第70話 首脳会議、そしてシェナルークの密約#2
ノアの体を乗っ取り、シェナルークが再び現世に顕現する。
その証拠に、額には逆さ天使のような模様が浮かび、頬には赤い涙の跡が現れる。
そしてなにより、現れた瞬間の空気の変わりよう。
まるでこの場所だけ重力のかかりが違うように、重々しい空気が流れる。
発せられた言葉は殴られたような衝撃を持ち、一瞬にして格付けが完了した。
そんなシェナルークに対して、ガラス窓越しから見る研究員達も冷や汗が止まらない。
常に神経を逆なでされているような嫌な感覚を味わいながら、それでも声一つ上げず動かないのは、そこが安全な場所だからではない。
不敬をすれば殺される――それが直感的に理解しているからの不動だ。
この場において、たとえ拘束具をしていても安全地帯は存在しない。
それがわからないほど、研究員達も愚かではない。
とはいえ、それでもプライドはあるようで、
『あなた様がシェナルーク=スペルビア様でよろしいのでしょうか?』
「いかにも、我がこの世の頂点たる存在だ。
して、先ほど貴様らは面白い話をしていたな? アビス王を封じれる拘束具を開発したとか。
この凡愚の肉体を通して聴いていたが、実に悪くない『傲慢』さであったぞ」
『さ、左様ですか.....いえ、お褒めにあずかり光栄です』
「だが――」
シェナルークからの思わぬ賛辞に感謝を述べる研究員の男であったが、その空気も一つの接続詞で終わる。
重々しい空気は、その中でどんどん鋭さを増していき、研ぎ澄まされた。
そして刃となった言葉が、研究員の男ののど元に突きつけられる。
「それを『傲慢』の象徴たる我の前で言うには、頭が高すぎる」
『――ぃ』
隠し味に怒りをトッピングしたようなシェナルークの言葉に含まれる感情、それをダイレクトに受けた研究員の男は途端に顔を青ざめさせた。
加えて、目がチカチカしたのか頭を上下に揺さぶっては、やがて手をついて止まった。
まるで常に首を絞められているかのような息苦しい呼吸を繰り返し、どうしようもない恐怖を堪えるように胸元の襟をグッと握りしめる。
恐怖で激しく制限された思考の中、それから少しして研究員の男は声を絞り出した。
『も、申し訳ありません。あなた様の前で出過ぎた発言でした』
「ふっ、分かればいい。我は寛容だからな、その謝罪で許してやろう。
では、もうこの拘束具は必要ないな」
『は?』
その言葉に研究員の男が困惑していると、シェナルークの体を覆う拘束具に一瞬の煌めく線が複数走る。
その直後、まるで弾けるように拘束具がバラバラになった。
そのお遊びに付き合ってやったとばかりの光景に、研究員達は唖然とした口で固まる。
あの拘束具には魔力阻害効果がかけられており、それは実質魔力を封じたと同じだ。
となれば、魔力の具現化のような存在であるアビスが動けるはずがない。
ましてや、その拘束具はアビス王を捉えることを想定とした強度を誇っているものだ。
それを手足も動かせないまま切り刻む。常識的に考えてありえない。
ありえてはいけない。だって、それでは理論に合わな――
「どうした? 我はただ魔法で刻んで見せただけだぞ。
それでこの拘束具が壊れるのがそんなにおかしいか。
なれば、それは単に貴様らの理論が間違っていただけの話だろう?」
シェナルークの言葉が正しく、仮に先の事象を成功するためには、拘束具が封じられる魔力量をオーバーフローさせる魔力が必要になる。
そして先の拘束具には、十六年前の「鏖殺の傲慢戦」で観測できた魔力量の五十倍の許容量でもって作ったのものだ。
それをオーバーフローさせて拘束具を破ったのなら、現状ではシェナルークを縛れるものはない。
つまり、人の形を成した厄災が野に解き放たれたと同義である。
『ば......化け物』
