表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
必勝の聖眼の神殺しと戦女神  作者: 暁 白花
第1部 人物紹介 用語辞典
98/301

登場人物2

 氷鏡ひかがみ 翔真しょうま / 16→17歳


※詩音、千尋、紗奈、一誠とは幼稚園からの幼馴染み。


 少年サッカークラブに入り、FW(フォワード)のポジションを任される。中、高校ではエースストライカーとして全国で活躍。全国高校選手権では一年生でレギューラーで2位。

 アディショナルタイムにPKペナルティーキックで負ける。

 爽やかなカリスマ性で人気者。


 性格は良く正義感がありグループのリーダーに相応しいが、人の善性を盲信し過ぎている為、喧嘩両成敗、握手すれば蟠りは無くなる。

 良く言えばフェアプレイ精神、悪く言えば場当たり的な八方美人。

 悪いことは記憶を改竄し無かった事にして、ご都合主義に書き換える。


 詩音の虐めも円満解決、詩音の信頼度が上がったと、詩音の心の痛みを無視した言動を取り続け、6年の事件でうずくまる詩音の背中を蹴る相手に対し、武力行使に訴えた総司の事を許せない。

 そんな総司の隣に居る詩音が理解出来ない。

「詩音を助けているのは俺なのに、何故あんな悪と……」と。

 それ以降、詩音とは疎遠。話し掛け肩に触れても冷たく振りほどかれる。


 紗奈の励ましに、「紗奈()自分に惚れている。間違いない。紗奈()俺のモノなんだ。詩音の居るべき場所は、自分の隣なんだ! それが正しい俺達の在り方なんだ」と、信じて疑わない。


 異世界の美少女、セフィーリア、クレアに対してもカッコいい勇者の姿を見せつけようと振る舞う。




 妻夫木つまぶき 一誠いっせい / 16→17歳


※関係性は氷鏡 翔真の項目を参照。


 お気楽、能天気、熱血だがその言動が軽率。


 千尋の事を意識して、アピールをし続けているが脈は無し。


 高校では軽音部。


 翔真の正義感に一誠の熱血、千尋や幼馴染み繋がりで総司にも押し付けて同意を求める。


 総司が千尋と目礼するだけで、千尋と解り合っているようで気に入らない。


 クレアの事も密かに想いをよせていたりする。頼れる男アピールは空回りしている。


 翔真もそうだが悪癖がなければ良い奴。




 南條なんじょう 千尋ちひろ / 16→17歳


※先の項目と同じ


・読書好き、最近では知識がついて人が死なないミステリー系を愛読していた。因みに殺人事件ものは嫌い。

 理由が親しい人を死に追いやった復讐か、痴情の縺れ、金が大抵の理由でトリックと登場人物が違うだけだから。


 翔真と一誠の不始末で苦労させられて来た苦労人。

 そのせいで詩音とも一時期、疎遠になる。

 

 中学入学時に同じクラスになり、総司の取り成しで仲が少しだけ良くなる。それでも「南條さん」「雪城さん」呼びだった。

 その際に総司とも、そこそこに親しくなる。


 彼を意識した気持ちに蓋をして鍵を掛けて心の奥深くに沈めたが、翔真達に苦労させられる千尋を気遣ってくれる総司に対する気持ちが、新たに溢れてくるのを沈められずにいた。


 一誠のアピールに辟易していた時に、異世界に呼ばれ翔真達の盲信と短慮な行動の末、しまい込んだ箱の鍵が壊れた。




 有馬 紗奈 / 16→17歳


※同じ項目を参照。


 成績は優良、生活態度も優良な女の子だが、翔真の正義感に感化され傾倒しすぎているのが玉にきず


 その為に総司に反感を覚える。詩音を助けようと皆に訴えた翔真より、総司を選び幼馴染みグループから抜けた詩音を「何故、翔真の想いに応えない」と裏切られたと感じている。


 中学入学迄、疎遠になっていたが千尋が間に入り事務的な会話くらいは出来る様になっては居るが、千尋が居なければ、詩音が接触を避ける為、実際には改善されていなかったりする。


 異世界に呼ばれ、翔真の正義感に賛成した自分達に対し、総司達にそれを否定され憤るも、最近では安全、平和ではない場所に居る事で、冷静さが生まれ、翔真への想いも、”この人には、あたしがついて居なければ駄目になる”と武士の情け的な感情になっている。何時か見た、猫型ロボのアニメに出てくる男の子と女の子の未来の馴れ初めみたいだなぁ、と苦笑いになる。

「”みなもと”だけに武士の情け?」と千尋に言われてしまう。




 セフィーリア・アルフィード・アークディーネ / 14→15歳


 

・アークディーネの第三王女。

 姉であるアースィナリアが異種族とのハーフであろうと関係無く慕い、またアースィナリアに可愛がられる。


 勇者召喚の次元魔法をクレアと共に行い、それだけには成功するが、異世界で魔法がどの様に展開され、どの様な影響があるか知らずにいた。


 翔真達の召喚後、魔力欠乏で身体を支えるのがやっとの状態であったが気丈に振る舞う。


 翔真と一誠の質問攻めにも笑顔で答えていたが、総司には気付かれ、気遣われていたと、侍女のエイルとエリルに後になって聞かされ、その時に渡されたという”チョコ”という口の中で甘く溶けるお菓子の味は忘れられないでいる。




 クレア・ルフェイア / 17歳

 

