表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

54/107

寝坊


「ん?あれ?今何時だ?」


ゲームをやっていたらいつの間にか寝てしまったらしい

(というか俺唯さんと毛布一枚でこんなにくっついて寝てたのか、、)


起き上がって時計を確認する


「えっ?もう、10時だ、と、」


学校に行くためには7時前に起きて7時半前に家をでなくては間に合わない

(どうしよう、唯さんはもう起きてるのかな、)

そう思い隣を見る

(唯さんもまだ寝てるのか、とりあえず唯さんを起こそう)


「唯さん、10時ですって」


「おはよう純平くん」


「おはようございます、って俺もう学校行かなきゃなんです」


「遅刻ならもう休んじゃおうよ、ほらおいで」


唯さんは自分が寝ている隣のスペースをポンポンと叩いた


「本当はそっちに行きたいですけど、学校に行ってクラスで文化祭の話をしなきゃ行けないので俺は学校に行きます」


俺がそう言うと唯さんは少し残念そうな顔をした


「そっか〜残念、ならそこに少し屈んでほしい」


唯さんに言われたように屈む


「こうですか?」


「そうそう」


唯さんはそう言うと俺に抱きついて来た


「ちょっと、どうしたんですか、」


驚いて声が少し裏返ってしまう


「あんまり頑張り過ぎちゃだめだよ」


唯さんは俺に抱きつきながら頭を撫でてくれた


「頑張ります!」




色々出発のための準備を終えた


(一応最後に身だしなみチェックしとくか)

鏡に映った自分を見る

(なんだこれ?虫刺されか?)

首に謎の跡ができていることに気づいた

虫刺されのように一部分だけ赤くなっている

(もう秋なのにまだ刺す虫がいるのか、でも全然痒くないんだよな、とりあえず唯さんに虫刺されの薬を貰おう)


「すいません唯さん、虫刺されの薬ってどこにありますか?」


「虫刺され?どこにできたの?見せてみて、」


「ここです」


唯さんに首の赤くなっている部分を見せる


「あぁ、えっとね、そこはね、まぁ一応薬塗っておこうか、」


「はい、」

(どうしたんだろう、虫刺されのあとじゃないのかな?)



「これでよしっと、」


「ありがとうございます」


唯さんは薬のあとに赤みを隠すものも塗ってくれた


「それじゃあ俺そろそろ行きますね」


「うん、いってらっしゃい、頑張ってね」


「はい!」




純平くんが学校に向かった

(あぁぁぁぁぁ流石にやってしまったぁぁぁ

隣に可愛い顔があったからとはいえこれはだめだった、夜は判断力が鈍るとは言えやっちゃった、どうしよう、とりあえずファンデーションで隠したけど、次からはこういうことをしないようにしよう)


私は純平くんが学校に行ったあと一時間ほど一人反省会をした

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