思わずついて出た言葉に研究員の男はハッと我に返る。
そして速やかに近くにある緊急警報ボタンを押そうとして、
「動くな」
『――っ』
叩きつけようとした拳、しかしシェナルークの一言で止まった。
普通であれば、一刻も早く周囲に危険を知らせ、逃げるなりの対処を行うべきだろう。
しかし、それはあくまで普通であれば、だ。アビス王では話が変わる。
その行動一つで、世界の命運が決まるといっても過言ではない。
その重責を研究員の男が背負いきれるのか――答えは、否だ。
そんなものできるはずがない。
世界を救うために特魔隊にいるのに、軽率な行動で世界を終わらせるなどできるはずがない。
だからこそ、研究員の男の拳が緊急警報ボタンに届くことはなかった。
しかし、その男の懸命な判断により、世界は延命を果たす。
「よい、貴様は愚か者ではなさそうだ。では、我もこの場所に用はないな」
四隅の一か所をシェナルークが見つめながら、そう呟く。
そこにあるのは隔離室を監視するための監視カメラである。
もっとも、シェナルークが見たのは、そのカメラを見ている人物に対してだが。
「貴様らは実に良い仕事ぶりをした。
すぐに殺さなかったこと、対話を求めたこと、我の指示に従ったこと。
それら最善の判断により、貴様らの命は未だこの世に留まっている。
そんな貴様らに褒美として、貴様らを殺すことは無しとしてやろう」
そう言いつつも、すぐに「だが」と言葉を挟むと、視線を研究員達に向け、
「その記憶を保持することは許さぬ。よって、全てを忘れよ」
シェナルークが無造作に右手を上げると、その手は親指と中指がくっつくように構えられていた。
瞬間、静寂な空間に指パッチンの音だけが響き渡る。
その音を聞いた研究員達は、途端に視界が霞み、混濁した意識の中で闇に沈んだ。
*****
―――特魔隊本部の会議室
楕円型のように並べられた机には、均等な距離感で男女が並んでいた。
年齢は平均して高く六十代近くといったぐらいうだろうか。
そんな彼らは、自分の目の前にあるホログラムモニターを見て冷や汗をかく。
そのモニターに映っているのは、拘束具を解いたシェナルークの姿だ。
そしてそのシェナルークが監視カメラを見ている、否、自分達を見ている。
そう思えるほどには、向けられる紅い瞳に揺らぎがない。
同時に、自分達の理性が猛々しく吠える――自分は今、危険地帯にいるのだと。
「ギリウス総督、どうして緊急警報を押さなかったのですか?」
その時、一人の小太りの男が上座に座る老人――ギリウス=ウィルバートに尋ねた。
というのも、この幹部が集まる会議室にも当然「緊急警報ボタン」があり、その決定権は特魔隊の長であるギリウスに委ねられているのだ。
であれば、隔離室の異変を感じてすぐさま周囲にシェナルークが解き放たれたことを知らせるべきの所を、ギリウスは自らの判断で行動に移さなかった。
それは総督による特魔隊に対しての裏切り行為と捉えられてもおかしくない。
しかし、そう捉えられてもギリウスには行動にできない理由があった。
それは先ほどのシェナルークの視線と言葉にある。
「シェナルーク......奴は『動くな』と言った。それは研究員達に向けたものだけではない。
むしろ、盗み見ている我々に向けて言ったのだ。
だからこそ、私は動くわけにはいかない。いや、動いてはいけない」
「そ、そんなばかな......奴がいるのは地下五十階の場所だぞ!?」
「そうだ! それに我々がいる場所もその隔離施設から離れた特魔隊本部だ!」
「今すぐにでも警報をならして備えるべきよ!」
一人の男の意見を皮切りに、次々とギリウスに対する糾弾にも似た言葉が飛び交う。
とはいえ、そのどれもがこの都市、ひいては多くの民を守ろうとする意見には変わりなかった。
