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見逃してたらもったいない!おすすめアクション映画ベスト10

超大作ではないけど、実はおもしろい、見逃してたらもったいないアクション映画ベスト10です。日本での映画興行収入10億円以下ぐらいのタイトルたちです。


1. ザ・コンサルタント

2. LUCY/ルーシー

3. インサイド・マン

4. ザ・ハント

5. ノーカントリー

6. ザ・キラー

7. ANNA/アナ

8. ハッピー・デス・デイ

9. レディ・オア・ノット

10. ザ・バンク 堕ちた巨像


【1】ザ・コンサルタント:冴えない男が実はすごかった系

2016年製作のアメリカ合衆国のアクション映画。主演はベン・アフレック。


~あらすじ~

田舎町に住むしがない会計士の男に、大企業が財務調査を依頼する。人付き合いが苦手な一方で数字にはとことん強い彼は、重大な不正を発見するも調査を打ち切られてしまう。その日から命を狙われるようになった彼には、隠されたもう1つの顔があった。

~~


地味男が実はすごかった系が好きな人にはぶっ刺さり。リーアム・ニーソンの「96時間」、デンゼル・ワシントンの「イコライザー」などの系統です。


ベン・アフレック演じる主人公は自閉症スペクトラムのサヴァン症候群で、数字の天才。こだわりが強く、食事は目玉焼きとベーコン、部屋は整然としまくりなど、生きるのが大変そうな描写もありますが、だんだんそれが愛おしくなってきます。


腕利きの会計士として企業の使途不明金の会計調査を引き受けたら、なぜか命を狙われて、という展開なのですが、実はめっちゃ強い彼は返り討ちしまくるのです。爽快です。


ヒロインポジを演じるアナ・ケンドリックは、いい人だけど若干うざい隣のお姉ちゃんをやらせると天下一品。じわじわ距離を縮めるシーンがキュンときます。


そして、モチーフとして出て来るマザー・グースの歌がいい。こういうのグッときます。カルト的な人気を誇ったダニー・ボイル監督の名作ゾンビ映画「28日後」「28週後」「28年後」。「28年後」の予告編でラドヤード・キプリングの詩「ブーツ」が印象的に使われていて、これまた最高。予告編、ぜひ見てください。


話がずれましたが、こういうグッとくる小ネタ小ワザが随所に効いていて、映画好きにはたまりません。

すさまじいアクション、クレバーで寡黙でかっこいい主人公、キュートなヒロイン、最高のバディ、家族愛、全部のせ。素晴らしいです。


続編も出ましたが、こっちはうーんという感じでした。残念。

とはいえ、1は最高傑作なので、おすすめです。



【2】LUCY/ルーシー:攻殻機動隊の草薙少佐をほうふつとさせるスカヨハの人外観が最高

リュック・ベッソン監督の2014年アメリカ&フランスのSFアクション映画。


~あらすじ~

平凡な女性ルーシーは、台北でマフィアによって体内に新種の麻薬が入った袋を埋め込まれ、運び屋にされてしまう。しかし、やがてその麻薬が彼女の体内にあふれ出すと、彼女の脳機能は驚異的に覚醒。そして超人的な能力を発揮し始める。

~~


私の中では、アクションヒロインは長らく「イーオン・フラックス」のシャーリーズ・セロンが殿堂入りしていたのですが、並び立つヒロインが登場しました。


ダメンズに振り回される弱々キャラから、新種の薬でスーパーウーマンに覚醒するスカーレット・ヨハンソンがたまりません。全能感、あたしツエエエエエー、かっこよいスーパー女子、理想です。


ルーシーがフランスの警察ピエールをアゴでこきつかうのですが、「オレ、いる意味なくない」みたいなことを言ったとき、「思い出よ」って返してあごクイでルーシーがキスするんですな。


