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遊戯開始  作者: 羽ぐいす
1.出会いと成長
15/106

反省


 【ログイン3日目】



 こんちわー。

 ログインしました。


 昨日と同じく、数時間ほど仮眠をとってご飯を食べて風呂に入って、速攻ログイン。


 生活リズムが崩壊してるねー。


 まあ、反省はしてないし直す気もないけど。


 こんなの今時なら普通だ。

 世の中には寝ないという猛者までいる。


 それに比べたら……ね。


 可愛いもんだ。俺なんて。


 

 いやー。

 

 昨日は熱中してたから気づかなかったけど、とっても時間が経過してたんだよ。


 頭が、混乱してきて疲れたからログアウトして時計を見たら、ビックリ!


 慌てて寝た。


 やっぱり睡眠は大事だからね。


 

 でログインした今、開始地点は昨日ログアウトした場所からなんだよね。


 昨日は大変だったなー。


 優秀なスキルをゲットしてレベルもスキルも上がったと思ったら、見事にエリアボスにボッコボコにされてリスポーン。

 

 昨日だけで、メンタルが強くなった気がするよ。

 まあ、そんな事はないだろうけど。


 それ程の出来事があったって事だ。

 昨日はね……。


 そして、エリアボスが最後に言ってきた言葉。



 知能ある者よ、またここに来なさい。



 ってやつだ。


 最後の最後に謎を残していくって何だよ……。

 

 勿体ぶりかー?

 そういうのが好きなのかー?


 はあ。

 八つ当たりをしても無駄だな。


 しかし、エリアボスが《念話》を使えるのなら、俺とも充分にコミュニケーションが可能ということだ。


 昨日の俺には、雷を避けるのに必死で《念話》を発動する余裕など無かったからな。


 また来い。って言ってるのだから、昨日みたく即攻撃という訳じゃないだろう。


 昨日も即攻撃じゃ無かった気もするけど。

 まあ、気にしない。



 そして、問題は。

 

 また来い。って言われたから行ったとする。

 が、それで何するの?


 という単純な疑問である。


 また殺されるのかな?


 流石に無いと思うけど、疑いは晴れない。

 

 何をするのか検討がつかないのだ。

 

 しかし、だからと言って行かない訳じゃない。

 逆に行かない筈がない。


 なぜなら、興味があるから。

 その理由だけ。


 あの他とは格別した強さを持つエリアボスに招かれたのだ。

 行かないとは言えない。


 そして、もう一つ理由がある。


 さっき確認して分かった方だが、なんと《鑑定》のレベルが3も上がっていたのだ。


 昨日、一回だけエリアボスを《鑑定》しただけでこの上がりだ。

 正確には遮断されたのだが。


 しかし何回も《鑑定》を繰り返せば……。

 

 ふふふ…………。


 嬉しい事になるに違いない。

 《鑑定》スキル爆上げ計画だ!


 これらの理由から、俺がまたエリアボスの所に行くことは決まった。

 

 だが。

 今の俺は弱すぎる。


 エリアボスに軽く捻られたことで実感した。

 

 少なからず、俺はレベル30台はいかないと。 

 スキルも全体的に上げていきたい。


 特に《影魔法》。

 こいつは必須。


 他にも《念力》や《鑑定》も大事なスキルだ。

 重点的に上げなければならない。



 という事で。


 とりあえず今から狩りだ!!


 ノルマは、ウルフ30匹!!


 《潜伏》は使用しない!!


 

 というふうに。


 棒一本が立った意味不明な建築物の下で、俺はそう誓ったのだった。


 

 

   ☆☆☆ 


 


 よっしゃ!!


 30匹目!!


 「ウォォォッーーーーン!!」


 俺は今、無事にウルフ30匹を狩れた事が嬉しくて、思わず天に向かって遠吠えをしている。



 俺は《潜伏》以外のスキルを育てるために、ウルフと真正面から戦っていた。


 最初は慣れていない戦闘に苦戦していた。


 しかし慣れてくると、ウルフを楽に倒せるようになっていった。

 

 まあ、冷静に考えてみるとパラメータは圧倒的に俺が上なので当然のことだったのだ。


 そこから調子が良くなった俺は、どんどんウルフを狩っていった。


 勿論、《鑑定》は必ず掛けて《念力》も使い《影魔法》も発動しながら戦った。


 時間は少し掛かったが、スキルのレベルも大事なので面倒くさがらずにやったのだ。


 その結果。

 俺の望み以上の成果が得られた。

 

 それがこれ。

 


________________________________________

 ステータス


 レベル 26 +16

 名前  サクヤ

 種族  ウルフ

 職業  探偵


 パラメータ


  HP109 +80

  MP79 +50


  速力 78+50 筋力 78+50 防力 78+50

  器力 108+80 精力 108+80


 スキル

 〔種族スキル〕《爪撃》LV.9+5 《噛撃》LV.4+2


 〔職業スキル〕《鑑定》LV16+9《閃めき》LV4

  《視覚強化》LV7+2


 〔通常スキル〕《影魔法》LV.6+4《錬金》LV.3+1

  《念話》LV--《念力》LV11+6《潜伏》LV27+9

  《地図》LV.9+5《耐久》LV3+3


 SP42 +32



 称号

 〈変わり者〉〈念じる者〉〈潜む者〉〈耐える者〉


__________________________________________




 おお!!


