第79話　男女の会話　（３）

「えっ、無理よ。無理……。この間だって貴方は、家のひとに負け、殺す事も出来なかったじゃない」

「馬鹿！　あれは！　あのチビが汚い事……。俺が余所見をしている所に向けて、不意打ちしたから負けただけで。あのチビと正面から対峙をすれば。俺はお前の所のチビには負けねぇ！　それぐらいお前だって分かるだろう？　だから今度はお前の所のチビと正面から正々堂々と、お前をかけて勝負をしてやる。そして今度こそ殴り殺してやる。だからやらしてくれよ。そして俺の子を身籠り、産んでくれ！　お願いだ！」

「はぁ、はぁ」

「あぁ、あぁ～」

「はぁ～、うん、んッ」

「んッ、うッ、うぐッ、うん、うぅ、んん、ああ、あぁ……。だ、駄目……。これ以上は本当に駄目、駄目だって。わらわには、あのひと。健太いるから。マジで最後迄は辞めてぇ～！　お願い～！　これ以上は絶対無理～！　それに健太にはエリエやプラウム、サラにシルフィー、ウルハ等～。もう集落の大半の者達がわらわの男王を支持、支援をしているからぁ～。ウォン！　貴方ではぁ～！　わらわの男王健太を殺せない～。だからわらわの身体から離れてぇ～、お願いよ。ウォン……」

「嫌！　嫌だ！　アイカ！　俺はあのチビを絶対に殺してやる！　殺してやるよ！　今度はチビの首を必ず落として、蘇生を出来なくしてやる！　だからアイカ！　今日から俺の嫁になれぇっ！　もう神殿には帰るなぁっ！　あんな神殿とあのくそチビはぁっ！　妹達にやってしまえぇっ！　そして俺の嫁になれぇっ！　なってくれぇ、アイカ～！」