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オーダー42:妖怪3人娘のバイト体験

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今日のカフェチャーミーキャットは、雪女のしずくが来店していました。こねこちゃんは注文されたシュークリームをしずくに差し出しました。外はサクサク、中はとろ〜りしたシュークリームの美味しさが、口からの中でしずくを幸せな気分にし、彼女を感激させました。


しずく「こんな美味しいシュークリーム始めて食べた…!」


こねこちゃん「喜んでくれて良かった!」



するとそこへ、大妖怪猫神の娘・エミとキツネ妖怪の美少女・青子が来店してきました。


エミ「お邪魔します。」


しずく「エミお嬢様に青子さん!」


シズカ「エミちゃん、青子先輩!いらっしゃいませ!」


春人「3人の美少女妖怪がそろったね。」


青子「あら、しずくさんも来てたのですね。」


しずく「前からこのカフェに来てみたかったんです。」


しずくはニッコリ笑顔でそう言いました。



エミ「こういう安らぎを与えてくれるカフェって良いですよね!少しの間だけでも働いてみたいです!」


エミは微笑ましい感じでそう言いました。

するとそれを聞いた春人はこんな提案をしました。


春人「じゃあ今日1日バイトしてみない?」


エミ「良いのですか!?是非お願いします!」


1日バイト体験を提案され、喜ぶしずく。


青子「面白そうですね。私もお供します。」


しずく「私もやってみようかな?」




というわけで、エミ、青子、しずくの3人はエプロンを着用し、アルバイトに参加しました。

エミ達は、こねこちゃんやシズカと一緒にケーキやコーヒーを運び、来店してきたお客さん達をおもてなししました。ちなみに妖怪とバレないよう、エミは猫の耳としっぽ、青子はキツネの耳としっぽを妖術で隠しました。


エミ「ショートケーキ1つとフレンチトースト1つ!かしこまりました!」


しずく「お待たせしました、アイスコーヒーです。」


お客A「ケーキも美味しいし、お嬢ちゃんもべっぴんさんだねぇ!」


青子「まぁお上手♪」


3人はすっかり仕事に慣れ、お客さん達の人気者になりました。


シズカ「エミちゃん楽しそうですね。」


春人「思ってたより才能あるね。」


こねこちゃん「ふにゃ〜!!」



春人とシズカが微笑ましい感じに会話した直後、近くでこねこちゃんの悲鳴が聞こえてきました。

なんとこねこちゃんのしっぽをキモい男性客が、勝手にほっぺでスリスリしていたのです。


キモい男性客「うひょ〜!気持ち良いじゃねぇかこれ!」


こねこちゃん「や、やめて〜!」


キモい男性客「うるせぇ!大人しくしろ!」


シズカ「大変!こねこちゃんを助けなきゃ!」


困っているこねこちゃんを助けに行こうとするシズカ。

でもそこへ、青子が止めに入り、こう言いました。


青子「ここは私達にお任せを。」


しずく「こねこちゃんや他のお客さんの笑顔を取り戻すために、軽くこらしめなきゃね。」


春人「なるべく加減してね。」



こねこちゃんを助けるため、妖怪3人娘が立ち上がりました。まず手始めに、青子は1枚のお札から浮遊子狐ふゆうこぎつねを召喚し、他のお客さんに気づかれないようにキモい男性客の背後に行くよう指示しました。背後に着いた直後、浮遊子狐は口から青白い火球をキモい男性客のおしり目掛けて 発射しました。


キモい男性客「ぎゃあ〜〜〜!!あちぃ〜〜〜〜!!」


キモい男性客のおしりは燃え、余りの熱さに混乱し、

こねこちゃんから離れていきました。


しずく「からのスケート殺法!」


次にしずくは指から冷凍ビームを発射し、床の一部を凍らせました。凍った部分に来たキモい男性客は、足を滑らせ倒れてしまいました。

さらに倒れたキモい男性客の前に、エミが立ちふさがり、勇気を振り絞りこう言いました。


エミ「お客様、ここはみなさんに安らぎを与える場所なのです!これ以上か弱い店長や他のお客様を困らせるのなら出て行ってください!」


キモい男性客「す、すみません!今度から気をつけます!」


キモい男性客は泣きそうな顔をしながら反省し、慌ててカフェから出ていきました。



エミ「はぁー。緊張した〜。」


キモい男性客が出て行った直後、エミは緊張の糸が途切れたかのように、そのまま地面にしりもちを付き、座り込みました。


青子「お嬢様、ご立派でしたよ。」


しずく「ナイス説教でした⭐︎」


勇気を振り絞りガツンと言ってやったエミを青子としずくは褒め称えました。さらに他のお客さん達も笑顔で拍手しました。


お客B「お嬢ちゃんカッコ良かったよ!」


エミ「えへへ♪」


周りのお客さん達に感謝され、エミは笑顔で照れました。



一方こねこちゃんの方は、


シズカ「こねこちゃん、大丈夫!?」


こねこちゃん「うん、大丈夫だよ!」


春人「良かった〜。今回はエミちゃん達のおかげで助かったね。」


こねこちゃんが無事なことに安心する春とシズカ。

こねこちゃん達もエミ達に感謝しました。

こうして、エミ達妖怪3人娘の活躍により、

カフェチャーミーキャットに平和と笑顔が戻ったのでした。




しばらくして、お客さんはいなくなり、カフェチャーミーキャットはリラックスタイム。ソファー席に座ったエミは、自分のひざにこねこちゃんを寝転がせ、背中をなでました。さらに青子としずくもエミを挟むように座り、青子はこねこちゃんのあご、しずくはしっぽをなでました。一度に体の3ヶ所をなでられ、こねこちゃんは幸せな気分になっていました。


こねこちゃん「気持ち〜♪」


一方の春人とシズカもエミ達になでられるこねこちゃんを見て、癒されていました。

するとなでられている最中、こねこちゃんはシズカに

こう言いました。


こねこちゃん「シズカちゃん、このあと髪スリスリさせてね〜。」


シズカ「OKー♪」


どうやらお気に入りのシズカの髪は、別腹のようです。




今回のエミちゃん達の活躍、さらにラストのエミちゃん達のなでなでシーンはいかがでしたか?


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― 新着の感想 ―
[良い点] 「こねこちゃん」という作品に、 初めて登場したと思われるキモキャラ! どんな展開になるかとハラハラしましたけど、 いつものほんわかした展開に落ち着いてよかったです。 3人の美少女妖怪たち…
[一言] 「バランスの取れた良いトリオ」←う~ん……改めて訊かれると、表現しにくいですね~。  エミちゃん、青子ちゃん、しずくちゃんの妖怪3人娘はそれぞれタイプが違うので、個性が重ならず、全体的に調…
[良い点]  おお~。しずくちゃんの再登場、嬉しいです。妖怪3人娘は、バランスの取れた良いトリオだと思いました。 [一言]  キモい男性客さんも、ちゃんと反省したようで良かったです。  3人娘に撫でら…
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