表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

501/700

接話第501話.文化祭がもうすぐ

あの、寝落ちです。最近多いです。

 ほんの少し小走り気味に駆ける。

 アスファルト舗装の歩道は固くて、グラウンドの砂のようには反発してくれない。

 赤信号から青信号に変わる。前に進めの合図とともに、私達はまた止めていた足を前に出すのだ。

 ふわりと吹く風に背中を押されて、すっかりと姿を変えた門を目指す。そこを抜けたら普段は何も無いただの広場に受付用の白いテントが。私達はそこを無視すると、奥に進んで教室に向かった。

 中には既に数名の生徒。凛やユウはまだ来ていないらしい。

 私や刻はこれから実行委員の集まりがあるので一度教室のみんなとは別行動だ。


「よしっ、刻行こっか」


 荷物だけ置くと、メモとシャーペンを一本だけ持って実行委員の集合場所に向かった。

 集合場所には他学年、他クラスの実行委員がいる。こうしてみると、実行委員だけでも中々の数だ。これに生徒会のメンバーも加わって文化祭を回すのだから、結構な大所帯の組織となるだろう。


「まぁ、君たちにしてもらいたいのは自分のクラスの管理と、あとはその他の学校内で困っている人がいないかの確認とかかな。もしそういった人を見つけた場合は手助けしてあげるように。まぁ、その仕事は出来るだけ1、2年に回すから、3年生は最後の文化祭出来るだけ楽しんでよ」


 生徒会の顧問である教師が私達に向かってそう言う。

 クラスの管理はどう足掻いても私達がしなければならないが、文化祭を回る時間だけはしっかりと取れそうだ。であるなら、刻と回るのも容易そう。

 チラッと隣に立つ刻の表情を伺ってみると、先程まで先生の話を聞き逃すまいと真剣そうな面持ちだったのが、今は少し柔らかくなって嬉しそうな感情が滲み出ている。

 やっぱり可愛い。

 なんて思いながら私達は先生の合図で解散すると、教室に戻ることとなる。

 中に入ると来ていなかったクラスメイトが多数着いており、その中には凛やユウ、雪といったメンバーもいた。

 見違えるように綺麗に装飾された教室。カフェと言うには存外十分すぎる出来だ。


「よぉし!頑張るぞー!!」


第501話終わりましたね。次はもう少し早く投稿できるようにします。

さてと次回は、15日です。お楽しみに!

それと「面白い!」「続きが気になる!」という方はぜひブックマークと下の☆からポイントの方をお願いしますね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