表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

677/700

第677話.卵とハム

 喫茶ブルックリンは雰囲気のある古き良き喫茶店だ。喫茶黒木とはまた違った良さがあり、この雰囲気は私個人としてはとても好きな部類に入る。

 案内された席に置いてあるメニュー表を開いて注文するランチを選ぶことにする。サンドイッチが有名なカフェだが、その他にもオムライスだったりが人気でもあったりする。何せ特製のソースを使っているらしい。

 私は本来の目的であるサンドイッチに加えてそちらにも興味をそそられる。だがしかし、今回の目的はやはりどこまで行ってもサンドイッチであることに変わりは無いのだ。

 私は数種類あるサンドイッチの中からたまごサンドイッチとハムサンドを頼み、しばらくは先に頼んでおいたコーヒーを飲んで時間を潰す。

 ブルックリンはアンティークな家具でその多くの装飾をまとめており非常に統一感のある店だ。またガラス細工も小物として飾っていて、店内の光が反射するとプリズムのように7色に反射しとても綺麗になる。

 今度来た時にオムライスを頼もうと思いながら、その時は刻も一緒にだなと私は1人納得したところで、頼んでいた品が運ばれてきた。


「わ、ボリューミーだ」


 パンに挟まれた具材達はコンビニで売っているサンドイッチのような見えるところだけのスカスカ仕様ではなく、端から端までミッチリ仕様となっていた。そのためかサンドイッチに薄さというのは感じず、第一印象がぶ厚いでもなく大きいであった。

 私はもとより渡されていたおしぼりを使って指先を拭いてからサンドイッチに手を伸ばす。トースターで軽く焼け目を付けているからなのか、食べずともサクサクとした食感が伝わってくるようだ。

 まずはたまごサンド。そう思い重量感の強いたまごサンドを手に取り口に運ぶ。

 サクッと小耳にいい音を聞きながら私は味覚でも楽しむ。卵の風味といい感じにアクセントとなる塩コショウの味付け。思わず二口目をすぐにリピートしたくなる。

 これはこれは……なんと素晴らしい。予想以上だ。

 1人ご満悦な表情を浮かべながら私はみるみるうちにサンドイッチを食べてゆく。ハムサンドも相棒のレタスとの相性があまりに良すぎた。レタスのシャキシャキ感と、ハムの風味と柔らかさ。これが絶妙にマッチしているのだ。

 私はひとしきり満足してから最後にコーヒーで流し込む。

 やはりカフェで提供されるコーヒーというのはインスタントとはまた違い、別格の美味しさだ。店内でコーヒー豆から挽いている音もまた心地のいいBGMとなるし、全てが完璧に作用しあっている。

 さすがは人気店。そう思いながら私はお会計を済ませるのだった。


第677話終わりましたね。作者今回も寝落ちです。何なら課題が終わってない状態で寝落ちです。授業時間で終わらせます。

さてと次回は1日です。お楽しみに!

それと「面白い!」「続きが気になる!」という方はぜひブックマークと下の☆からポイントの方をお願いしますね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