オーダー36:ハロウィンで大決戦!?
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カオルが鈴夏高校に転校してから数日後の土曜日、
今日の鈴夏町は年に2日行われるハロウィンコスプレフェスの1日目。アニメキャラや特撮ヒーローも含めたコスプレ衣装を着ている人達で、町は大いに盛り上がっていました。
さらにカフェチャーミーキャットでは、
こねこちゃん、春人、シズカ、ハムスターさん、元太「ハッピーハロウィン!!」
こねこちゃん達3人や、お手伝いで来ているグリルひまわりの2人も童話・不思議の国のアリスのコスプレ衣装着て、お客さん達をもてなしています。
こねこちゃんはアリス、
春人は帽子屋、
シズカはチェシャネコ、
ハムスターさんはハンプティダンプティ、
元太はウサギの衣装を着ていました。
ハムスターさん「さあさあ今日はハロウィンデーやで!」
こねこちゃん「特製カボチャ料理を召し上がれ!」
こねこちゃん特製のカボチャプリンに、ハムスターさん特製のパンプキンスープを食べ、来店しているコスプレ衣装を着たお客さん達はさらに笑顔になりました。
アカネ「行けるね〜これ!」
水彦「最高だね!」
アカネや水彦、さらにカオルもコスプレ衣装にみを包み、カフェに来店していました。
アカネはドラキュラ、水彦はキャプテンジャスティスのコスプレをしており、引っ越して来たばかりのカオルはキャプテンジャスティスのお面を付けていました。
マユ子「ハッピーハロウィン!」
そこへ、猫耳くノ一リリアちゃんのコスプレをしたマユ子が来店してきました。猫耳としっぽは、三毛猫の模様です。
水彦「お〜、マユタン!それもしかしてその格好はリリアちゃん!?」
マユ子「はい。担当声優ではありませんが、リリアちゃんが好きなので、一度この衣装を着てみたかったんです。変ですか…?」
マユ子は少し恥ずかしがりながら水彦達に訪ねました。
水彦「全然変じゃないよ!」
カオル「すごく似合ってるよ!」
マユ子「良かった〜♪」
逆に水彦達に喜ばれ、マユ子は笑顔で安心しました。
???「おーい!おいおーい!」
すると今度は外の方から、ダンディな男性の声が聞こえてきました。こねこちゃんや春人達は気になり、ドアを開けて外の様子を見てみました。
なんと外にはスイーツコロシアムにも出場したレッドハートハイスクールのスイートソルジャーズの5人が横一列にズラっと並んでいました。
ベアザエモン「ベアザエモン!」
チャック「チャック!」
ドロシー「ドロシー!」
ミルキ「ミルキ!」
シュークリームマン「シュークリームマン!」
スイートソルジャーズの5人「5人そろって!スイートソルジャーズ!!」
相変わらず決めポーズをしながら高らかに自己紹介をするスイートソルジャーズ。
シズカ「スイートソルジャーズのみなさん。」
こねこちゃん「カボチャ料理食べに来たの?」
シュークリームマン「いや違う!スイーツコロシアムでのリベンジをしようと思ってな!」
ベアザエモン「チャック達の仇を取らせてもらうぜ!」
アカネ「そういえばこの2人、こねこちゃん達との準決勝には出てなかったからな。」
春人「今ハロウィンデーで忙しいのになぁ。」
スイーツコロシアムでの再戦をこねこちゃん達に申し込むシュークリームマン達。そこへ水彦がシュークリームマンにある質問をしました。
水彦「あのー、前から気になってたんですが、シュークリームマンさんのその頭って、被り物かなんかなんですか?」
シュークリームマン「言い忘れていたが、実はオレは液体状の寄生型宇宙人で、中身空っぽのシュークリームの中に入ってこの姿になったんだ。」
こねこちゃん達「え〜〜〜〜〜!?」
なんとシュークリームマンの正体が宇宙人だと知り、
こねこちゃんや春人達はすごく驚きました。
証拠のため、シュークリームマンの口から本体であるカスタードクリームによく似た黄色い液体が飛び出しました。その直後、シュークリームマンの体が中身空っぽのシュークリームに戻ってしまいました。
水彦「ホントに液体と中身カラのシュークリームだった!」
アカネ「なんで液体とシュークリームの皮が合体しただけで、さっきみたいなムキムキマッチョになるんだよ!?」
アカネのツッコミが終わった後、液体は再びシュークリームの中に入り、シュークリームマンが復活しました。
シュークリームマンの正体に関する騒ぎがあったものの、町でのコスプレフェスの盛り上がりは続いていました。ですが突然、空の彼方から巨大なUFOが現れ、上部のハッチから無数の小型戦闘機を発進させ、鈴夏町への総攻撃を開始しました。
