オーダー22:見学!レッドハートハイスクール(後編)
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鈴夏高校と時期合併するレッドハートハイスクールに見学に来たこねこちゃん達。巨大ロボットの操縦にも慣れ、お昼休みに入ろうとしたその時、空から黒く不気味な宇宙船がやって来たのでした。
アヒル校長「あびょ〜〜〜〜ん!!なんですぞあれは!?」
アヒ子さん「まさか宇宙からの侵略!?」
突然、宇宙船がやって来たことに、こねこちゃん達だけでなく、アヒル校長とアヒ子さんも驚いていました。
すると宇宙船から無線を通じて、男性の声が高らかに鳴り響きました。
ブトウ「ガーハッハッハッ!!我々は宇宙犯罪組織デビルーデス!我々は今まで99の星を征服してきた!記念すべき100個目として、この地球を征服しに来たのだ〜!」
宇宙船に乗っていたのは宇宙犯罪組織デビルーデスの面々であり、無線で喋っていたのはその首領であるブトウというかなり太った体型で、頭に触覚が生えているブタ型の宇宙人なのです。
ラービ「99個の星を征服してきただって!?」
アカネ「てかその割に組織名ダサ。」
デビルーデスというネーミングに対しダサいと言ったアカネ。それを聞いたブトウは怒りました。
ブトウ「ダサいだと!?ワシが悩んだあげく考えだした組織名をバカにしおって〜!者共、ヤツらを全員まとめて始末しろ〜!!」
戦闘員一同「イエスボス!」
ブトウの怒りの掛け声と共に、宇宙船から、コウモリと似た型で、大量の戦闘機がどんどん発進され、レッドハートハイスクールに総攻撃を開始しました。
戦闘機から電流ビームが一斉にレッドハートハイスクール目掛けて発射されましまた。
元太「せっかくの見学授業を台無しにしやがって!」
あきえ「このままじゃ学校が!」
春人「僕らも戦おう!」
水彦「特訓の成果を見せてやる!」
こねこちゃんやラービ達は、操縦しているロボット達を使い、デビルーデスの戦闘機部隊に立ち向かっていきました。
春人「当たれ!!」
元太「オレが、オレ達が、パンダムだ!!」
春人が操縦しているパンダムのビームライフルによるビームの射撃、元太が操縦しているパンダムのバスターソードによる豪快な斬撃が、デビルーデスの戦闘機をどんどん撃破しました。
それでもデビルーデスの攻撃は止まらず、電流ビームの雨が再び2機のパンダムを襲いました。
ですがその時、強力なビーム砲が横線を描くように発射され、デビルーデスの戦闘機を一気に5機粉砕しました。
アイガモくん「やめるんだもん!本気でケンカしたら、僕に勝てるわけないんだもん!」
春人達2人を助けたのは、アイガモくんが操縦しているビームランチャーを装備しているパンダムでした。
春人「アイガモくん!」
元太「すっげ!」
水彦「ターゲットロックオン!狙い撃つ!!」
水彦が操縦しているザルは、マシンガンを連射し、デビルーデスの戦闘機を1機撃破しました。
水彦「やったぁ!当たった!」
でもそこへさらに2機現れ、電流ビームでザルに襲いかかりました。慌てて逃げるザル。
水彦「どわっ!悲しいけどこれ戦争なんだよね〜!」
あきえ「せいっ!!」
そこへ、あきえが操縦しているグマが助けにやって来ました。右手に持っている電磁ムチから電流をビリビリと流し、そのまま2機の戦闘機を破壊しました。
水彦「助かったよ、滝林さん!」
あきえ「フッ!ザルとは違うのよ!」
得意げに言うあきえ。でも安心するのもつかの間、
さらに2機の戦闘機がミサイルを発射し、ザルとグマをまとめて倒そうとしました。
あきえ「しまった!」
絶対絶命のその時、アカネが操縦しているゲロググが現れ、左腕のシールドでミサイルを防ぎ、あきえ達を守りました。さらに右手に持っているビームライフルからビームを2発発射し、戦闘機を見事2機撃ち落としました。
水彦「アカネちゃん!」
アカネ「あんまり手間かけんなよな!」
あきえ「あ…ありがとう。」
ムキになりながらもちゃんと助けてくれたアカネにお礼を言うあきえ。
アカネ「後、さっきはバカにしてごめん。アンタだって一生懸命やってたのにさ。」
あきえ「土方さん…。も、もう気にしてないわよ!それより今は戦いに集中しなさい!」