しかし、それでもギリウスの意見はかわらない。なぜなら――、
「今の戦力で十六年前の悪夢を再現する気か!?」
「「「「「.......」」」」」
まさに鶴の一声、引き合いに出された忌まわしき過去を知らない者はこの場にいない。
特魔隊の黄金時代とも称された幾人もの英雄のような実力を持った隊員達が、たった一人のアビス王によって成すすべもなく壊滅した。
加えて、数多の犠牲の末に倒したはずの『傲慢』のアビス王が実は生きていた――なんてことを世間に公表できるはずもない。
そうなれば、一瞬にして特魔隊の信用は落ち、秩序のない世界にアビス王が暴れまわるという混沌とした世界になってしまうだろう。
故に、今後の未来を考えたとしても、そんな軽率な行動はできない。
「責任は全て私が引き取る」と命一つで世界が救われるならどんなに安いことか。
現実はたかだか人間一人の命で回るほど簡単ではない、ということだ。
「――あぁ、貴様の判断は正しい」
「「「「「――っ!?」」」」」
その時、まるで反響する部屋で声が何重にも聞こえるように、一人の声がした。
加えて、その声はこの場にいる誰のものではなく、年若く、威勢があり――なにより「傲慢」だ。
「どうだ? 先ほどまで安全圏だったのに一転して逃げ場のない牢獄になる気分は?」
再び聞こえた声にギリウスが目線を合わせると、その声の主――シェナルークは正面にいた。
上座に座るギリウスと丁度向き合う下座側の机に腰を掛け、不敵に足を組んでいる。
まるでこの場から動かずとも全員を制圧できるといわんばかりの態度だ。
しかし、驚いたのはそれだけじゃない。
もともと地下五十階にいたはずの人物が、一瞬にして特魔隊本部の地上百五十階の位置にいる。
その差、二百階を一体どうやったら音もなく現れることができるのか。
(瞬間移動? いや、もはや空間転移と認識した方がいいか。
こんな情報は十六年前にはなかった。つまり、まだまだ隠してることが多そうだな)
内心、冷静に分析するギリウスだが、顔には緊張による冷や汗が止まらない。
どうして刃を首元に触れさせられている状態で緊張せずにいられようか。
この場において誰が生殺与奪の権を握っているかは明白。
つまり、生きて情報を得たければ、シェナルークの機嫌を損ねないのが最重要事項である。
「......初めまして、シェナルーク王。私は特魔隊の総責任者であるギリウス=ウィルバートだ。
呼び方はギリウスでもなんでも好きに呼んでくれて構わない。
それで......本日はどのような要件でここへ?」
声色から恐れを気取られないように、努めて落ち着いて話すギリウス。
シェナルークの機嫌を損ねてはいけないのは大前提だが、それでも特魔隊の総責任者としての矜持がある以上、へこへこと三下ムーブのようなことをするわけにはいかない。
だからこその敬語を使わないしゃべり方であったが、それが案外良かったのかシェナルークから指摘されることはなかった。
その代わり、先のギリウスの質問に対して一言。
「我が作った組織を見に来ただけだ」
「........どういう意味だ?」
あまりに衝撃的な一言に、ギリウスは一瞬自分の耳を疑った。
いや、自分だけではない。この場にいる幹部全員が困惑している。
そんな状況の中、反応を喜々としてみているシェナルークが返答した。
「そのままの意味だ。そも、貴様らが魔法......いや、貴様らの場合は『魔技』であったか。
アビスに対抗するために力が授けられた人物――ルべリウス=オルドヴァンは我のことだからな」
「なっ......!?」
その衝撃的な内容に、ギリウスの息が途端に詰まった。
シェナルークが出したルべリウスという人物は、特魔隊において魔技の祖とされる人物だ。