・元々はアースィナリアが引き入れた魔導師。

 アースィナリアがヴァイスに向かう際、セフィーリアを心配して彼女を宮廷貴族の魔手から護る為に置いていく。


 定期的にアースィナリアに現状の報告書を送っている。


 勇者召喚直後は期待もしていたが、翔真と一誠の覚悟と言動、成長の見られない為に失望し、期待は最早していない。

 それでも今はセフィーリアの許に居て、勇者が国王の勅命を受けている以上、それなりに相応しい言葉使いをしている。

 ”鶏も持て囃し、煽れば空を飛ぶ”を実行している。




 アンジェリカ・アルフィード・アークディーネ / 19歳


 第一王女にして【蓮火れんかのアンジェリカ】と呼ばれ慕われている。


 19歳……王族にしては、いきおくれになるが、本人曰く、「誰を迎えるにも、嫁ぐにしても自分より軟弱な者を選べば、いい加減、弱体化著しい我が王国が余計傾く」と言って、悉く断っている。


 しつこい者には試合をして、蓮火の中に葬り去る。

 そして、「わたくし程度の魔法の使い手の炎も防げないようでは、貴方では役に立ちません。男としても、夫としても」と冷笑を浮かべられる。


「私には財が此れだけある。貴女を満足させられる」と豪語する者には、「では、それを軍資金に○○を退治して、○○が護る○○を採ってきなさい。それくらいの気概を見せて欲しいわ」といい、嘲笑される。


 ぬるま湯に漬かる貴族に出来よう筈も無く、前者は女性恐怖症になり、男性としての機能も死に男娼館に癒しを求める様になる。

 後者は生きて帰還出来れば、屋敷に引き込もり積み木遊びを始める様になる。

 帰還しない者は死ぬか、旅先で賊に身ぐるみ剥がされ、奴隷として売られるか、路銀が尽き、身を売るしかなくなり、帰れないなんていうのはざらで、その末に男性では無くなる医術をうけてしまい、帰る気が起きなくなる。


 大抵の場合、次男や三男とか等で誰も気にしない。気にならない。


 偽物を造り持ってきても魔力反応でバレてしまい、謀ったとして打ち首獄門が待っている。


 そんな姉を憂う妹二人に対し「高嶺の花を手折(たお)る覚悟も気概も無い者、分も弁えず手を伸ばす者は、冒険も困難も乗り越えられなずに野垂れ死にするだけよ? そもそも資格はないの。女なら、この男になら手折られても良いと思える迄、気高く咲き誇りなさい。そんな男に出逢えたなら、自ら手折られにいきなさい」なんて艶然と笑う。


 謁見の途中から姿を消し、王宮からも姿を消した。

 行方は知れず。




 アマディウス・アルフィード・アークディーネ / 38歳


 17歳の時に第一王子が誕生、30歳で王位につく。


 歴代の国王は初代王と二代王の善政と比べられる様になり、人々の記憶を塗り潰すように城を建て替えさせてきた。

 アマディウスもその想いに囚われ、歴代の国王が出来なかった勇者召喚の儀式を行い成功する。

 

 折好く、魔神や魔人が動き始めた為に支持率は鰻登りだ。


 能力としては優秀だが、家臣と成る者の能力を見て、人心を省みない為、奸臣や佞臣が蔓延る事に為り、国が荒んだ原因。




 フォルティーヌ・アルフィード・アークディーネ / 36歳


 冷厳―― 感情の入る余地が無い程厳しい性格。


 遣える者は常に家名や血筋に拘る。

 それ故に汚れた異種族の半端者アースィナリアの事は受け入れられない。


 だが、容姿は良いので、宰相ウルスヴェイン・グラジレスにでも玩具として渡してしまおうかとも考えていたが、危機を察したかの様にアンジェリカにより北方領ヴァイスに左遷されてしまう。


 第一王子の姿勢を好み、第二王子の事は戦場で成果をあげる為に良しとしている。


 第一王女アンジェリカには度々煮え湯を飲まされたりしている為に苦々しく思っているものの、優秀な魔法士の為に放置している。


 第三王女セフィーリアも優秀な魔導師の為に目を掛けている。


 勇者達に関してだが国王共々、使い捨ての駒程度にしか思っていない。




 リシュアン・アルフィード・アークディーネ / 21歳


 政策や防衛に興味を持ち、学んでいる。

 次期国王と名高い。


 既婚者、子持ち。




 アレクシ・アルフィード・アークディーネ / 17歳


・【獅子真剣】【轟剣】等の二つ名で戦場で見方には心強く、敵方には怖れられる。


「我、常に戦場に在り」が座右の銘。


 翔真や一誠と気が合うほどの正義感と熱血漢。

 総司に敗れていこう、素早く移動する【烈轟走速破れっつごうそうそくは】を編み出す。


 


 ウルスヴェイン・グラジレス / 32歳


・嗜虐趣味を持ち、全てを自分の手に入れ、何もかもを自身の才能で操れる信じている。


 異種族との間に生まれたアースィナリアや思い通りにならないアンジェリカ、異世界の少女達を性的に嗜虐して弄べる日々を夢見ている。


 謁見時、詩音を捕らえようとしたのもその為。


 story zero2にて少し触れられているが、まだまだ先の話。  


次回は侍女と地球組についてです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点]  そういえば、アンジェリカ・アルフィード・アークディーネって消息不明になったということでしたが、その後って描かれてましたっけ?  描かれていないとしたら、現状どこにいて、何をしている…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