 思ったよりウルフ30匹は経験値が高いらしかった。

 

 上昇率が全く違うな。

 勿論、高いという意味で。


 確かに、全部レベル10台だったからなー。

 30匹も狩れば、これだけ上がるか。


 しかし、遂に俺のパラメータも3桁の域に入ってったかー。


 HP、器力、精力は全て3桁に上昇している。 

 そして、それ以外でも全て70台になっている。


 大きく成長した。


 だが、何故HPと器力と精力だけ3桁なのか?

 その答えはもう知っている。


 おそらく、称号の効果だろう。


 HPは〈耐える者〉。

 器力は〈潜む者〉。

 精力は〈念じる者〉。


 それぞれ、この称号の効果が発揮されているのだと思う。


 しかし、何故今になって効果が出たのか?

 この部分が気になる。


 何故なら、レベル10のときにはその補正が無かったのだ。


 全て28や29といった値だった。


 それが、今になって急に効果が発揮され出した。


 それは何故?


 まあ、全く分からないのだけど……。

 

 分からないものは分からない。

 ちゃんと補正が働いてくれれば、俺はそれで良いのだ。

 てわけで、これは保留。



 スキルについてだが。


 相変わらず《潜伏》はレベル27とぶっちぎりの高レベルだな。


 それに続いて《鑑定》がレベル16。

 そして《念力》がレベル11。


 だんだん《潜伏》に追いついている……?


 はあ、逆に離されているな。

 いや追いつくことを願おう。


 《念力》のレベルが上がった事により、《念力》を使った時の精度や持てる重量の制限も上がった。


 そして、ふと閃いた事を実行してみた。


 試しに自分自身に《念力》を発動したのだ。

 案の定、普通に俺の身体は浮いたのだ。


 空中浮遊。


 イメージした通りにいって、思わずほくそ笑んだ。

 これで俺は空が飛べる。


 いちいち《潜伏》しながら移動しなくても良くなったのだ。

 まあ、スキルレベル上げの為に歩いて移動するけど。


 だが、いざという時の逃走手段として有用だと思う。


 切り札としておこう。


 能ある鷹は爪を隠す。

 って言うしね。


 とにかく、ただ楽という理由だけで空中浮遊は使わない事にする。


 しかし、せっかく《念力》を自分に掛けれることを発見したのだ。


 何かに使わないと勿体ないと考えるのが普通だろう。


 そこで、またも俺は閃いたのだ!


 《念力》を自分に掛けた状態で、自分を押さえ付けるように下向きに発動すれば、良いトレーニングになるのでは?


 というものだ。


 だが、これが実際にやってみると難しい。


 下向きに発動するところは良かったのだが、ずっとそのまま維持するのが難しかった。


 下向き、下向き、下向き、下向き。

 て感じで、同じ事をずっと念じるのはキツい。


 これを、これからずっと。

 そう思うと厳しいのだ。


 上手くいなかないなー。 

 

 まあ、《念力》は今後に期待だな。


 そして重要な事がある。


 《影魔法》のレベルが5に上がったら、新しい魔法を覚えたのだ。


 今までシャドウショックという使えない魔法のみで活躍の場面かなかった《影魔法》が使えるかもしれない。


 そう思い早速、確認してみた。


 すると新たな魔法。

 シャドウショット。


 何とも頼りなさそうな名前だが、効果は意外にかなり使えそうだった。


 敵に命中したら、その攻撃力の20%を俺のMPとして回復するという効果だ。


 回復系のスキルや魔法は持っていなかったので、素直に有難い。


 まあ、相変わらず接近して使うみたいだけど《念力》でカバーすれば問題ないと思う。

 

 充分に実戦で使えるだろう。


 

 そして、レベルアップした影響だが。


 いきなりパラメータが上がり過ぎたせいか、自分の身体能力を制御できていない。


 すなわち暴走状態だ。


 ちょっと前に進もうとしたら、想定より何メートルも前に進んでしまったり。


 走ろうとすると木にぶつかりまくる。


 情けないなー。


 何とか制御できるように、練習しなきゃな。 

 

 

 あ、ちなみに新しいスキルとかは取らないよ。


 今の状態だけでも手一杯だしね。


 今のスキルをもう少し育ててから、新しいスキルを取ろうと思う。


 しばらくはレベル上げの日々になる。



 さて。

 

 俺の身体に慣れる為にも、もう一回ウルフ30匹だ!! 



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