25話【ドラゴンって色々伝説があるけど異世界だと意外と普通な事かもしれません!】③
こんにちは!閲覧ありがとうございます!この物語は異世界転生のジャンルではありますが、異世界で【こんにちは】が奇跡の呪文という設定になっておりますなので小説の中の文章にこんにちはという言葉は殆ど使っておりません!伏線を張りまくっておりますので、できれば本文も全部読んでいただくと嬉しいです。
ー 鐘1回 アリアス 大衆食堂 カタロスにてー
僕とミーアは以前助けたアルディンさんに再会しティムゴという料理をご馳走してもらった。
(ティムゴ=ミートドリアのお米がマッシュポテトでオーブンでこんがり表面焼き上がっててほくほくで現実世界にそんな料理があったらたぶん美味しいです。)
「あー美味しかった!! ご馳走様!! アルディンさんありがとう。」
「うん、美味しかった!」
ミーアは美味しい料理に満足しているようだ。
アルディン
「おうよ!これくらい当たり前だせ!……それで?あんちゃんたちは2人でこれからどうするんだい?」
「僕たちですか……えっと……」
「あっ分かった!もしかして……デートかい?」
アルディンはミーアを見ながら意地悪そうに口を開いた。
「デデデデデデ!!!!!! あわわわわわわわわ!」
ミーアはまるで壊れた機械のように同じ言葉を繰り返している。
「ハッハッハ! こら面白い!」
アルディンはミーアの表情がコロコロ変わるところがツボらしい。
笑ってる目がへの字をしている。
「……ニコっ」ぶみ
あ……ミーアが、アルディンさんの足を踏んだ。笑顔で
「い……たぁ!!!冗談だよ!冗談!!うぅう……68歳の年寄りをもっと大切に……」
(そう…彼は見た目はムキムキな40代なんだけど、おとといまではヨボヨボなおじいさんだったんだよなぁ。)
「あら、ごめんなさい。足が滑っちゃ一ましたわ」
僕
(わざとだ……)
アルディン
(わざとだ……)
「えっとアルディンさん、実は僕たちはこれからドラ…………」
ーーー23話回想ー
『ドラゴンの碑石、この事は内密なので、くれぐれも誰かに聞かれたらあくまでもサレスの森の近くに行くと言ってください』
ーーーーーーーー
僕はミーアの会話を思い出す。
いけないいけない
こういう大事な任務はあまり他の人には知られると色々とまずいのだろう……
ドラゴンの碑石の事は秘密にしないと……
「実はサレスの森の近くまで用事があって……」
「ほう、サレスの森か……。あんな所に2人で……か?」
「いえ……、ちょっと用事がありまして。一応護衛の方と一緒に馬車で近くまで……」
「ほぅ……そうなのか……ってえ?ご、護衛? 馬車? もしかしてあんちゃん達……その服装から貴族の身分で……」
アルディンは驚いた顔で問いかけてきた。
「い、いえ。ぼ…僕は貴族なんかじゃ……」
「ん? と言うことはサン。君は何者なんだ?」
「えっと……」
身分……
僕の身分は一体なんなんだろう……。
転生してから名前しか分からなかったが、
僕はこの世界では一体何者なんだろうか……。
僕はアルディンと初めて会った時はツギハギの皮のボロボロ服だったので、きちんとした身なりをしていた今の服装からは貴族に見えておかしくない。
ミーアは確かに貴族だ。
エリアスの領主バルト・ア・ヴェイストハルト卿の娘だからだ。
綺麗な服装、整った容姿、金髪の長い髪、どれを取っても文句の付けようがない…
「えっと……」
僕の言葉が詰まった時、ミーアは口を開いた。
「ゴホン……私はミーア、エリアスに住んでいる貴族の1人です。サンは……私のお付き……です。」
(ミーア、ナイスフォロー。まぁ流石にエリアスの領主の娘、なんて初対面の人にに話せないよね……転生した僕自身については、また今度考えることにしよう…。)
アルディンが《やっぱりか!》と呟いた。
「え!!!そ、それは失礼しました。ミーア様。お許しください。」
アルデインは急に口調を変えた。これだけ変わるかなり違和感がある。
それはミーアも同じだったらしい。
「ミーアでいいわ。みんなそう呼んでいるし、それにいつも通りに話してもらって結構よ。」
「ですが……」
「いいって言ってるの! 分かった!?」
「は、はい……いや、おうわかった。」
ミーアは納得した表情をした。
「……しかし護衛と行くと言っても、あんちゃんとミーア、護衛の3人でサレスの森に行くのは危なくないか?
