男の尊厳とは
【ログイン34日目】※ゲーム内時間換算(27日)
「ウォン!」
俺が撫でてみようと手を伸ばすと、ラティに吠えられた。
もう嫌われた?
い……ウルフにまで嫌われるとは。
俺はもう駄目なのかもしれない。
「ちょ、ちょっとラティ! 吠えない逃げない! 約束したでしょ?」
俺の露骨なへこみが功を成したのか、それを見かねたプレイヤーがラティに注意する。
ラティは嫌々ながら従ったようだ。
……ほんとに嫌々って感じで、だ。
だが、俺は撫でるのを諦めなかった。
この灰色の毛並みがとても柔らかそうだからだ。
今度こそ、と意気込みながら手を伸ばす。
すると、今度は逃げないラティ。
「ク……ゥ……オン……」
触れた!
ラティの呻き声が聞こえた気もするが……。
想像通りに柔らかい毛並みを一撫で二撫で。
それだけで満足した俺は手を離す。
これ以上はラティにも悪いからな。
手を離すとラティは、やっと解放された! と言わんばかりに安堵している。そんなに嫌だったの……。
「凄い触り心地だった。正直、羨ましい……」
素直な感想を零す。
正直、ここまでとは思っていなかった。
俺の中でも、まだどこかでこのゲームを疑っていた部分があるのかもしれないな。
やはり、このゲームはおかしい。
俺はその事実を再確認した。
体温こそ無かったものの、ウルフの仕草や肌の柔らかさ、毛並みの心地などは、現実と同じかそれ以上のものだった。
……体格は現実より何倍も大きいがな。
今もラティは俺を見下ろしている。
いやぁ怖い。
もし、ラティがもっと獰猛な性格だったらと思うと。
野生の狼に噛みちぎられる小学生の図が、俺の頭で容易に想像できるな。
だが、ラティはそんな風にはならない、と思う。
もしなっても、俺には噛み付かない筈だ。
…………俺のこと嫌いっぽいし。
いや、逆に嫌いだから噛みつかれるかな?
うーん、分からない。どっちなのだろうか。
「ありがとう。私もテイムスキルを取っておいて良かったと思ってるの」
プレイヤーはラティと戯れながら言う。
とても微笑ましいな。
どっかのスライムも、このくらい素直だったらなぁ。
そんな事を思った俺。
だがすぐに、そんなマカも気持ち悪いな、と思い直す。
良くも悪くも今のままが良いのかもしれない。
結局はそんな考えに落ち着いた。
しかし、いつまでもプレイヤーと呼ぶのは不便だな。
互いに少しは打ち解けたところなので、ここで名前を聞いてみる。
「ところで、なんて名前なんだ?」
「私はルカっていうの。このゲーム、まだ始めたばかりだから分からないこと多くて……。君は?」
「クウヤだ。見れば分かると思うが、俺も初心者なのは同じなんだ。色々教えてくれると助かる」
俺の名前はクウヤ。
決して、サクヤでは無い。
冗談だ。お願いだから笑ってくれ。
で、何故この名前にしたかというと。
偽名を考えて、直ぐに思いついたのがクウヤだった。
それだけの理由だ。
深い意味はサクヤ同様にない。
強いて言うならクウヤだったら不自然じゃない、という考えくらい。
まあ、そんなプレイヤーもいるか。って納得されそう。
そんな意図と呼べるか分からない考えはあった。
そして、その思惑通り。
ルカは大して気にした様子はない。
「クウヤ君、よろしくね」
「ああ、こちらこそ」
まともすぎる挨拶を交わす。
このまま沈黙は辛いな。
珍しく俺から話題を振るとしよう。
「誰と待ち合わせてるんだ?」
話を広げやすそうな話題を振る。
と同時に、俺が聞き返されても対応できる質問だ。
加藤の話をさり気なく避けるために磨いたトークスキル。
まさか、こんなところで役立つとは思わなかったな。
「学校の友達と約束してるけど、全然来なくて。あと10分後に待ち合わせなんだけどな」
「俺もあと10分後に待ち合わせなんだが、来る気配ないな」
「どっちか来たら、そこで解散ってことで良いかな?」
「ああ、それが良い」
さて。
話が終わった。
俺のトークスキル、スキルレベルが低いらしい。
こんな微妙な沈黙が続くなら、早く八瀬に来て欲しいところだ。
しかし。
たまにログインしてくるプレイヤーに、初心者装備を着た者はいない。
早く来てくれ!
