17話 「お花が好きな女の子は嫌いじゃないけど苦手です」④
ーエリアス ヴエイストハルト卿 花園ー
うわぁ綺麗なバラ園だ。道の左右に綺麗な色の薔薇が色とりどり並んでいる。しかも薔薇のアーチも見える。すごいなぁ。
「サン? どうです? 私のお庭は?」
「凄いよ! ミーア! こんな綺麗なバラ園はじめて見たよ!」
現に異世界転生前なんて花園を歩くことなんて無かったんだからはじめてって言ってもいいよね?
「えへへ……実は毎日手入れを毎朝頑張っているんです。」
「へぇそうなんだ!すごいね!」
お花が好きって女の子らしくて可愛いな。
「はい!朝起きて薔薇にお水をあげたり肥料を蒔いたり……」
(うんうん。可愛いな。)
「ついている虫さんを手で掴んでは潰し掴んでは潰し潰し潰し………。今日だって何匹潰したか…手が真っ赤になりましたわ。」
(うんうん。可愛いな……ん?)
(えっ…虫?途中からちょっと……え……)
「ほらこんなふうに…」ぶちぶちぶちぶち
「ぎゃあああ!」
超びっくりした!ミーアは躊躇なく薔薇の葉っぱにいた虫を潰した。
まさか目の前で手入れしてくれるなんて聞いてないよ。
「逃したらダメ、害虫は駆除! もうサンって虫ごときでそんな声を上げるなんて……なんて可愛らしい(ポッ///)」
(え?いまポッてしませんでした?えっとまさかのこんな事で好感度アップ?)
すみません前言撤回いたします。
お花が好きな女の子って怖いです。
「えっと……」
僕はお花の話題を逸らすために当たりを見渡した。本当に見事なバラ園だ。ミーアに虫の話をされなければずっとここに居たいと思ったほどなのに……
ん? あれは?
バラ園の奥に小さい竜の銅像があった。
そういえばエリアスの入り口にも竜の銅像があったなぁ。入り口の竜の銅像よりかは小さいが、それでもミーアや僕たちよりかは大きい。
それにさっきミーアが言ってたドラゴンのことも気になるな。ちょっと聞いてみよう。
「ねぇミーア?あそこにある銅像はドラゴンだよね? エリアスの入り口にもあったんだけど、この街はドラゴンとなにかあるの?」
「あ、はい!実はこの街のドラゴン像は伝説になっておりまして、災いから避けると言われています」
「そうなんだ。そういえばゴブリン病って魔王の国のドラゴンが原因って言ってましたよね?」
「はい。そう言えばゴブリン病についての話が途中でしたね。説明が重複しますが本来ゴブリン病というのは昔の奇病なんです。ま…魔王の国に住んでいる[とある]ドラゴンが原因だったのです。そのドラゴンたちを私たちのご先祖が封印をしたので今この病気になる方はいないのです。」
「うん。そこまでは聞いた聞いた。でもどうしてミーアがゴブリン病に?」
「それは……あの……お話が長くなるかもなので、後で食事の時に世界の情勢をお父様が話してくれるからその時にわかると思いますよ。」
(なるほど、ちょうど世界情勢を聞きたかったし、ゴブリン病の事は気になるけどもう少し待つか)
「そうなんだ。わかったよ」
「さて、それよりも!このバラ園を一緒に……歩きましょうか!」
こうして僕は食事の時間までミーアと一緒にバラ園をぐるりと1周大きく回った。
ミーアは凄く楽しそうにバラ園を案内してくれた。金髪の髪がふわふわ揺れて薔薇の匂いやミーアの良い髪の匂いが鼻腔を抜けた。
ミーアは本当に可愛い。くりっとした瞳、金色の髪、青色の目、誰を取っても文句のつけどころはない。
……虫を潰している時以外は。
彼女の手はどんどん赤くなる。
虫…というか虫を平気な顔で潰しているミーアを見て引いている僕を、「可愛いお顔。もっと見たいわ」と言いながら楽しそうな笑みで見つめていた。
〜場所は変わりまして魔王領域での出来事です〜
ディモット「ふっふっふっ。第一隊隊長ネオ様、この街も魔王領域を広げることができました。この町は私たちの領土です」
「うぬ!良くやったのじゃ!これでこの地域もわれ達魔王の領土なのじゃ!」
ディモット「ふっふっふ。計画通りですね。これで魔王ガリウス様もお喜びいただけるかと……。」
「うぬ…そうだな…。引き続き理想の世界を作るため頑張るのじゃ」
手下「それでは次の魔王領域開拓地域は予定の通り……」
「うぬ。」
手下「かしこまりました。それでは後日兵を集めます…。それでは!」
そういうとディモットの男は彼女の前から消えた。
ネオ(われが世界を変えるんじゃ………我が野望のために………決して他の者にバレてはいけない………世界を滅びに導かんとする今の魔王を倒す……そして次の魔王になるのじゃ!)
魔王の第一の部下隊長ネオちゃんが登場しました!
イメージキャラクターは写真の通りの可愛い女の子です!
みんな大好き可愛いろりろり系の赤髪のツインテ女の子です!
一人称は「われ」で口癖は「なのじゃ〜」「なのだ!」です!
実はこの子ストーリでもあるように、現魔王を倒すのが目的で身内に気づかれないようにこっそり計画していると言う頭がキレるやつでもあります。
主人公のサンと会うのはまだ先になりそうですが、これがまさかの展開になるのですよ笑
気になる方は毎日更新をチェックしたりコメントを頂ければと思います!
それではまた!




