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僕が理不尽召喚された場所は密林のジャングルで。嫁はオークの酋長でしたが。武も魔も無い僕だからNTRされちゃったけれど、挫けずに頑張ります!  作者: かず斉入道


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第43話 抗い(1)

「ウォン! 離せよ! サラちゃんの髪を!」、


「それとウルハさんの身体に、お前の汚い素足を乗せるなぁっ! 遺伝子が一緒なのだから、水虫がうつるだろうがぁ! いい加減にしろ!」と。


 阿保なウォンが聞いても、自身の首を傾げることを僕は、荒々しく告げた。


「それにアイカさんやサラちゃん、エリエさんに、プラウムさん。そしてシルフィーさん、ウルハさんは僕の物だぁっ! お前に渡す気は一切ない!」


 僕は気分は英雄らしく、カッコよく告げたかな?


 それに僕の御先祖さまは、倭寇をしていた日本の水軍、海賊なのだから。


 こんな奴に負けるものかと。


「それとウォン! 僕はこの集落の男王だ! 今お前が拳を収めるならば、罪を咎めはしない。直ちに僕のサラちゃんを置いて家に帰れ! それにウォン! お前に一言忠告しておくが! 今プラウムさんがシルフィーやエリエさんを探し、呼びにいっているから。二人がこの場にきたら知らないぞ! その時は僕は二人にお前の首をとるように。アイカの夫! 男王! として二人に下知を下すからなぁ! ウォン! お前はシルフィーの魔法の凄さも知っているし、エリエさんの一騎当千ぶりも知っているはずだぞ!」と。


 僕はウォンに対して空威張りをしながらエッヘン!


 今度は僕が英雄気取りでウォンへと告げた記憶がある。


 でッ、これを聞いたウォンはと言うと?


 流石に自身の顔色を変えた。


 だってウォンが実際今まで謀反をしないで、アイカに忠誠を誓い、従っているのは。


 アイカ姉妹の武力、魔法──。


 シルフィーが使用する数々の魔法……。


 実はね、ウォンは以前シルフィーの魔法攻撃を受け、敗退しているのだよ。


 まあ、今まで何度も説明をしたと思うけれど。


 アイカとウォンは婚約までしていた。


 なのに何故二人の婚約が破棄されたのかと申せば?


 ウォンがシルフィーに対して強引な夜這いをかけたのが原因らしくてね。


 その時にウォンはシルフィーの繰り出す魔法攻撃の数々が対処できずに敗退。


 そのことが後日アイカにばれて逆鱗に触れ、婚約解消となったらしい。


 だから僕との結婚当初はウォンとは会話すらしていなかった。


 でも僕が不甲斐ないから、ふと気が付けば二人は、以前のような中慎ましい様子に見える関係になっていたと言う訳だ。


 アイカの奴は気が多いい、ビッチだからね! と。


 僕が過去を思い出し、不満を漏らしたところで話しを元に戻すけれど。


 僕もここでエリエさんやプラウムさん、シルフィーの奴が、駆けつけるまで。


 ウォンとは対峙だけ。


 ガンの付け合い、飛ばし合いをしていればいいのにさ。


 サラちゃんの辛そうな顔……。


 自身の妻がポロポロと涙を流している様子を見れば。


 僕自身も流石にカチン! ときた。



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