こういう時はラティが間を繋いでくれると期待していたのだが、肝心のラティは大人しい。
俺に吠えた時とは別人ならぬ別ウルフだな。
何故、俺にだけ吠えたのか不思議でしょうがない。
暫くラティを見ていると。
ラティが俺の視線に気づいたようだ。
すると、物凄い形相で睨んできた。
怖っ!
あまりの恐怖に一瞬で目を逸らす。
しかし、逸らしてもラティからの重圧は消えない。
怖えーな。
存在値84の俺に、恐怖を感じさせるのは虫……そしてラティだけのようだ。
野生。
それが間違いなくラティにも宿っていることを確信した。
「……あ! こら、またラティ!」
「い、いや。気にしてないから」
俺の様子がおかしいことに気づいたのか、ルカはラティを注意している。
対するラティは大人しい。
こ、こいつ……。
「にしても咲良君、遅いなぁ」
ラティにイラついていると、ルカから爆弾発見が飛び出す。
いや、何か凄いこと言ったよね?
" 咲良 " 君。
俺は自分の名前を知っている。そう、咲良陽紀だ。
この名字はかなり珍しい方だと自分でも思う。
加藤よりは絶対に少ないのは確かだ。
そんな名字で。
ちょうど高校生くらいの年齢であり、この時期に待ち合わせをしているプレイヤー。
それが二人もいるだろうか?
可能性は0じゃない。
だが、限りなく0に近い確率だろう。
実際、俺はもう確信している。
このプレイヤー、もしかして八瀬なのでは。と。
ここで直接、八瀬か? と聞くのは簡単。
しかし、もし違った時のリスクは大きい。
というか気まずい。
なので。
俺は保険をかけることにした。
「八瀬まだかな……」
聞こえるように呟く。
中々良い作戦だろ?
これでこのプレイヤーが八瀬ならば、俺の呟きに対して何らかの反応があるはず。
俺はそれを確認する。
実に簡単。
そしてリスクは少ない。
これが戦略ってやつなのだ。
「……え? まさか…………咲良君?」
はい、釣れた。いや……釣れたって言い方はおかしいか。
だがやはり、このプレイヤーは八瀬だったようだ。
何故、初心者のはずなのにウルフをテイムしているのかはツッコまないが、裏切られた感は否めない。
俺が多少なりとも強いプレイヤーで良かったな。
本当に初心者だったら、は? って思ってるよ俺。
「お互い気付いてなかったみたいだな。……改めてクウヤだ。よろしくルカさん」
「よろしくね、クウヤ君。さん、はいらないよ」
ルカは微笑しながら言う。
末貫にも図書館で言われたな。
女性には敬称を、というのが無意識に出てしまう。
小さい頃からずっとそうだったので癖になっているようだ。
「ルカ、殆ど集合時間丁度なわけだけど……どうする?」
「うーん。色々聞きたいことはあるけど、とりあえず私に付いてきてくれない?」
俺も聞きたいこと色々あるよ。
という言葉を呑み込む。
恐らく、ルカの聞きたい事とは俺の身長のことだと思う。
まあ、逆に気にならない方がおかしいので当然の疑問だ。
「ああ了解」
短く返答。
ルカは気にした様子もなく歩き始めた。
この方向は草原エリアだな。
ボアを狩りにいくのか?
