表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕が理不尽召喚された場所は密林のジャングルで。嫁はオークの酋長でしたが。武も魔も無い僕だからNTRされちゃったけれど、挫けずに頑張ります!  作者: かず斉入道


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

124/689

第86話 憤怒!(5)

 アイカのバカは、ここで初めて我に返り。


 自分自身が犯した大罪……。


 アイカ自身が、取り返しがつかないことをしたと気がついたのだと思うよ?


 ウォンがアイカのことを自分の妻だと僕に宣言をした訳だからね。


 アイツ、自身はね、最初は一応僕がいるから無理だと言っていた訳だし。


 アイカの脳内はお花畑だから、ちょっとした火遊び程度……。


 後で僕が許してくれると安易に思っていたのだろう?


 実際にオーク種族は女尊男卑思想だから、男ハーレムが許されるのは男王呑みで。


 でも女性ハーレムは、夫を養える者達ならばいくらでもオッケーなのだ。


 だからアイカとエリエは、母は一緒だけれど。


 父親は違う。


 それに僕にはアイカ以外にもエリエやプラウム、サラにシルフィー、ウルハと。


 あの集落のアマゾネス達の主だった者達の僕は主だから、許してもらえると安易に考えていたのだと思う。


 だってアイカは、ウォンの背に隠れる行為を辞め。


 涙を流す僕へと。


「け、健太、これは……。そ、その、あの……。ち、違うの……。ほ、本当に何もないのよ。本当だから。ねぇ、信じて、健太……。わらわが好きなのはあなた……。わらわの主であるあなただけなの。だから信じてあなた、愛しています」


 元僕の妻だったビッチ女は、自身の顔色を変え、今にも泣きそうな顔で、謝罪と嘆願……。


 まあ、許して乞うてきたけれど。


 流石に僕もあのバカを許す気などないから。


 今ジャングル内を「クソ! クソ! 必ずあの二人! アイカとウォンは殺してやる!」と、事ある毎に、先ほど起きた事件を思い出しては、吠えている僕がいる訳だから。


 いくら真っ裸のビッチなアイカが許しを乞うてこようとも。


 僕の口から吐かれた言葉は。


「僕はアイカ、お前なんて大嫌いだ! もう離婚だ! お前のような女とは別れる!」と。


「……だからお前等二人のお望み通りで、僕は神殿から出て行ってやるよ!」


 僕は荒々しい口調でアイカとウォンへと告げた。



 ◇◇◇


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