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唯さんと映画鑑賞


「唯さん今日は何しますか?」


「今日はね映画を見よう」


「映画ですか?」


「そう!映画」


「今ってなんか面白そうなやつやってるんですか?」


「うーん、今だと私の好きそうなやつはやってないんだよね」


「そうなんですね」


「そうなの、だから配信サービスで見ましょう!

純平くん、サブスクって知ってる?」


「知識程度ですけど、あの月額いくらで見放題みたいなやつですよね?」


「そうそう、それでなにか見ましょう」


「いいですね!何見るんですか?」


「純平くんは何か見たいのある?」


「自分は特にはないですね、強いて言うなら唯さんのおすすめが見たいです」


「私のおすすめか、ホラーとか?」


「ホ、ホラーですか?」


「うん、苦手だったら別のやつにするけど、」


「いえ、全然大丈夫です、唯さんのおすすめなら見てみたいですし」


「なら見てみよう!」


「はい」



テレビで配信サイトをつけて開始する



「ゾンビですか?」


「ゾンビだよ、しかも海外のやつ」


「日本と海外だと何が違うんですか?」


「一概にこれとは言えないけど派手さとかあとは見せ方とかまぁ監督によっても変わるけど」


「なるほど、」




それから30分後


「いぃぃぃやー、ゾンビ、首切られてる、」


「ふふっ、そんなに怖い?」


「いえ、全然怖くなィィィィ」


「大丈夫?怖いなら止めるけど」


「いえ、全然平気です」


「そう?なら残り1時間ぐらいだから頑張ろう」


「はいぃぃぃ」



それからさらに30分後


「絶対いる、絶対いる、」


「大丈夫だよ、そんなに怖がらなくても」


「でも、あそこ絶対いますっ、、いたぁぁ」


「ふふっ」


唯さんが笑った

この映画に笑うシーンなんてない気が、いやぁぁぁ

来てる、ゾンビ来てる



視聴後


「純平くん、大丈夫?」


「いや、もう、こんなの、全然余裕です」


「足震えてるけど」


「いや、これは武者震いというやつです」


「お風呂とかトイレとか一人で大丈夫?」


「全然余裕です任せてください」


「そう?それなら良いけど」



その日の夜の事



どうしようトイレに行きたくなってしまった

唯さんを起こすのは申し訳ないし

だからといって我慢するのも、、

よし、頑張ってみよう

唯さんが起きちゃうとだめだから電気はつけないで行こう大丈夫別にいつもと変わらないから、



よし、なんとかついた

と言っても距離自体はそんなにないけど

電気つけないで行くと怖いな



よし、用はたしたからあとは戻るだけだ

あれ?何だこれ?

少し背が高くて緑色?少し濡れてる?


「いいやぁぁぁぁ」


「大丈夫純平くん」


唯さんが電気をつけてすぐに駆けつけてくれた


「あれ?純平くん、それってただの木だよ?」


「あれ?ほんとだ、ごめんなさい唯さん、こんな夜中に起こしてしまって」


「それは大丈夫だけど映画そんなに怖かったの?」


「はぃ」


「そっかそれなら、、」



ということで唯さんの抱きまくらになって寝た

いつもなら恥ずかしいと思うのだが今日は怖すぎてそんなこと思っている余裕はなかった

いつもよりも早く寝付けたのはここだけの話





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