24話【ドラゴンって色々伝説があるけど異世界だと意外と普通な事かもしれません!】②
「も、もしかして……あ、アルディンさん?」
「おうよ!あんちゃんようやく思い出したか!是非、この前のお礼させてくれ!!」
ミーアと僕、ポカーン。
ーーーーーー回想ーーーーーー
1話をチェック!
「食べ物・・・」
「くれぃ・・・」
その奥で1人、高齢の乞食がうずくまっていた。
その身体は酷く痩せており、骨は触っただけで粉々になってしまいそうだ。整ってない白い髭は恐ろしく伸びており、不気味さを感じた。
『食べ物・・・』
『くれぃ・・・』
(ひえっ)
おじいさんはもう何日も食べていないのか?
なんというかもう死にそうだぞ。
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「あ、あの時の……」
「おうよ! わざわざ俺のオススメの酒場に来てくれたんだろう。お礼くらいさせてくれ!」
ミーア
(……へ?)ポカーン
ー数分後
お店の人が「お待たせしました!ディムゴです。 」と料理を運んでくれた。
「いやいや、この前は助かった。本当にありがとうのお礼を込めてこれは俺の奢りだ! たんと食べてくれ。」
僕がアルディンの事を思い出すと、にこにこ顔にに早変わり!!
ミーア
ポカーン……
「……アルディンさん。そういえばカタロスによくいるって言ってましたね。」
「おうよ!!この店は安くて美味いからな!!俺も金がある時はここで飯を食べさせてもらってるんだ。」
ミーア
ポカーン……
あ、ミーアが状況整理できてなくて固まっている。
料理に手すらつけてない。
「ミーア……大丈夫かい?」
するとミーアは「はっ!」と自我を取り戻した。
「ちょっと、サン!!!この人は誰なの!?誰なの!?」
ミーアが怪訝そうに僕に尋ねる。
「焦らないでミーア、この人はアルデインさん、少し前まで裏道で乞食をやってたんだけど僕がアリアスのリンゴで……」
「おう! 今は筋肉ムキムキでぃ! 仕事にもありつく事ができた! 力仕事でお金も稼ぐこともできたし、身体もこんな健康体に……全部あんちゃんのおかげでい!だから今日はたっぷりお礼をさせてもらうぜ!」
(アルデインさん……最後言い方が怖いよ)
ミーア
「なんか……私この人嫌い」
「お嬢ちゃん〜そんなこと言わんでくれよ! 俺も一応今年で68歳だ。高齢者には優しくしてくれ…ってんだ!はっはっは!」
「……アルディンって行ったかしら? 私はミーアっていうの! それにそんな見た目でお爺さんとは思えません! というか私たち2人で一緒に暖かい食事を囲もうとしていたのに勝手に入ってこないでよ!!」
ゼェーゼェー
ミーアが息を切らして啖呵をきる。
「まあまあ、ミーア落ち着いて。せっかく料理をご馳走してくれるんだから一緒に食べよ?」
「え、えぇ……サンがいうなら(全くせっかくの二人きりが、台無しよ)」
「それじゃあ、冷めないうちに!!!アルディンさんも!!せっかくの再会なんだ、美味しく頂こう!」
ーいだだきます!
心の中でつぶやき僕は食べ進める。
モグモグ……
ディムゴと言ったか?
うんうん凄くおいしい!
まるでミートドリアのお米が、マッシュポテトに変わっている感じかな?めちゃくちゃ美味しい。口当たりが凄くまろやか〜! 異世界転生して良かったー!!
「ん〜美味しい〜!」
ミーアも美味しそうに食べてくれてる!ほっぺに手を当てておいしさを表現している。
凄く可愛いなぁ!
「ん〜うま〜い〜!」
アルディンも美味しそうに食べている!
凄く可愛……いやお前は真似しなくていい!!!
そんなこんなで、しばらく3人でカタロスの食事を楽しんだ。




