そんなことより今はウゼーノ博士とフランドンをなんとかするのが大切でしょ!?分かった!?」
妖狐ちゃん、光太郎、青子、マリリン「はーい。」
女装のことで怒ったテルは説教し、マリリンや妖狐ちゃん達は残念なりながらウゼーノ博士をなんとかするのを優先しました。
そんなこんなで、フランドンを復活させようとしているウゼーノ博士の捜索を開始しました。
そして…
ウゼーノ博士「フハハハハ!!ついに最強妖怪フランドンを発見したぞ!」
捜索開始から数分後、鈴夏町のとある空き地でウゼーノ博士をあっさり発見しました。
しかも彼はフランドンを地面からすでに掘り起こしていました。
アカネ「なんかあっさり見つかったんだけど。」
テル「そこまでだ!ウゼーノ博士!」
ウゼーノ博士「貴様らはテルにマリリン!私を追ってはるばるイギリスからやって来たか!」
妖狐ちゃん「お前みたいなヤツの好きにはさせないでおじゃる!」
ウゼーノ博士「なんだ?生意気なお嬢ちゃんは引っ込んでるんだな。」
妖狐ちゃん「聞いて驚くでおじゃる!ひざまずくおじゃ」
アカネ「くどい!普通に妖狐ちゃんって名乗ればいいだろ?」
妖狐ちゃん「できれば邪魔しないで欲しかったでおじゃる!」
妖狐ちゃんの高らかな自己紹介の途中で、彼女の頭を叩き、中断させたアカネ。
ウゼーノ博士「だがもう遅い!フランドンと一緒に埋まっていたこのリモコンのボタンを押せば、フランドンを復活すれのだ!さあ目覚めよ、フランド〜ン!!」
ついに目覚めよ打とうとしているロボット妖怪フランドン。果たしてこねこちゃん達はウゼーノ博士の野望を止めることができるのでしょうか?
妖狐ちゃん「次回、店長はこねこちゃん!テル、メイド姿で大活躍!お楽しみでおじゃる!」
テル「変な次回予告しないで!」
後編につづく♪
今回は狐田親子の次男・テルを参戦させました!
さらに妖狐ちゃんのギャグキャラ感をより強調させてみましたが、いかがでしたか?




