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第10話 もし結婚しても働きたくないでござる

 い、嫌な予感しかしない……。


「許嫁なんて素敵じゃない」

「私も当事者でさえなければそう思います」


 だけどこれが当事者ともなると死活問題になってくる。

 もしも愛のない結婚なんてしてしまったら、仮面夫婦になって、私は労働地獄に押し込められて、奥さんは私の顔を見て受けた心の傷を余所の男で癒して、一夜のアバンチュールを楽しむことになるのは必然とも言える。

 そうなると私の働きたくないという野望は完全に潰えてしまう。

 だから私は結婚するとしたら、私の代わりに当主の仕事を全部してくれる人か、侯爵家を乗っ取ってくれる人って心に決めてるんだ。

 もし女として産まれていたなら専業主婦ドンと来い!くらいの勢いだったんだけどね。


「ルナ。クロードと一緒にお祖父様に行ってきなさい」

「断固拒否します!」


 だからここは引き下がるわけにはいかない!

 私が働かないためにも!


「もし嫌だと言うなら……」


 言ってます!もう嫌だって言ってますから!


「ママと結婚する?」

「行ってきます。ほら、パパ。何をしているの?早く行くよ」

「あ、ああ」


 ママみたいな生活力のない人と結婚したらどれだけ働かされるか分かったものじゃない!

 もちろん冗談で言ってるってことは分かってるんだけど、即答しないと魔王に睨まれるんだよね。

 そうしたらほら、私の寿命がまた縮むじゃない?

 もうどれだけ残ってるか分からないけど大事にしないとね。


「その代わり!私か相手の子かどっちかが嫌がったらこの話はなしだからね!」


 ということで私とパパはお祖父ちゃんのいる王都へと向かうこととなった。

 もちろんまだソルが幼いので、ママとメアリはついてこない。

 でも大丈夫。私にはメタルメアリがついてるしね!

忙しすぎて内容がかなり短くなってしまいました。

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