オーダー50:クロギツネちゃん、キツネ耳少女になる
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ちなみにこの作品はサ○エさん方式なので、
基本キャラクター達は年をとらず、シズカちゃんやアカネちゃん達は高1のままです。
ある日のカフェチャーミーキャット
こぎつねちゃん「やっぱりクロギツネさんのしっぽはフワフワで気持ちいいです〜❤️」
クロギツネちゃん「うふふ♪好きなだけ触って良いわよ。」
カウンター席にて、クロギツネちゃんのしっぽを
こぎつねちゃんがモフっていました。
フワフワで気持ちいいしっぽに抱きつき、幸せな気分のこぎつねちゃん。一方、しっぽを抱きつかれてるクロギツネちゃんは、心の中でこうつぶやいていました。
クロギツネちゃんの心の声「今日のこぎつねちゃんもとても可愛いわ❤️何時間でもしっぽもモフらせてあげたいわ❤️」
いつもはクールで頼れるお姉さん的存在のクロギツネちゃんも、相変わらずこぎつねちゃんの前ではデレデレのメロメロになっていました。
クロギツネちゃん「それはそうと…あまりジロジロ見ないでくれない…?」
こねこちゃん、春人、シズカ、モモネコちゃん、アオネコちゃん、ウサギちゃん、オコジョちゃん「うっとり…❤️」
クロギツネちゃんとこぎつねちゃんが仲良くしている光景をこねこちゃん達3人、さらにクロギツネちゃんの後輩であるマーメイド女学院の女の子達は微笑ましい感じで眺めていました。
モモネコちゃん「だってほのぼのした感じの先輩なんて滅多に見られませんから♪」
アオネコちゃん「すごくレアですの♪」
ウサギちゃん「ある意味スゴやばだよね〜♪」
オコジョちゃん「まさに黒き女神と黄色い天使による安らぎのひとときですね♪」
クロギツネちゃん「まったくあなた達は…。」
モモネコちゃん達に褒められているのに、顔を赤らめ、恥ずかしそうにしているクロギツネちゃん。
するとこねこちゃんが、こんなことを言いました。
こねこちゃん「クロギツネちゃんキレイだし、人間の姿になったらもっとキレイになるんじゃない!?」
モモネコちゃん「あ、確かに!」
クロギツネちゃん「私が人間に…?」
こぎつねちゃん「是非見てみたいです〜!」
クロギツネちゃん「まぁ…こぎつねちゃんが言うなら、少しだけ…。」
愛しのこぎつねちゃんにも賛成され、
少しくらい人間になってみようと決意するクロギツネちゃん。
シズカ「じゃあさっそくマルちゃんに来てもらうよう連絡してみますね!」
シズカはスマホのLINEメールで、ニャルフ星人のマルに来てもらうよう連絡しようとしていました。
するとその時…
???「今回はまろに任せるでおじゃる!」
クロギツネちゃん「この声はまさか!」
どこからか可愛らしい女の子の声が鳴り響き、
床から白い土管が現れました。
春人「この土管はまさか!」
妖狐ちゃん「ジャンジャカジャンジャンジャ〜ン!!」
その土管からキツネ妖怪の女の子(でも実はお母さん)・妖狐ちゃんが勢いよく飛び出してきました。
妖狐ちゃん「聞いて驚くでおじゃる!ひざまずくでおじゃる!まろは、スーパーチャーミングセクシー妖怪の妖狐ちゃんでおじゃる!!」
飛び出した後、歌舞伎役者風に自己紹介する妖狐ちゃん。
シズカ「妖狐さん!」
クロギツネちゃん「青子のお母さん!」
妖狐ちゃん「だからまろのことは妖狐ちゃんと呼ぶでおじゃる!」
ちゃん付けで呼ばれず、怒る妖狐ちゃん。
でも仕切り直して、妖狐ちゃんは改めてこう言いました。
妖狐ちゃん「まろの妖術で、我が娘・青子の親友であるクロギツネちゃんを人間にしてあげるでおじゃる!」
クロギツネちゃん「ではお言葉に甘えて…お願いします!」
妖狐ちゃん「妖術!人間変化の術!」
妖狐ちゃんの指から発射されたビームを浴び、クロギツネちゃんはたちまち黒髪ロングに白と黒の2色の巫女服、さらにクロギツネちゃんのチャームポイントである黒いキツネ耳と先っちょが白いしっぽが生えている美少女に変身したのです。
モモネコちゃん「予想通り、いやそれ以上の可愛さですよ先輩!」
アオネコちゃん「ミュミュミュ♪べっぴんさんですの!」
ウサギちゃん「スーパーミラクルスゴやば〜!」
妖狐ちゃん「キツネ耳としっぽはサービスで残しておいたでおじゃる!」
人間になったクロギツネちゃんを見て、こねこちゃんやモモネコちゃん達は大喜び。
クロギツネちゃん「こぎつねちゃん…私、変じゃないかしら…?」