カオル「ウソでしょ!?UFO!?」
チャック「またデビルーデスの残党か!」
ドロシー「しつこいヤツらねぇ!」
なんとUFO軍団の正体は、以前レッドハートハイスクールでの見学授業の時、こねこちゃん達が操縦したロボット部隊によって壊滅したはずの宇宙犯罪組織デビルーデスの生き残り達だったのです。
ミルキ「隊長、このままだと鈴夏町が!」
シュークリームマン「分かってる!オレらのロボで迎え撃つぞ!ワンファイト!!」
シュークリームマンがそう叫ぶと、空から犬の顔をした二足歩行のロボット・ワンボーグDが飛んできました。
ワンボーグDに乗り込むシュークリームマン。
シュークリームマンの動きにトレースし、ワンボーグDも同じ動きをするのです。
ベアザエモン「スイートソルジャーズメカ、発進!!」
ベアザエモンが無線機に向かってそう叫ぶと、さらに空から赤いドラゴンのロボット・フレイムドラゴン、青い鳥のロボット・フリーザーイーグル、
一方地上からは、黒いクマの顔が付いているベアーダンプ、紫色の猫の顔が付いているリニアキャットが駆けつけてくれました。
ドロシーはフレイムドラゴン、
チャックはフリーザーイーグル、
ベアザエモンはベアーダンプ、
ミルキはリニアキャットに乗り込みました。
シュークリームマン「みんな行くぜ!スイートスクランブル!!」
シュークリームマンの叫び声で、5機のメカは合体をはじめました。
ワンボーグDの背中にフリーザーイーグル、両足にベアーダンプとリニアキャットがそれぞれドッキングしました。さらにフレイムドラゴンは上半身と、しっぽに剣が付いている下半身に分離。上半身はワンボーグDが元々装備しているビームライフルと連結し、剣付きの下半身はワンボーグDの左手に装備されました。
スイートソルジャーズの5人「完成!スイートキング!!」
こうして、スイートソルジャーズ最強の合体ロボ・スイートキングが完成したのでした。
コックピットではシュークリームマンだけファイティングポーズを取りながら立っており、残り4人は座席に座っていました。
水彦「うひょ〜!!」
元太「スゲー!!」
カオル「戦隊ヒーローとかでよく見る合体ロボだ!」
マユ子「これならなんとかなりそうですね!」
デビルーデスの戦闘機軍団に立ち向かうスイートキング。ベアーダンプとリニアキャットが付いている両足
をローラースケートのように移動しながら、ドラゴンインフェルノライフルから火炎ビームを連射して、戦闘機をドンドン撃ち落とすスイートキング。
次に背中に付いているフリーザーイーグルのジェット噴射で空を飛び、ドラゴンテールソードによる連続斬りで戦闘機はあっという間に全滅しました。
ベアザエモン「残るはデカいUFOだけですぜ、隊長!」
チャック「トドメにあれ、やっちゃいましょう!」
シュークリームマン「当然だ!」
スイートソルジャーズの5人「スイートキング・ファイナルショットエボリューション!!」
最後にスイートキングは、右手に持っているドラゴンインフェルノライフルにエネルギーを集中させ、最大パワーの火炎ビームを巨大UFO目掛け発射しました。
巨大UFOは火炎ビームをくらいながら空の彼方へと
ふっ飛ばされ、カボチャのランタンの形をした花火となって大爆発しました。
ドロシー「フッ!美味しそうな花火ね…⭐️」
カボチャの花火を見て、カッコつけながらそう言ったドロシー。そんな彼女にチャックはさりげなくツッコみました。
チャック「いや、あれカボチャのランタンだから。」
デビルーデスとの戦いも終わり、ハロウィンコスプレフェスは再開され、スイートソルジャーズの5人もカフェチャーミーキャットに来店してカボチャ料理を美味しく食べていました。
ベアザエモン「このカボチャプリン美味いなぁ!」
ミルキ「ホント、美味しいですね!」
シュークリームマン「さすが、チャック達を退けただけのことはあるぜ!」
チャック「てか隊長、リベンジの件忘れてません?」
シュークリームマン「予定変更だ。オレらもハロウィンパーティーを楽しむとしようぜ。戦いの疲れも癒したいしな。」
ドロシー「さすが隊長、太っ腹〜♪」
チャック「ま、それもありっスね。」
こねこちゃん「スイートソルジャーズのみんなにも喜んでもらえて良かった!」
シズカ「そうだね!」
スイートソルジャーズの活躍で鈴夏町は救われ、
ハロウィンコスプレフェスも無事2日連続で行われたのでした。
今回のハロウィン回では、映画妖怪学園Yをヒントに、
合体ロボも参戦させてみました!




