第70話→とうとうネタが尽きた。
短い・・・・・・本当にごめんなさい。車校に卒業式に・・・忙しすぎてまじ無理です。 とりあえず、今日から放置させてもらいます。 続きは、たぶんそのうち書きますww もう片方の小説、新しい小説等は、きつくない程度に頑張る予定なので、こんな自分を見限らないでいてくれる人は、楽しみにしておいてくださひ。 では、最後に。 「本当にすんませんでしたぁぁあ!!」
「・・・・・ねぇ、何コレ」
俺は、誰にもなく呟く。
目の前の生物が気持ち悪すぎて、思考が停止した。
・・・・純の親父さんのお札のお陰でなんとか奴らの数を減らすことに成功した俺は、その勢いのまま家に突入した。
すると、子分をやられたらその親玉が出てくる法則的なものが働いたのだろう。
冷蔵庫の下から、奴らの親玉が半身を表していた。
その半身だけで想定するに、軽くたわし程の大きさはあるだろう。
こんな化け物と一人で戦わなくてはいけないかと思うと、すでに負けたような気分になる。
純は今だに来ないし、旅人は戦闘不能。
俺なんかより強いはずの女性陣は、俺の部屋にヒッキー状態。
・・・・・誰か俺を助けてください。
しかし、もちろんそんな声に応える人は存在しない。
黒たわしの方から、「ギチギチ」と鳴き声的なものが発せられるたびに身の毛がよだつ。
しかし、敵はなかなか攻撃をしかけてこない。
どうやら、まだ数枚残っているお札が恐いらしいな。
「へ、へへん!かかってきやがれ汚物虫が!」
相手に人語が通じるかは定かではないが、とりあえず挑発してみる。
「ギギギギギギ」と、さっきより不気味な音を発し始めた。
どうやら、俺の挑発が届いたらしい。
奴は、体をならすようにその場足踏みを始める。
(さぁ、かかってこい。思い切り踏み潰してやんよ)
俺はお札のを2枚手に持つ。
背に腹は代えられない。
奴が突撃してきたのを踏み付けて動きを止め、そのまま成仏してもらう。
これが俺の作戦である。
しかし、この時の俺は気付いていなかったのだ。
必死になった黒い悪魔が、どんな行動とるか、ということに。
「さぁ、さぁさぁ。早くかかってこいよ」
「ギギ、ギギギギ」
とうとう限界に達したのか、奴はその大きな体を動かした。
“羽を広げて”
そう。黒い悪魔は飛ぶ。
そんな当たり前のことを忘れていた俺は、顔に向かって飛んでくるそいつの姿を目に焼き付けながらこんなことを思った。
不幸だ・・・・。
そんな、幻想殺しを持つ彼の台詞を残し、俺は散った。
☆☆☆☆
後日談ーーーーー。
なんとか奴と相討ちが出来た俺は、1週間程、家の誰もが口を聞いてくれなくなった。
近づくたびに、ササッと逃げられるのだ。
せっかく奴のタックルを顔面にくらいながらも、なんとかお札で消去できたってのに。
一番苦労したであろう俺がこんな扱いでいいのだろうか。
しかしその1週間は、ゲームし放題の邪魔者が誰もいない良環境になった。
結果的に良いのか悪いのか。
答えを見つけだせる人は、誰もいないだろうな。
当の本人である俺でも、その答えにはたどり着けないのだから。