俺はそう思った。
しかし、違ったようだ。
道を歩き、門が大きく見えてきた辺り。
そこでルカは、ある店の前で止まった。
「ここで何するんだ? 俺、金は持ってないぞ」
かなり繁盛した店だ。
それに、この店に入っていくプレイヤー全員が高そうな装備に身を包んでいる。
そんな中に。
明らかに初心者な俺が入るのは、出来るだけ避けたい。
そういう思いからの発言なのだが、ルカはどう捉えたのか。
「大丈夫! お金なら私持ってるから」
いやいや。
尚更、ダメじゃないか?
なんで俺が買ってもらう、みたいな流れになってるんだよ。
こういうのって普通は男が奢るもんじゃないのか。
ルカはなぜか凄く意気込んでいるが、男としてここは遠慮させてもらいたい。
「いや、お金は借りれない」
「あ、別に借りるわけじゃないよ。実はそのダサい装備を売ろうと思って。その装備を生産系のスキルで分解すると沢山の素材が取れるらしいの」
な、本当の情報なのか?
このダサい装備が大量の素材に?
それが本当だったら、なお俺は売るわけにはいかない。
だって俺も生産系スキルあるし。
「……あの。実は俺も生産系のスキル取ってるから、そういうことなら装備はあまり売りたくないんだ」
「なっ、あっ……そ、そういうことなら仕方ないね!」
「で、でも、武器くらいはあったほうが良いから買わせて? ね?」
「ウォン!」
「……ああ、ありがとう」
ラティの睨みに後押しされ、俺は奢られることを了承する。
ルカの焦り方が凄かったが気にしない。
先程の空気を誤魔化すように、意気揚々と入店するルカ。
当然のようにラティも付いていくが、大丈夫なのか?
そう思いながら、俺も入店。
側から見たら、犬の散歩ついでに買い物をしにきた親子、って感じだな。
もちろん俺が子供だよ?
入店した瞬間に凄い視線を感じる。
それもそうか。
明らかに初心者が来るような店じゃないもんな、ここ。
こんなところで俺の武器を買ってくれるなんて……。
かなり複雑な気持ちだな。
「クウヤ君。武器は何が良い?」
「剣で頼む」
「分かった」
ガーランドに作ってもらう予定の剣。
早く扱いに慣れておいて損はないだろう。
見た感じルカは後衛だと思うから、俺が前衛をやった方がバランスが良いという意図もある。
ラティがどの位置なのかは分からないがな。
まあ、恐らく前衛だろう。
ルカは店員と話している。
特にトラブルなく話が進んでいるようだ。
俺が安心していると、ルカが布袋を出現させた。
中身はインベントリに入っていた金だろう。
ルカはそれを店員に渡す。
すると。
店員はインベントリから剣を取り出した。
どうやらプレイヤーらしい。
NPCかな、と思ってたので意外だ。
店員はその剣をルカに手渡す。
ルカは剣をじっと見ている。
数秒後。何かに納得したのか、ルカは店員に笑顔で話しかけた。
そして暫く言葉を交わす。
ん? ルカが店員に剣を返したぞ?
どういうことなのだろうか。
店員はルカに返された剣をインベントリに仕舞ったようだ。
そして、新しい剣を取り出した。
今度はそれをルカに渡す。
又もや、ルカは剣を見つめている。
その行為に何か意味があるのか?
考えてみるが、全く見当がつかない。
ルカが剣から目を離し、店員を見た。
……何か言ったようだ。
読唇術を修めている訳じゃないので、何を言ったのかは分からない。
だが、それで会話は終わったようだ。
ルカがこっちに歩いてくる。
買い物も終わったみたいだな。
ルカも何か自分の物を買うのかと思っだが、本当に俺の武器のためだけに寄ってくれたらしい。
ラティと俺は店から出る。
店前はプレイヤーが多いので、脇道に寄った。
俺にちゃんと付いてくるラティには驚く。
賢いなお前。
ルカも店から出た。
こっちに向かって走ってくる。
「クウヤ君、買えたよ! ほら装備してみて」
嬉しそうに手渡してくるルカ。
俺はその剣を受け取る。
両手で持ってみる。
重さは全く感じない。
これは元々この剣が軽くなっているのか、それとも俺の筋力のおかげか。
まあ、恐らく後者だろうな。
「どう? ちょっと重いかもしれないけど」
「いや、大丈夫だ」
「なら良かった」
俺は剣を軽く上下に振ってみた。
うん、問題ない。
剣の大きさも、身長が低い俺に合うくらいの大きさだ。
流石、ルカ。良いものを貰ったな。
「あとこれ! 背負うタイプのホルダー。クウヤ君の背だと普通のじゃ地面についちゃうし……」
御気遣いどうも有難う。
ルカに責任はないが、どうにも納得できない。
地面につくぅ?
