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「こんにちは!」異世界転生! 〜実はこの言葉が世界を救う奇跡の呪文だった!!〜  作者: ヤム253
第6章 ゲームの序盤とかって意外に重要なものが多いんです
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36話 ゲーム序盤の街は大抵重要な秘密が隠されてるんです⑤

ー鐘8回直後 エリアス 門の前ー

木々の影に隠れながら門の近くまで辿り着くことができた。門の前のドラゴン像が近く松明の光を浴びて金色に輝いていた。

そしてエリアスの街への門の入り口に、見たことがある影があった。

暗闇の中でうっすらと見える馬のような顔、鋭い爪……衛兵では無さそうだ……つまり……


 (あっ! あれは……イエデイ)

3人は息を殺しイエデイの様子を遠目から伺う。

キョロキョロと辺りを見渡している。まるでエリアスにやってくる僕たちを待っているかのようだ。

イエデイが門の前に立っているという事は静寂の中、魔族の侵攻は始まっているようだ。

もしイエデイと鉢合わせてしまったら、また戦わないといけない。サレスの森の時は僕も不意打ちで勝てたが、今度はそうはいかないだろう。それに僕たちは急いでエリアス内部に入り、バルトさんや街の人たちの安否を確認する必要がある。ここで時間を費やしている暇などない。



(サン……あそこまでいけないかしら)

ミーアがこっそりと耳元で囁いた。


(なに、ミーア? )


(実はあそこのドラゴンの銅像、隠し扉になっているんです )


(隠し扉?)


(ええ、正確には銅像の真下に隠し扉あるの。あの隠し扉は地下を通ると屋敷まで繋がっているんです。だからイエデイの気をひいてあの銅像から離すことができれば……)


序盤の街には謎の伏線がが秘められている……僕も転生前によくやっていたゲームもそうだったな。


(アルディンさん……上手くイエデイの気を引く方法はないかな)

会話を聞いていたアルディンさんは小さな声でつぶやいた)

(気を引くなら……これだろう)


アルディンは手のひらサイズの石をひょいと持ち上げて僕たちとは反対の茂み場所へ大きく投げる。

そして落ちた先の暗闇の中でガサっと音がした。


「ん!なんだ?怪しい音がするぜぇ!」

イエデイが向こうのほうに行った。


いまだ!


僕たちは木々の影から抜け出しドラゴン像の後ろに急いで駆け寄る。ドラゴン像まで20m位の短い距離だったが、イエデイに気付かれないように祈りながら走った。


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