あそこは近年、魔族達が集まると聞く。
なかには魔族は人族をよく思っていない者達もいると言う。
だから彼らに遭遇してしまった時に、守ってくれる護衛が1人だけじゃ心細いんじゃないか?」
(たしかに……)
アルディンの言う事はごもっともだ。
護衛の方に馬車の手綱もお願いして、なおかつでサレスの森までの道案内をしてくれている。
もし彼が襲われてしまったら僕たちは馬を操れるのだろうか……
それにエリアスから一緒にサレスの森へ向かっている護衛の人は必要な事以外何も喋らない。ちょっと不気味さも感じる。ヴェイストハルト卿の護衛とはいえ信用しすぎるのはどうだろうか。
「ってことで、おれも一緒に連れて行ってくれ。」
「ってこと!?アルディン……さん? ついて行く!?」
「そうだ。俺は馬の手綱の扱いに慣れている。それにもし護衛さんに何かあった時には、俺がこの筋肉で……」ムキムキ!
アルディンはムキムキポーズをした。
……お店の中なのに恥ずかしい。
「どうしよう……」
ーー18話回想ーー
『実は最近魔族が人間領域へ侵略を始めた。
魔王ガリアスは凶悪な性悪で近くの町ではすでに侵略された街も少なくないとの事。
我々の街も例外ではない。』
ーーーーーーーー
アルディンの言う通り、魔族が人間領域に侵攻を始めている。もし僕たちが魔族に遭遇した時に少しでも仲間がいれば心強い。
「わかった。アルディン。よろしく頼むよ。」
「うーん。私は意地悪してくるから反対。」
ミーアは完全にNOの意思表示をしていた。
「まぁまぁ、ミーア、ちょっと聞いてくれよ(ゴニョゴニョ)」
アルディンはミーアに小声で話している。
(ミーアはサンの〜だろう?もし〜)
(たしかに…)
(〜で〜で〜すれば……)
(ふむふむ)
うーん、何も聞こえないぞ。
ー60秒後ー
「そっか! サン、アルディンを一緒に連れて行きましょう!」
「(そっか!? っていきなり言われても……多分なんかあった!)う、うん。それじゃあ改めてよろしく頼むよ」
詳しくは聞かないが、アルディンはミーアより口がうまい……と思う。
「おう! 任せてくれ! もし悪い魔族が出てきたら俺の腕力でやっつけてやる!」
という事でムキムキで力持ちのアルディン(68)が仲間になった!!!
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そろそろ待ち合わせの時間だ。護衛さんと馬が待ってる!
「いこう!サレスの森へ!」
こうして僕、ミーア、アルディンは護衛さんのと馬が待っている場所に向かった。
ー 時同じくして 魔王領域 ー
ディモット
「フッフッフ!今宵の作戦、全ては順調であります。
我々魔族は鐘8回目が終わる時エリアスの結界が弱まる事を発見しました。
この時を利用して我ら暗密部隊が、既に数名エリアスに潜伏しております。
領主様の屋敷の護衛にも数名……
もし怪しい動きがあれば同行して作戦の邪魔になる物を排除する事になっております。
第二隊長イエデイ、
あなたは腕力には長けておりますが、団体行動がうまくありません。
故に1人部隊なのです。
ですので貴方にはドラゴンの碑石封印を強化しようとしている奴らの始末を頼んでおります。フッフッフ!頼みましたよ……」
ーーー異世界転生を始めますか?ーーー
YES←
NO
サン
lv:1
HP100/100
MP100/100
【オトモ】
ミーア
lv:2
アルディン
lv:8
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