表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
《完結》女性に興味が無い侯爵様、私は自由に生きます (リメーク版)  作者: ヴァンドール


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/33

15話

 妻が領地に行ってから半月経つが今だに戻って来ない。

 幾らお互い干渉しない約束だとしても気にはなる。何故だろうと考えながら廊下を歩いていたら執事のジャンから声をかけられた。


「大奥様からお手紙です」 


 そう言って渡された手紙を読むと、そこには来月の頭に行う二十五回目の結婚記念日の祝いの事が書かれていた。


 妻もそのパーティーに参加するのでそれまでこちらで預かるので心配無くと書かれていた。

 そしてどうせ貴方は忙しいでしょうから気にしなくて大丈夫だからと。


 全く人を何だと思っているんだと少し腹が立ったが、そういえばそんなこと、一度も気にしたことなどなかった。


 今年に限って顔を出すのも変かとも思ったが、取り敢えず仕事の調整は出来ないかと王宮へと急いだ。


 早速、宰相閣下に事情を説明して徹夜をしながら五日間の休みをもぎ取った。

 往復の時間を考えると滞在は当日の一日しかないがそれでも向かうことにした。


 そこまでしたことなど今迄あっただろうか? なんだか最近の自分は変では無いかと思いつつ、取り敢えず馬車に乗り込んだ。


 後になってよくよく考えたら馬で飛ばせば二日は短縮出来るのに馬車を選択したのには、帰りは妻と一緒に馬車で帰ろうと無意識に思い行動している自分に驚いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