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僕が理不尽召喚された場所は密林のジャングルで。嫁はオークの酋長でしたが。武も魔も無い僕だからNTRされちゃったけれど、挫けずに頑張ります!  作者: かず斉入道


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第84話 憤怒!(3)

 僕と対峙するのにさ。


「誰? こんな悪戯をするのは?」と。


 自身の大事な間男さまとの、ラブラブの最中……。


 イクに、逝けなかったから。


 あの阿保は頭にきたのかな?


 僕も先ほど『アイカ! お前! ウォンとの子作りの最中にイケなかったから不機嫌極まりなかったのか?』と尋ねなかったからよくは解らないけれど。


 アイカのビッチは、夫だった僕に呻るように言ってきたのだが。


 それと同時にアイカとウォンの間に僕が投げた石斧が、ヒュ! と。


 バカ二人の間を裂くように飛んできたから。


 ビッチは「きゃぁ、あああっ!」で。


 間男は「わぁ!」と、間抜けな驚嘆を吐いたよ。


 だから僕は二人に。


『お前等、一体、何をしているのだ!』と呻り、吠えることなどできずに。


「う、ぅううううううううううううううううううううううう……」


 僕は自身の右手で瞼を押さえながら、只ひたすら号泣を始め、泣き続けた。


 そう、僕はマンゴーの実を投げる事と。


 ビッチ! 間男!


 どちらでもいいから殺す気で、石斧を投げることはできても。


 僕の目の前でお昼の情事をしていた犯罪者に対して怒声を吐くことは出来ずに号泣だけするから。


 最初アイカとウォンは。


「「…………」」


 と、無反応──。


 僕の耳に、少しの間二人の声が聞こえないほど。


 ビッチと間男は呆然としていたのだと思う?


 でも少し間が開けば。


「……け、健太が何故ここにいるの?」


 アイカの驚愕しながらの台詞が僕の耳へと聞こえてきた。


 だから僕は自身の腕で、目を隠す行為をやめ──涙を流しつつだが。


 しくしくと何とも情けない顔をしつつ、顔を少しづつ上げたと思う?


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