第32話 蟻、雀蜂
地下17階の敵モンスターは蟻だ。
黒い身体で体長1m程度。
蟻も色々使い道があるのでテイムしたい。
力仕事も出来るし、穴が掘れるし、外骨格が固く戦闘にも優れている。
接近戦では硬い大顎で噛み千切り、蜂と同じ様に毒腺を持ち、針で刺して毒を注入する。遠距離の敵には蟻酸を吐く。敵になると非常に厄介だが、見方になると頼もしい。
蜜蜂と同様に果心居士に無双して貰い、サクサク進み地下17階の最深部に到着。
女王蟻と雄の羽蟻がいた。雄の羽蟻は果心居士に収納して貰い女王蟻をテイムした。
地下18階は雀蜂だ。
言わずもがなコイツらも強い。鋭く強い強力な顎と毒張りがあり、空中から攻撃されるのが脅威だ。
「ア、アニキ、すげぇのが飛んで来たっす」
羽音をたてて飛んで来る雀蜂を見て怯える恒興。
「ツネ、落ち着け」
うーん、コイツらも戦力としてキープだな。女王蜂さえテイムすればいいし。
と言う訳で、果心居士先生の出番だ。
「ほっほっほ、無駄無駄無駄ーーーっ!!」
果心居士先生 、人格変わってない?
凶悪な雀蜂も果心居士先生には敵わず。
「おいおい、レベ上げ出来ねえぜ。がはは」
と言う新免無二の台詞は無視して、サクッと地下18階最深部到着。
女王蜂をテイムして事なきを得た。
地下19階は川が流れている空間で、敵モンスターは水蠆と蜻蛉だ。
なんだ蜻蛉かぁ、と侮ってはいけない。蜻蛉も凶悪だ。
蜻蛉は肉食で強力な大顎を持ち鬼蜻蜓は雀蜂さえ補食する。
厄介なのは非常に高い飛行能力だ。
昆虫界でもトップクラスの高速飛行が可能で、急加速・急停止、更に完全な停止飛行まで出来る。
そして水蠆。
言わずと知れた蜻蛉の幼虫だが獰猛な水中屈指のハンターだ。
折り畳み式の下唇の先端にある鋏状の牙で敵を補食するが、折り畳まれた下唇は遠くの敵に瞬時に伸ばす、そのスピードは傑出しており他を寄せ付けない。
コイツらが味方になれば、制空権と制海権を得る事が出来るなきっと。
女王蜻蛉なんていないので、1匹づつテイムだな。面倒臭い。
俺は高速飛行で飛んで来る蜻蛉を片っ端からテイムしていった。
「吉法師様、凄いです」
帰蝶が俺にすり寄り腕に絡んで揺する。
柔らかい胸がぽよんぽよんして気持ち良い……。
いかんいかん集中しないと、蜻蛉は高速だからな。気を抜くと危ないぞ。
俺と帰蝶から少し離れて、左右斜め前に慶次が朱槍を構え、小次郎が物干し竿を構えて護衛していて、テイムし損ねた蜻蛉を牽制し、その間にテイムを行う。
「恒興様、吉法師様達はいつもこのような行動を取られているのですか?」
「ああ、アニキは俺達が想像出来ねぇ事をさらっとやるのさ。そして何やらでっけぇ事をするらしい」
「は、はぁ、そうなのですね」
「そうさ、俺達はアニキの後ろを黙ってついてけばいいんだよ」
「はい。勉強になります」
俺の後方では、池田恒興と木下藤吉郎が何やら会話している。
その後ろで果心居士が全体を見ながら、「ほっほっほ」といつもの笑いを浮かべている。
新免無二は戦えないと言われて、ふて腐れてふらふらしている。
蜻蛉と水蠆をテイムしながら宝箱を探し、最奥にやって来た。
「魔眼は出なかったぜ。最下層に期待だな。がはは」
新免無二が最下層に降りる階段を見詰める。
さあ、最下層である地下20階に行くぞ。
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