その昔、まだ世界にアビスに対抗する力が無かった時代において、唯一対抗する術を身に着けたのがその人物であり、その人物から教わった弟子の一人がさらに多くの弟子を取って魔技が普及。
それがさらに何百年と技術継承がなされ、積み重なり、磨かれたのが現在である。
そんな始まりの存在を、特魔隊はある種神に近い形で尊敬の念を持っていた。
しかし、今の話が本当であれば、自分達が使う「魔技」という技術はもとより、自分達が尊敬していたのがアビスであるということになる。
それは特魔隊の歴史において、組織の根幹を揺るがしかねない事実だ。
加えて、その事実はそれだけではないようで――、
「それに、貴様らが崇めている特魔隊の創設者アルガス=バレスティンも我だ」
二度目の衝撃の言葉、今度はこの場にいる誰もが言葉を失った。
混乱の最中に、さらに天災級の衝撃が舞い込んで思考が真っ白になってしまったとでも言うべきか。
であれば、特魔隊という存在は何なのか。
嘘だ、とシェナルークに言い渡すこともできる。
しかし、絶対的強者であるかの王がわざわざ嘘をつくメリットがどこにもない。
いっそ、わざと嘘をばら撒いて混乱している反応を楽しんでいると言われた方がマシなレベルだ。
「今頃、貴様らはどうして敵である我が特魔隊なんか作ったのかと思っただろうな。
それは我の目的のために必要な情報収集をしてもらうためだ。
貴様ら人間は数だけ無駄に多いからな。有効活用というやつだ」
シェナルークが発した目的、その言葉にピンと来たにはギリウスだった。
というのも、恐らく自分は知っている――シェナルークが何を求めていたのかを。
特魔隊でも内々に進めていた任務であり、その任務の実行部隊がオルガであったから。
「......それは魔女の存在ですか?」
「ほう、やはり知っているか。どこまで知ってる?」
ギリウスが発した言葉に、幹部全員が困惑した表情を浮かべた。
それもそのはず、その単語を知るのは特魔隊において二人だけ。
しかし、その一人であるオルガが死んでしまった以上、もはや自分だけになってしまったが。
とはいえ、シェナルークの確認のためとはいえ、その言葉を発してしまった。
この状況は非常に不味い。それこそ、下手すれば特魔隊が空中分解しかねない。
そんな懸念を浮かべていると、ふいに視線に気づいたシェナルークがパチンと指を鳴らした。
瞬間、ギリウス以外の幹部全員が机に突っ伏すように倒れこむ。
確認しなくてもわかる。こんなことができるのはシェナルークしかいない。
つまり、自分が答えやすいように状況を作ってくれたのだ。
「気遣い痛み入る」
「よい、我が求めるものがあるならこのぐらい些事だ。
それに、この会話の記憶も改ざんしたから安心しろ。
今頃、我を捉えた事実そのものがなくなっているはずだ。
それで、貴様は『無罪の魔女』について何を知ってる?」
「オルガ以上のことのあまり。しかし、魔女の発生条件についてはある程度の推測がついた」
そう言った瞬間、シェナルークの目の色がわかりやすく変わった。
餌に食らいついた魚のように、姿勢が前のめりになる。
「して、条件とは?」
「恐らくだが、アビス王全ての核を揃えることだ」
「全ての核を......?」
「あくまで十六年前当時の、それも核も手に入っていない段階でのあらゆる情報からの分析だ。
加えて、オルガ君が集めてきてくれた敵からの情報でもある。
だから、今回貴殿が提供してくれた『怠惰』のアビス王の核でさらに調べるつもりでいる」
「そうか。まぁ、何も進歩がないよりかは全然マシな状況か」
ギリウスの言葉を聞き、シェナルークが腕を組み思案顔をする。
しかし、それも数秒とかからず終わると、すぐさま口を開いた。
「であれば、貴様らが分析した情報の提供を対価に、我が残りのアビス王を殺してやろう。
幸い、殺したがってる小僧が肉体にいるしな」
