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防衛特化無表情腐女子モブ子の楽しい青春  作者: 一九三
転 爆発!地雷原からご機嫌よう!
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悪役令嬢19 未知の力

 囮のヒロインが、もう何時間も魔法を使い続けている。

 すごいと思う反面、遠くから見ているしかない自分が歯がゆくなる。

 王都は住民の避難も終え、私に出来ることはなくなった。

 せめてディモス様と後方から魔法で攻撃するぐらいはさせてもらうつもりではいるけど、肝心の敵が来ない。

 ヒロインの魔法に警戒してるのかしら。それとも、まさか他の場所から攻め込もうとしてる?


 考えていたら、ヒロインの魔法が止み、少しして花火があがった。

 合図だ。


 「行け!」


 誰かの指示で、騎士たちがヒロインがいた場所まで向かう。騎士たちは植物の育ったそこで、ヒロインを探し、



 そして、爆撃された。



 跡形もなく、なくなった。


 「い、今のは魔法じゃない……? なら、どうやって……」


 誰かが言った。

 あれは魔法じゃない。魔法なら、騎士たちはそれに備えてるから、あそこまで無残に全滅したりしない。

 ──そして私はあれに、見覚えがある。

 『前』に、前世に画面越しに見たことがある。

 あれは……。


 「ミサイル……?」


 あれは、ミサイルだ。この世界の大砲なんて玩具じゃない、未来の大量殺人兵器だ。

 どうして、そんなものがこの世界に……。


 私が困惑していても、騎士たちは止まらない。

 撃ってきた方向に突撃して行く。



 こうして幾人もの犠牲者を出しながら、戦争は始まった。


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