まあ、その通りなんだよな……。
ルカの不意打ちに動揺しながらも、ルカに渡されたホルダーを背中にかける。
サイズぴったり。流石だ。
そして、その剣を背中に収納。
やはり、あまり負担は感じない。
「じゃあ、装備してパラメータの上昇値見てみて」
ん? もう装備してるじゃないか。
俺が剣を持っているこの状態が、装備ということではないのか。
ルカの言う " 装備 " の意味がわからない。
「装備って……どうやるんだ?」
「ステータスから装備するんだよ?」
ステータスから……?
戸惑いながらも、俺はステータスを開く。
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《爪撃》のスキルレベルが25に達しました。
……確認。武技スキル≪切断≫が解除されました。
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ステータス
レベル 1
存在値 84
名前 サクヤ
種族 人狼
職業 密偵
パラメータ
HP1230
MP1245
速力368 筋力365 防力365
器力700 精力700
スキル
〔種族スキル〕《爪撃》LV33《噛撃》LV9
《変化》LV27《人化》LV--
〔職業スキル〕《鑑定》LV40《閃めき》LV42
《視覚強化》LV38《推測》LV14《識別》LV1
《回避》LV9
〔通常スキル〕《錬金術》LV1《念話》LV--
《念力》LV49《隠密》LV3
《地図》LV36《耐久》LV 33《火魔法》LV15
《水魔法》LV11《風魔法》LV11《土魔法》LV11
《光魔法》LV11《影魔法》LV32
《付与魔法》LV28《偽装》LV37
《不意打》LV5《気力操作》LV12《武闘》LV12
《根性》LV7《魔力》LV27《魔力操作》LV12
〔武技スキル〕
≪残像≫ ≪切断≫
SP147
EP0
PP 80
装備枠
称号
〈変わり者〉〈念じる者〉〈潜む者〉〈耐える者〉
〈PK〉〈暗殺者〉〈気を修めし者〉〈黒の先駆者〉
〈死に急ぐ者〉〈魔才の神童〉
_________________________________________________
いやいや。
なんで今更、《爪撃》の武技スキルを獲得するんだよ。
とっくの前に《爪撃》のスキルレベルは25以上だった筈だ。
なのに、今になって獲得とは……。
装備がなんたらというよりも、こっちの疑問の方が大きい。
どういうことなんだ? そう考えてみるが全く分からない。
≪切断≫なる武技スキル。
とりあえず、こいつは置いておく。
俺はステータスを順に見る。
色々なスキルのレベルが上がっているな。
いい傾向だ。
そして。
武技スキルの枠の下には。
新しく装備枠なる枠があった。
人種プレイヤーにとってはこれが普通なのか。
街に入ってから今まで、自分のステータスを見ていなかったので、これらの存在に気づくのが遅れてしまったな。
なるほど。
確かに魔物プレイヤーは装備が出来なかったらしいな。
GMの言っていたことは正しいということか。
だが、武技スキルについては分からない。
GMも言っていないことだからな。
しかし。
今、考えても仕方ないことは確か。
また後でレイクさんと話そうか。
「確かに装備枠っていうのがあるが、どう装備するんだ?」
装備枠があるのは分かった。
しかし。だからと言って、この剣をどう装備するかは分からない。
ここは素直にルカに尋ねた。
何か間違って、取り返しがつかないことになったりしたら嫌だからな。
折角、ルカが買ってくれた剣なのだ。
万が一でも紛失は出来ない。
「装備枠っていうのをタップして、その剣をセットすれば良いの」
「……わかった」
言われた通りにしてみる。
まずは、装備枠という項目をタップ。
