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番外編 愚痴と幸福
これは、とある男の旅路に零した愚痴である。
世の中ってやつは、ごく一部の人間が作った法律じゃなくて、大勢の人間が作った理不尽で成り立っているじゃないかと、つくづく思う
時間より前に来たはずなのに、バスが来ない
出勤して早々、クソ上司に怒鳴られる
そのクソ上司のミスを、俺に押し付けられる
タライ回しされてる仕事を、何故かやらされる
退勤直前に、サービス残業を強要される
そして……唐突に別な世界に飛ばされる
あぁ、思い出しただけでも、本当に世の中って、理不尽だらけだな
でも、そんな理不尽と向き合わないと、前には進めないし、願望なんてものは叶わない
これを『試練』なんて綺麗事を言うクソ上司のような奴には、いっぺん膝詰め説教をしてやりたい
それでも……そんな理不尽の中に、人としての僅かな優しさがあるのなら『理不尽に立ち向かった甲斐があった』と、ほんの少しだけ誇れるのかもしれないな
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!
思いつきで書いてみました。
もしかしたら、消すかもしれません。




