第120話 異世界情緒溢れる人達(2)
でもオ○パイの大きさは、元僕のものだった。
アイカ達の方が大きいけれど。
彼女達の頭についている鬼のような、あの小さい角と青い肌──。
僕が遠目から彼女達のあの容姿を見ても。
本当に神秘的にも見えるし。
竜の巫女さま達に思えるぐらい素敵だね。
でもさ、この集落にいる人達は、竜人のような人達ばかりではないようだ。
赤や青の肌ではないけれど。
頭に一角の角を持つ、真っ黒い肌色した男女……。
多分、鬼なのかな?
それと、褐色色の肌を持つ人種の人達や、黒い肌色の人達もいるし。
褐色色のエルフの人達の姿もあるから。
僕の妻だったシルフィーとは肌の色が違うので、ダークエルフになるのかな?
まあ、その他にも河童? 半魚人なのかな?
それとも人魚?
顔の両サイドにつく、耳が鰭みたいな男女の姿……。
そして僕の元妻だったアイカ達と同じオークの人達の姿もあり。
この辺りに暮らす亜人種の人達って、こんなに種類がいるんだね? と。
僕自身が驚愕してしまうぐらいの、他種族の集合体だね、この集落はと。
僕は感心しつつ、集落の人達を興味津々に見詰め観察をした。