「......ノア君は生きているのか?」
「当然だ、それが奴との契約だからな。我は契約を反故にするような低俗な存在ではない。
とはいえ、我の存在がこの凡愚の中にいることを誰かに漏らすことは禁ずる。
それが破れたとなれば、貴様らの世界が滅ぶと思え」
その言葉から放たれる静かな圧に、ギリウスはゴクリと生唾を飲み込んだ。
それからゆっくりと頷き、「肝に銘じよう」と返事した。
その姿を確認すると、シェナルークはさらに言葉を続け、
「では、これはほんのささやかな貴様らに対する情報提供だ。
貴様らにとって攻略しやすいアビス王を順に紹介してやる」
そう言って、「まず一人目」と人差し指を上げると、
「一番簡単なのは、今回我が仕方なく片付けてやった『怠惰』のリュドルだ。
あの雑魚は所詮、見様見真似の体術であり、単なる力押しの阿呆だ。
故に、攻略難易度は一番楽。といっても、貴様らからすれば勝率は五パーセントほどだろう」
「十六年前のように数を揃えれば勝てたと?」
「そうだな。あの時、相手が我でなければ間違いなくアビス王の一角は倒していただろう。
もっとも、被害規模も死者数も我の比ではなかっただろうな」
その言葉に、ギリウスは静かに苦笑いを浮かべた。
それはリュドルが本気の戦闘をするからという意味だろう。
なら、手加減して数万規模のシェナルークは一体何万人死ぬというのか。
いや、万で考えるよりも都市が滅ぶか否かで考えた方がいいかもしれない。
「次に、簡単なのは『嫉妬』のパーシルだな。
もっとも、ある条件をクリアして倒せたなら、『怠惰』よりも簡単だ。
しかし、その条件達成確率が低い以上、勝率は三パーセントといったところか」
「その条件とは?」
「それぐらい貴様らが調べろ。その次は『暴食』のラナか。
あのガキも戦闘能力は然程高くない。基本、暴れてるだけだしな。
それに、あのガキも上手く隙を突ければ、一番簡単に殺せるだろう。
しかし、戦闘状態になると面倒だから、その場合の勝率は一パーセントか」
「怠惰」から始まり、「嫉妬」と「暴食」で三つの指を立てたシェナルーク。
その三本にチラッと視線を向けると、軽く鼻っで笑った。
「我が思うに、この三体が貴様らが人間のまま倒せるアビス王の種類だ。
しかし、残りの三体――『色欲』のルナゼーラ、『強欲』のゼスト、『憤怒』のリュウゼンは知能も働けば、攻撃にも技術があり、加えて仲間がいる。
今の貴様らでは、勝率は限りなくゼロと言っていいだろう」
「しかし、我々には貴殿というジョーカーがいる」
「左様。といっても、戦うのは我の力を借りたこの凡愚になるがな。
もちろん、その過程が上手くいくかどうかも凡愚次第ではあるが。
いずれにせよ、我の目的が『無罪の魔女』の討伐である以上、貴様らに危害は加えぬと約束しよう」
その明言されたシェナルークの言葉に、ギリウスは大きく息を吐いた。
相変わらず内心穏やかではないが、一先ずの危機は去ったことに対する安堵が漏れる。
「それはありがたい。もう十六年前のような悪夢を見るのは嫌だからな。
もっとも、今度は自ら悪夢を作りに行かなければならないというのが、胃が痛くなるところだが」
「その程度の責任を背負えずして何が特魔隊の長か。
それに、先ほども言ったが、これからの戦いは我が貴様らの味方だ。
十六年前、貴様らに散々恐怖と絶望を与えた存在だぞ? これほど心強い味方はいまい」
「.......全く、本当に......全くだ」
シェナルークの恐ろしくも、それを上回る力強い言葉。
それを未だに忘れられぬ過去を持つギリウスによってこれ以上ない頼もしい言葉だ。
だからこそ、素直に喜べない感情が、返事の端々から漏れてしまうのだった。
読んでくださりありがとうございます(*'▽')
良かったらブックマーク、評価お願いします