アカネ「ヘイヘイ。」
操縦訓練の件は一様仲直りしたアカネとあきえ。
そんな2人を見て、水彦はこう思いました。
水彦「やっぱこの2人、完全に仲が悪いわけじゃないみたいだな。」
一方、キリンジョーを操縦しているラービは、
みんなの活躍に感心していました。
ラービ「みんながんばっているなぁ。僕も負けてられない!」
キリンジョーは空中で4つのパーツへと分離し、その4つのパーツからビームを一斉に発射し、デビルーデスの戦闘機を4機撃破した。
そして、こねこちゃんが操縦しているイヌンガーZは口から火球、シズカが操縦しているカバンゲリオンはマシンガンをデビルーデスの戦闘機目掛けて連射していました。それでも戦闘機はまだまだいます。
シズカ「これじゃあ切りがないよ〜!」
こねこちゃん「だったら一緒に攻撃しようよシズカちゃん!」
シズカ「うん!」
こねこちゃん「ロケットパ〜ンチ!!」
シズカ「カバさんビーム!!」
イヌンガーZは両腕をロケットのように飛ばすロケットパンチ、カバゲリオンは大きな口から発射した特大ビームを同時に炸裂し、戦闘機をどんどん撃破し、見事に全滅しました。
シズカ「やったー!」
こねこちゃん「バンザーイ!」
すると宇宙船の中から身長が40メートルほどあり、銀色のボディーのイノシシ合体ロボットが発進し、豪快に着地しました。中にはブトウが操縦していました。
ブトウ「おのれ地球人ども!ワシ自ら始末してくれるわ〜!」
こねこちゃん達のロボットに遅いかかるブトウのイノシシロボ。鼻の穴から超高熱火炎を放射し、こねこちゃん達のロボットを吹き飛ばしました。
アカネ「あのイノシシロボ強っ!」
シズカ「でも最後まであきらめない!」
アヒル校長「そうですぞ!邪悪な侵略者どもに好きにしてはいけませんぞ!」
みんなのピンチに、2機のアヒル型ロボットのアヒロスとアヒヴレイヴが助けに駆けつけました。
しかもアヒロスにはアヒル校長、アヒヴレイヴにはアヒ子さんが操縦していました。
ラービ「アヒ子教官のアヒヴレイヴだ!」
水彦「てことはもう1機には校長先生が!?」
アヒル校長、アヒ子さん「私達のコンビネーションをくらえ〜〜〜!!」
アヒロスのビームライフルとミサイルの集中放火からの
アヒヴレイヴのロングソードによる斬撃がイノシシロボを手こずらせました。
元太「てか息ピッタリじゃね!?」
春人「さすが恋人同士!」
こねこちゃん「すごーい!」
アヒル校長「こんな時のために夏休みにアヒ子さんと操縦の猛特訓をしてたんですぞ!」
アヒ子さん「さぁみんな、一斉攻撃でトドメをさすわよ!」
こねこちゃん達の10機のロボットはビームや炎、マシンガンにミサイルを一斉に発射し、イノシシロボを大爆発させ、ふき飛ばしました。
ブトウ「どわ〜〜〜〜〜!!そんなバカ〜〜〜〜!?」
吹き飛ばされたイノシシロボはそのまま宇宙船に衝突し、大爆発し、デビルーデスは壊滅したのでした。
水彦「勝った!デビルーデスに勝ったぞ〜!」
アヒル校長「みなさん、お疲れ様でしたぞ!まさに鈴夏高校とレッドハートハイスクールの絆の勝利!今回の合併企画はより良い方向に向かいそうですぞ!」
宇宙犯罪組織デビルーデスに勝利し、大喜びするこねこちゃんやアヒル校長達。
ところが数日後、鈴夏高校の朝礼にて、
体育館の舞台でアヒル校長は涙を流しながら生徒達にある報告をしていました。
アヒル校長「うーうー…。先日の宇宙犯罪組織デビルーデスとの戦いの後、アヒ子さんが地球防衛軍のパリ本部に転属することとなり、レッドハートハイスクールとの合併は中止になりました…。」
なんと彼女がパリに行ってしまうので、
アヒル校長は悲しさのあまり涙を滝のように流していたのです。
アカネ「結局彼女目当てかよ。」
アヒル校長「私は今すごくショックですぞ…。ショックで頭がパッパラパ〜〜〜!!」
さらに悲しさのあまり変なギャグをやりだしたアヒル校長は気絶してしまいました。
上杉先生「校長先生、お気を確かに!」
アカネ「早く朝礼終わんねぇかなぁ。」
あきえ「今回ばかりはあなたの意見に賛成ね。」
何はともあれ、これからも鈴夏高校に通えることに安心する生徒達なのでした。
次回も前後編でお送りします!
こねこちゃんの過去が明らかに!