すると、別の画面へ移動。
そこに一つのアイテムが記載されていた。
黒鉄の直剣。
恐らくだが、これが俺の持っている剣の名称なのだろう。
名前は中々カッコいい。
よく見れば、装備可能アイテム一覧、と表示されている。
なるほどな。
どうやら、インベントリにあるはずの封印シリーズは装備可能では無いようだ。
まあ、封印されているから当然か。
そんな事を考えながら、黒鉄の直剣を装備する。
よし。これで良いはずだ。
俺は確認のため、ステータスを見る。
_______________________________________
ステータス
レベル 1
存在値 84
名前 サクヤ
種族 人狼
職業 密偵
パラメータ
HP1235+5
MP1245
速力368 筋力370+5 防力365
器力700 精力700
スキル
〔種族スキル〕《爪撃》LV33《噛撃》LV9
《変化》LV27《人化》LV--
〔職業スキル〕《鑑定》LV40《閃めき》LV42
《視覚強化》LV38《推測》LV14《識別》LV1
《回避》LV9
〔通常スキル〕《錬金術》LV1《念話》LV--
《念力》LV49《隠密》LV3
《地図》LV36《耐久》LV 33《火魔法》LV15
《水魔法》LV11《風魔法》LV11《土魔法》LV11
《光魔法》LV11《影魔法》LV32
《付与魔法》LV28《偽装》LV37
《不意打》LV5《気力操作》LV12《武闘》LV12
《根性》LV7《魔力》LV27《魔力操作》LV12
〔武技スキル〕
≪残像≫ ≪切断≫
SP147
EP0
PP 80
装備枠
1.黒鉄の直剣
称号
〈変わり者〉〈念じる者〉〈潜む者〉〈耐える者〉
〈PK〉〈暗殺者〉〈気を修めし者〉〈黒の先駆者〉
〈死に急ぐ者〉〈魔才の神童〉
_________________________________________________
おお!
ちゃんと装備できている。
パラメータの方にも微量だが補正が入っているな。
装備一つでこの上昇なら、何個も装備できれば相当な上昇値になるはず。
やはり、装備の利点は大きい。
「装備できたぞ」
「良かった! じゃあ早速、もり……じゃなくて草原エリアに行こうよ!」
そう言うと、ルカは歩き出した。
ペースがかなり早い気がするが、付いていく。
草原エリアか。
初心者らしく振る舞わなければいけない。
ボアを一撃で……なんて事は万一にもあっちゃいけない。
だが、それは難しそうなんだよなぁ。
このゲームに手加減とかそういう概念があるのかどうか、そこら辺が怪しい。
第一、総合的な攻撃力をどうやって与えているのかも分からない。
単純に筋力の値のみ、という感じでは無さそうなのだ。
今まで狩ってきたウルフのHPの減り方を見るに、俺はそう思う。
システム的な面なので、どうしても正確な情報は得られないだろうが大凡の目安は知っておきたいな。
……待てよ?
もしかしたら、手加減、なんてスキルがあるかも?
――俺はふと、そう思った。
いや、あるに違いない。
このゲームの事なので、大体はスキルで解決するように出来ていそうだ。
――そして。
それは確信に変わる。
当然ながら根拠はない。
謎の自信を滾らせながら、俺はルカに付いていく。
本当に《手加減》なんてスキルがあるのかどうか。
それは分からない。
スキル詳細
《爪撃》+2《噛撃》+1《閃めき》+1《視覚強化》+2
《推測》+4《回避》+7《念力》+1《隠密》+2
《地図》+2《耐久》+1《火魔法》+3《水魔法》+3
《風魔法》+3《土魔法》+3《光魔法》+3
《影魔法》+4《付与魔法》+3《偽装》+3
《気力操作》+4《武闘》+3《根性》+1《魔力》+6
《魔力操作》+5
NEW ≪切断≫
どんどんステータスが長くなっていく……。




