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意外な展開


「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」


唯さんと優愛が別室に行ってすぐ隣の部屋から優愛のものすごいスピードの謝罪が聞こえてきた


「あの〜唯さんって怖いんですか?」


隣で仰向けに寝そべり足をプラプラさせている芽依さんに聞いてみる


「んー、姉さんはただキレるだけじゃなくてちゃんと相手の話を聞く人だから怖くはないと思うよ、時と場合によるけどね」


俺はなるほどと相槌を打ちながら答えた



少しの時間リビングに沈黙が流れた

芽依さんは足をプラプラさせて遊んでいる、麻衣さんはどうしよう、どうしよう、と言いながら同じところをぐるぐるしている


俺は悪いと思っていながらも隣の部屋に聞き耳を立ててしまった

だけど、不思議と怒っているような声は聞こえない

良かった、と安堵しているのもつかの間すぐにすすり泣くような声が聞こえてきた

もしかしたら中でなにかあったのでは

こんな状況を招いてしまったのは俺だ

俺が止めに行かないと

という不安と謎の使命感に駆り出されけんけんをしてどうにか隣の部屋のドアの前に来た


禍々しい雰囲気を感じる

多分常識的には入らないほうが良いのだろう

だけどそれ以上に責任感が強くなってしまい入らざるをえなかった

どうにか体を使いドアを押すようにして開ける


「ごめんなさい、唯さん、勘違いで、、え?」


・・・


俺と優愛の間に気まずい空気が流れた

机を間に挟んで優愛と唯さんが対面して椅子に座っているような形になっている

そして今はうずくまっている唯さんを優愛が慰めている

どういうことだろうか?

とりあえず状況が理解できなかったので何事もなかったかのようにドアを締めた


「よし、俺は何も見てない」


誰かに聞かせるように呟いてリビングに戻った



少ししたら目を少し腫らした唯さんとそれを心配そうに見つめる優愛が出てきた


「あ〜、えっと、大丈夫、でした?」


なんと声をかけていいか分からず少し言葉が詰まってしまった


「ちょっとこっち来て」


「はい」



さっき優愛と唯さんが居た部屋に今度は俺含め3人で来た

これってどういう展開?




あとがき

片足使えないときに一人でお風呂って無理じゃないですか?

ということは、ということは、

お風呂編やります


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