もう、かっこいいー、好きー、大スキーってなります。

10回ぐらい見ました。最高です。



【3】インサイド・マン:鮮やかに騙され、最高に気持ちいい

スパイク・リー監督、デンゼル・ワシントン主演の2006年アメリカのアクションサスペンス映画。


~あらすじ~

マンハッタンの銀行で、銀行強盗事件が発生。頭脳明晰な犯人グループのリーダー・ダルトンは、人質全員に自分達と同じ格好をさせて捜査を撹乱する。交渉にあたる捜査官フレイジャーは犯人たちの目的が分からず、当惑する。そんな中、銀行の会長から指名を受けた女性弁護士が交渉役として現場にやってくる。

~~


NETFLIXの「ペーパー・ハウス」は1話の途中で脱落したのですが、「インサイド・マン」にそっくりじゃねーかと驚愕しました。


「ペーパー・ハウス」「オーシャンズ11」「グランド・イリュージョン」などの奇想天外な犯罪系が好きな人ははまると思います。5回ぐらい見ました。


銀行強盗のリーダーを演じるクライヴ・オーウェン、やり手弁護士を演じるジョディ・フォスター、刑事役のデンゼル・ワシントン、全員の知能指数を足したらとんでもないことになるんじゃ感にしびれます。出てる役者全員、演技が超うまい。知的でクールでかっこよくスカッとした映画が見たい人に全力でおすすめします。



【4】ザ・ハント:普通の中年女性に見えるのに、めっちゃ強いベティ・ギルピンに惚れる

2020年アメリカのアクションスリラー映画。


~あらすじ~

どこかも分からない森の中で目覚める12人の男女。彼らはそれぞれに拉致され、理由も分からぬままここに集められていた。そんな彼らの目の前には巨大な木箱が置かれ、中からは1匹の豚と数々の武器が見つかる。その直後、どこからともなく銃声が鳴り響き、彼らは武器を手に必死で逃げ惑うことになる。

~~


集められた12人の男女が次々虐殺されていく中、ベティ・ギルピン演じる中年女性が、淡々と反撃していきます。ベティ・ギルピン、この映画で初めて知りましたが、惚れました。顔が「キリング・イヴ」のジョディー・コマーにそっくり。驚きのビッグキャストも出て、最後は壮絶なファイトに。風刺が効いている怪作。血みどろ注意です。



【5】ノーカントリー:不気味な殺し屋にゾクゾク

コーエン兄弟監督による2007年アメリカのアクションスリラー映画。


~あらすじ~

メキシコ国境に近いテキサスの荒野。帰還兵の男が、麻薬取引中に銃撃戦が行われたと思しき現場に出くわす。複数の死体の近くには、200万ドルの大金が残されていた。彼は、危険と知りつつそれを持ち帰ってしまう。そしてそれがきっかけで、冷酷な謎の暗殺者に追われる身となる。

~~


暗殺者役のハビエル・バルデムの怪演がすさまじい。座敷童みたいなおかっぱボブなんだけど、それが怖さを倍増させている。ハビエルは普段はイケメンで色気バリバリなんですよ。だって嫁がみんな大好きペネロペ・クルスですから。ペネロペを嫁にできるイケオジ、ハビエル。でもおかっぱにすると、イケメン度ゼロ。髪型、大事。


ハビエルが使う武器がこれまたすごい。そんなんありか、さすがコーエン兄弟。ぶっ飛びます。

淡々と殺しまくる不気味なハビエル、ハビエルに追われるジョシュ・ブローリン、ハビエルを追いかける保安官トミー・リー・ジョーンズと、イケオジ大集合。

雰囲気は「ファーゴ」に似ています。



【6】ザ・キラー:うんちくの多い殺し屋

デヴィッド・フィンチャー監督の2023年NETFLIXアクション映画。


~あらすじ~

壊滅的なミスを犯した冷酷な殺し屋は、世界中から狙われる身となり、雇用主、そして自分自身との戦いを繰り広げていく。全ては決して個人的なものではないという想いを胸に―。

~~


始まりはかなり地味。淡々としている。だけどなぜか見てしまう。途中から怒涛の展開になり、加速度的におもしろくなるので、最初はがまんです。見終わってからデヴィッド・フィンチャー監督と知り、なるほどなと。後半でティルダ・スウィントンが出てきて、画面がとても麗しくなります。


