オーダー45:キジヨちゃんのバレンタイン
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もうすぐ2月14日、つまりバレンタインデー。
女の子が好きな男の子にチョコレートをプレゼントし、
愛情表現をする素敵な日です。
そんなバレンタインが迫る中、カフェチャーミーキャットにサル美ちゃんとキジヨちゃんが来店してきました。キジヨちゃんはいつになくソワソワしていました。
こねこちゃん「キジヨちゃん、どうしたの?」
シズカ「何か悩みごと?」
キジヨちゃん「あのぉ…そのぉ……うぅ…ふえ〜ん、
ふえ〜ん!」
キジヨちゃんは緊張のあまり、涙をボロボロと流しながら泣いてしまいました。
春人「キジヨちゃん大丈夫!?」
サル美ちゃん「仕方ないっスねぇ。そんじゃあ、あたしが代わりに説明するっス!」
サル美ちゃんは、泣いているキジヨちゃんの代弁として、今回来た理由を説明しました。
どうやらキジヨちゃんは、同じサッカー部で同級生の
しばけんくんに、バレンタインの手作りチョコレートを
プレゼントするために、こねこちゃんにチョコレートの作り方を教えてもらうために来たとのことです。
サル美ちゃん「という訳っス!」
シズカ「キジヨちゃん、しばけんくんが好きなんだね。」
キジヨちゃん「そうなの…。」
こねこちゃん「それじゃあみんなで、キジヨちゃんのためにバレンタインチョコを作ろうー!」
サル美ちゃん「同じサッカー部の仲間として、あたしも手伝うっス!」
キジヨちゃん「みんな…ありがとう…。ふえ〜ん、ふえ〜ん!」
こねこちゃん達がチョコ作り手伝ってくれることへの嬉しさのあまり、キジヨちゃんはまた泣きました。
その後、泣き止んだキジヨちゃんは、こねこちゃん達と一緒にバレンタインのチョコ作りを開始しました。
こねこちゃんや春人達の教えのもと、キジヨちゃんは
チョコを手際良く作っていきました。
そしてしばらくして、キジヨちゃん特製サッカーボール風マカデミアナッツチョコレートが完成しました。
しばけんくんのために真心を込めて作ったチョコが上手に出来上がり、キジヨちゃん達は大喜び。
キジヨちゃん「じょ、上手にできた…!」
サル美ちゃん「やったっスね、キジヨちゃん!」
こねこちゃん「後は、しばけんくんに渡すだけだね!」
シズカ「しばけんくんならきっと喜んでくれるよ!」
キジヨちゃん「そ、そうかなぁ…?」
こねこちゃん達に励まされる中、キジヨちゃんは照れながらそう言いました。
そしてバレンタイン当日、鈴夏高校の屋上にて、
キジヨちゃんは緊張しながら、しばけんくんの前に現れました。ドアの向こうから、シズカ、アカネ、リスちゃん、サル美ちゃんの4人が様子を見ていました。
しばけんくん「こんなところに呼び出してどうしたの?」
キジヨちゃん「あのぉ…そのぉ…えーと…。」
しばけんくんを前にして緊張するキジヨちゃん。
ですが自分の手作りチョコを渡すために勇気を振り絞りました。
キジヨちゃん「しばけんくん!これバレンタインのチョコレート!しばけんのために作ったの!」
勇気を振り絞り、しばけんくんにチョコの入った箱を渡せたキジヨちゃん。しばけんくんは笑顔で、キジヨちゃんにこう言いました。
しばけんくん「ありがとうキジヨちゃん!とっても嬉しいよ!」
キジヨちゃんにお礼を言うしばけんくん。
するとキジヨちゃんの様子が何やらおかしいです。
キジヨちゃん「ふふふふふ…ふえ〜〜〜〜〜ん!!」
満面の笑顔でお礼を言われ、キジヨちゃんは嬉しさのあまりと緊張のピークで、悲鳴を上げながら勢いよく走り出し、屋上からさりました。
サル美ちゃん「キジヨちゃん、メチャメチャ早かったっスね〜。」
シズカ「ともかくしばけんくんに渡せて良かったね。」
シズカ達もキジヨちゃんが無事にチョコを渡せて安心しました。一方チョコをゲットしたしばけんくんは…
しばけんくん「ひゃっほー!!もしかしたらと思ったけど、キジヨちゃんから本命チョコもらっちゃったぁ!超嬉しい〜♪」
しばけんくんも大喜びし、ジャンプまでしました。
実はしばけんくんも、キジヨちゃんのことが好きなようです。これぞまさしく、相思相愛。
リスちゃん「これまた衝撃事実だね。」
アカネ「アイツもキジヨのことが好きだったんだな。」
シズカ「まあ、お互い好き同士で良かったじゃん。」
サル美ちゃん「キジヨちゃんにとってある意味、一石二鳥だったっスね!」
その後、キジヨちゃん特製のサッカーボール風マカデミアナッツチョコレートを食べてみたしばけんくん。
味も絶品で、しばけんくんはさらに喜んだのでした。
キジヨちゃん視点による今回のバレンタイン回はいかがでしたか?次回はまたまたクマネズミくん一味が参戦します!