人間になった自分をどう思っているか、クロギツネちゃんは恥ずかしそうにこぎつねちゃんに聞いてみました。
こぎつねちゃんはこう言いました。
こぎつねちゃん「全然変じゃないですよ。キレイで可愛いです〜!」
クロギツネちゃん「良かったぁ…。」
こぎつねちゃんにも喜ばれ、クロギツネちゃんは安心しました。
すると妖狐ちゃんのしっぽからプルプルプルと電話の着信音が鳴り響きました。気がついた妖狐ちゃんは、しっぽからスマホを取り出しました。
妖狐ちゃん「ムムっ、我が親友・キュウビからでおじゃる。もしもし、まろでおじゃる。…なんと!極悪妖怪・火炎大蛇が鈴夏第4公園で暴れているでおじゃるか!?」
妖怪火炎大蛇が暴れていることを知り、現場の公園へと向かう妖狐ちゃんやこねこちゃん達。
その公園では、雪女のしずくが火炎大蛇に立ち向かっていましたが、苦戦していました。
しずく「こいつ、強い…。」
火炎大蛇「グフフ!ひよっ子の雪女め、トドメをさしてやる!」
そこへ妖狐ちゃんやこねこちゃん達が到着しました。
オコジョちゃん「しずくちゃん、大丈夫!?」
しずく「オコジョちゃん!みんな!」
すると今度は、傷ついているしずくの代わりに、キツネ耳少女姿のクロギツネちゃんが火炎大蛇の前に立ち塞がりました。
クロギツネちゃん「今度は私が相手になるわ!」
そんなクロギツネちゃんの姿を見て、火炎大蛇は彼女をバカにしました。
火炎大蛇「なんだその格好は!?犬かオオカミのコスプレをした小娘なんぞに、この火炎大蛇様が」
クロギツネちゃん「せいっ!!」
火炎大蛇「ぎょえ〜〜〜〜〜!?」
火炎大蛇が喋っている最中、クロギツネちゃんは鋭い爪による引っかき攻撃を火炎大蛇に炸裂しました。
その後、クールな感じにこう言いました。
クロギツネちゃん「言っとくけど私、人間でも妖怪でもない、ただのキツネだから…!」
火炎大蛇「た、ただのキツネだと…!?不覚…。」
クロギツネちゃんの引っかき攻撃の余りのダメージに苦しむ火炎大蛇はそのまま地面に倒れ、赤い煙となって消滅しました。
オコジョちゃん「火炎大蛇が1撃で撃沈!まさにクロギツネ先輩のコールド勝ちです!」
と、実況をするオコジョちゃん。
しずく「ありがとうございます。助かりました。」
クロギツネちゃん「礼には及ばないわ。それにしても、もう少し粘るかと思ったら、まさか1発で片がつくなんて…。アイツ、大したことなかったのかしら?」
クロギツネちゃんは、火炎大蛇をあっさり倒せたことに疑問を抱いていました。するとそんな彼女に、妖狐はこう言いました。
妖狐ちゃん「その逆でおじゃる!まろの推測が正しければ、クロギツネちゃんは人間の姿になったことで、本来の姿より格段にパワーアップしたと思うでおじゃる!」
クロギツネちゃん「そんなことが…。」
なんとクロギツネちゃん人間(厳密に言えばキツネ耳少女)になったことで、さらにパワーアップを遂げたらしいのです。本当かどうか定かではありませんが。
アオネコちゃん「ミュミュっ!アニメや特撮では、人間の時の方が弱いというパターンが多目ですが、今回はまさかの逆パターンですの!」
こねこちゃん「フォックスヘブンズの新メンバーになっても良いかも!」
しずく「ねぇオコジョちゃん、あの人ってクロギツネさん?」
オコジョちゃん「そうだよ。妖狐ちゃんの妖術で人間になっているんだ。耳としっぽはそのままだけど。」
しずく「どうりで雰囲気が似てたわけだ。」
戦いを終えたクロギツネちゃんのもとに、こぎつねちゃんが駆け寄り、 こう言いました。
こぎつねちゃん「お疲れ様です、クロギツネさん!今度は私のしっぽで癒されてください♪」
クロギツネちゃん「良いの?じゃあお言葉に甘えて♪」
今度はクロギツネちゃんが、こぎつねちゃんのしっぽをモフりました。フワフワなしっぽがクロギツネちゃんを幸せな気分にさせました。
こねこちゃん、春人、シズカ、モモネコちゃん、アオネコちゃん、ウサギちゃん、オコジョちゃん、妖狐ちゃん、しずく「うっとり…❤️」
クロギツネちゃんのほのぼのとした光景を
こねこちゃん達は再び微笑ましい感じで眺めていました。それに気づくクロギツネちゃん。
クロギツネちゃん「だからジロジロ見ないで〜!!」
クロギツネちゃんの恥ずかしそうな叫び声が、公園に響き渡りました。
そしてその後、クロギツネちゃんは妖狐ちゃんにより、
元のキツネの姿に戻ったのでした。
今回も前回に引き続き、〇〇になるシリーズでしたが、
いかがでしたか?次回は不思議の国のアリスの要素を取り入れた新キャラを参戦させる予定です!