職人気質な殺し屋の淡々としたお仕事ライフといった感じ。派手さはないですが良作です。

「デクスター」「ザ・シューター/極大射程」が好きな人におすすめ。



【7】ANNA/アナ:美しい女スパイといえばこれ

リュック・ベッソン監督の2019年アメリカ&フランスのスパイアクション映画。


~あらすじ~

1990年のモスクワ。モデル事務所にスカウトされた女子大学生は、一躍有名になる。やがて事務所の共同経営者と交際を始めた彼女は、恋人の裏の顔が武器商人であることを確認した後に射殺。彼女の正体は、ソビエト連邦の諜報機関KGBの殺し屋だった。

~~


新しい「ニキータ」です。美しい女スパイのアクション、真ん中ずばーんの王道です。最高。

主演を務めるモデル兼女優のサッシャ・ルスがとにかく美しい。眼福。ずっと見てられる。


ヘレン・ミレン、ルーク・エヴァンス、キリアン・マーフィーと、脇を固める俳優陣も豪華。

「ニキータ」「レオン」「フィフス・エレメント」「LUCY/ルーシー」と、美しい女性の戦う姿を描くことにかけては右に出るもののいないリュック・ベッソン監督。さすがです。女スパイものに求めるものすべてがつまってます。



【8】ハッピー・デス・デイ:陽キャがホラー映画の主人公になるとこうなる

2017年アメリカのホラーコメディアクション映画。


~あらすじ~

誕生日に殺された主人公が目を覚ますと再びその日の朝に戻り、自分が殺される誕生日を何度も繰り返すことになる姿を描いた新感覚のタイムループホラー。

~~


ジェシカ・ローテ演じる主人公は、ホラー映画には珍しく陽キャでスクールカースト上位のイケてる女子です。何回も撲殺されてタイムリープするのですが、ぶち切れながら決してあきらめない。強い。ダサメンをこき使うところも、お姉さまっぽくて素敵。

スカイダイビングしながらとるポーズに腹筋が崩壊。笑えてスカッと、胸キュンとウルウルもある、贅沢な映画です。2と3もおもしろいです。



【9】レディ・オア・ノット:美しき絶叫系花嫁

2019年アメリカのホラーコメディアクション映画


~あらすじ~

大富豪の一族 VS 新婚の花嫁――命がけの"かくれんぼ"に挑む、衝撃のリベンジ・アクション!

~~


デスゲーム好きにおすすめ。主役のサマラ・ウィーヴィングがめちゃ美人。目がでかい。リアルバービー人形みたいです。

サイコな大富豪家族にやられそうになっても、絶対にへこたれない、肝の据わった主人公が大好きになること請け合い。


NETFLIXの大ヒットドラマ「こんなのみんなイヤ!」でユダヤ教のセクシーなラビを演じて人気爆発中のアダム・ブロディも出てます。

ホラーは苦手な私ですが、これぐらいなら楽しめます。

「最強絶叫計画」「スクリーム」系が好きな人はぜひ。2026年に続編公開予定。



【10】ザ・バンク 堕ちた巨像:タイトルが悪くてヒットしなかった不憫な映画

2009年アメリカのアクションスリラー映画。


~あらすじ~

ワールドワイドな展開で難攻不落の巨悪に迫るポリティカル・サスペンス。違法行為に手を染める国際的な巨大銀行を追跡するインターポール捜査官が、執拗な妨害工作に遭いながらその実態と真相の究明に奔走する。

~~


タイトルがいまいち…。これじゃおもしろさが伝わらない。とはいえ、原題は「The International」でさらになんのこっちゃなので、邦題つけた方はがんばったと思うのですよ。代案は浮かびませんし。

なろう風にすると「インターポール捜査官のオレ。メガバンクの不正を追及したら世界から狙われたんだが、最強のオレは返り討ちにして無双する」てな感じでしょうか。


銀行のことに詳しくなくても、アクション映画として普通に楽しめます。

美術館での銃撃シーン、トルコの屋根上シーンは迫力があり美しい。

「ジェイソン・ボーン」シリーズが好きな人におすすめ。



以上です。ぜひお楽しみください~。

ネットフリックスかアマプラで見ましたが、今もあるかは分かりません…。

あったらいいのですが。


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