13話「ざまぁ!異世界転生してハーレム生活したかったのに助けたのはゴブリンでした。」⑤
ーアリアス 宿屋バレンティアー
「あら、ちゃんと代金を用意してきたんですね! しかも閃貨で! まさか追い剥ぎなんかしたんですか?」
ティーナさんは驚きの顔を隠せないようだ。
だって数時間前までは銅貨が4枚しかなかったのだから。
カールズのくじ引きゲームに騙されて所持金はゼロになったものの、助けた人がエリアスの領主、ヴェイストハルトのお嬢様だったとは。
彼女を助けときに貰った時の閃貨は合計3枚、1枚あたりの価値は約4500円。今日のホテル代を払ったとしても残り2枚、9000円位の価値の金額を持っていると言うことになる。
いきなり異世界転生したものの、なんとか一晩を過ごせそうだ。
「まさか、実はエリアスのバルトさんが困っているところをお助けした時に、御礼として頂いたんです。それで明日お屋敷に招待されたんですよ。」
「えっ? エリアスのバルトさんってあの領主の?ヴェストハルト卿って事ですよね?」
「ヴェイストハルト……はい。たしかにそう言ってだと思います。」
僕は頷いた。
するとティーナさんは目を丸くした。
「ヴェストハルト卿ですか! 彼は隣の街のエリアスを納めている領主の事ですよ。そこは街の税を殆ど取ってないんです。なんでもヴェストハルト卿は凄く資産を持っているので、それを使っているとか?人柄も良い為、沢山の人がエリアスに移り住んでいるみたいです。だからエリアスは、アリアスよりかなり発展した街ですよ!」
「……なんか凄い人を助けてしまったみたいですね。教えてくれてありがとうございます。」
「えぇ、ただその膨大な資金の裏で何か繋がっているとかなんとか……。聞いたところだと遠くの国の国王と………。あぁあ! すみません、私ったら話しすぎてしまいましたね。さあこちらのお部屋です。今日はゆっくりして下さいね!」
「あっ、はい。」
ん?ティーナさんはなにか濁した?
まあいいか。今日は疲れた。
どうせ明日ヴェイストハルトの屋敷へ行くからそこで色々聞くとして……。
「はい。これがあなたの部屋の鍵ですよ。2階の階段を登ってすぐのお部屋です。夕飯ができたらベルを鳴らすので一階の食堂まで集まって下さいね! 早く来ないと他の人が食べて無くなってしまいますからね。あと、アリアスの街は今は夜間外出禁止です。鐘が8回鳴ったら外に出れないように内鍵をかけてしまいますので気をつけて下さいね。」
「はいわかりました。ありがとうございます。」
「あ、あと。お風呂、先に入ってから部屋に入ってくださいね…1階にありますから。なんて言うかそう…匂います…。」
「は、はい。」
(ゴブリン病の患者の近くに居ただけでかなり匂うのか…)
そして僕は浴室で身体を入念に洗いましたとさ。
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ガチャ……
案内された部屋に入る。内装はベットが1つ、テーブルが1つのお部屋だ。トイレは共有になっているらしい。部屋はかなり綺麗だ。
「疲れた…」少し休もう。
僕は夜ご飯のベルが鳴るまで、
大人しく部屋のベットで横になり目を瞑った。
ーーー異世界転生を続けますか?ーーー
YES←
NO
サン
HP100/100
MP0/100
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※ホテルバレンティアの様子はサイドストーリーにて投稿します。(投稿はかなり後です)




