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第50話→ルシフ、スキンシップを加速させたり。

はろろ〜ん。      みなさん、明けましておめでとさんです。     今年も、グダグダに頑張っていきたいと思うんでよろしくお願いしますね〜。



「ふわぁぁ〜・・・・」



俺は、眩しい太陽の光で目が覚めた。



時間は・・・9時30。



昨日・・・・いや、今日の一件が終わって帰ってきたのがだいたい3時30過ぎだったので、6時間は寝れたはずなんだが・・・・・疲れがまったくとれていない。



そして、“俺の”ベッドの上の現状が、さらに俺の疲労を加速させる。



ここは、“俺の”ベッドだ。



確認の為にもう一度言っておこう。



昨日帰ってきたときは、気絶したままの蒼樹を真ん中にして、俺とルシフが左右に寝ていたのだが・・・・・現在は、ベッドの右端から、ロリA(夏那華)ロリB(迷梨)妹A(蜜柑)妹B(苺)俺、ルシフ、蒼樹、となっている。



いったい、寝ているうちに何があったんだ・・・・。


羨ましい?バカ言うな。



今は夏真っ盛り。一応、クーラーで部屋の中を18度に調整しているとはいえ、見ているだけで暑くなってしまう。



まぁ、普通の男子なら理性を失って色々やらかしていると思うが、残念だったな。



俺は普通の男子とは、違うのだよ。なぜなら、パジャマが赤いから・・・・・なんてね。



「俺、何考えてるんだろ」


俺はボソリと呟いて、再び目を瞑る。



実際、理性を抑えるのとっても大変なんだよな。



特に、右の苺はツルペタだからいいとして、左のルシフがやばい。



大きくはないけど、立派な二つの柔らかなものが腕に当たって、気持ちい・・・・・いや、ここで素直に自分の気持ちを受け入れてはダメだ。大人になれ、大人になるんだ俺!・・・性的な意味でじゃないよ?



「・・・ご主人、様?」



「うほぉっ!?・・・・ルシフ、起きてたのか」



やばい、今の葛藤するザマを見られたに違いない。



ここはうまい言い訳を・・・・・。



「溜まってるんですか?」


「ブフッ!?何言っちゃってるんですかルシフ様は!!女の子がそんなこと言っちゃいけません!!」



「溜まってるん・・・・ですね?」



えっと・・・なんか恍惚とした視線を向けられているんですけど?



こういうときは・・・・・・・・・・逃げrガシッ!


逃げようとしたら腕を掴まれました。



「えっと・・・・ルシフさん?今の状況、わかってるよね?」



先ほども言ったとおり、ベッドの上はカオスな状態なわけで。



今ここでそういうことをするのはちょっと・・・・・とりあえず昨日のシリアス展開を引きずりだして・・・・。


「大丈夫です。ご主人様のこと、ちゃんと解っていますから。・・・・契約はまだ深いのをしていませんが、ご主人様が何か不安な気持ちを抱いているのはなんとなく感じるんです。だから、ぼくが・・・・・・」


「よし待て。ルシフが心配していることはわかった。しかし、俺の気持ちはそういうことをしたら癒えるってもんじゃない、ぞ?」



「でもご主人様。ルシフの胸で興奮、してましたよね?」



ぐぅ!なぜそれを知っているんだ・・・。



俺は、恥ずかしさのあまり頬を赤くしながらルシフから視線を逸らす。



「・・・・そ、そんなことはないぞ?」



ヤバい。声が裏返った。



「・・・・・・・・ご主人様は、何でそういうことをしないんですか?・・・・・・ぼくが知る限り、女性から誘われてそれに乗らない男性はあんまりいないと思うんですけど・・・・・ぼくに魅力がないから、ですか?」



「・・・・・・まず、その知識はどこから?」



俺がそう言うと、ルシフはどこからともなく一冊の本をぁぁぁぁぁぁぁあ!?



それは俺秘蔵のエロほnいやぁぁぁぁぁあ!!読まないでぇぇぇ!!なんかとっても複雑な気分になるから、俺の目の前でページを捲らないでぇぇぇぇえ!!



(うぅ・・・・いつあの本を読んだかしらないが、女性から男性をナンパするいわゆる逆ナンの成功率が約98%とか書いてあったな、あの本)



たぶんさっき言ってたのはそのことなのだろうが・・・・・。



「やっぱり・・・・・ご主人様はぼくのことが嫌いなんですね?」



そう言って俯くルシフは、いまにも泣きそうな顔をしていた。



なんなんだよ・・・そんな顔、反則じゃないか。



「んなわけないだろ?俺は、その・・・・・・ルシフのこと嫌いじゃないから」


「・・・嫌いじゃない、だけですか?」



「・・・・・・・好きだ。・・・・・俺はルシフが好きだ。・・・これでいいか?」



俺の言葉を聞くなり、ルシフは俺に抱きついてきた。


「お互いが好き同士なら、しても、いいですよね?・・・・・・ぼくは、ご主人様がぼくを好きだという証が欲しいんです」



「い、いや・・・それとこれとは」



「にはは♪」



ピンチ・・・・マウントポジションをとられてしまった。



「にははじゃねぇんぅっ!?」



俺の唇がルシフの唇と重なる。



よくよく考えれば、俺の唇って安いよな。



何回奪われたことか・・・・・・・やべ、泣きたくなってきた。



つか、俺的には周りの奴らがいつ起きるかが激しく気になる・・・・・・・・・あれ?・・・・いや、気のせいだ。



今、視線を右の方に移動させたとき、苺の目が開いて俺を凝視していたのは気のせいだろうな。うん。そうに違いない。



右の太股がつねられている感じがするけど、これも気のせいだぁぁぁぁぁぁぁあ!?痛い痛い痛い痛いぃぃぃ!



ちょっ!ルシフ!服に手をかけるな!せめて唇を離してください!!



ぐはっ!?やばい、太股の肉千切れるぅぅぅぅう!?


なんで俺の両手は動いてくれないんだよ!!



何、なんなのコレ!?



昨日のシリアス展開は何だったの!?



だ、誰か助けてくれよ!



ちょっと待て、つねられている場所が増えた気が・・・・・なるほど、みなさん起きていたんですね?



体のあちこちが千切れそうなんですけど!?皆、まずルシフをどうにかしようよ!



る、ルシフ・・・・ず、ズボンはらめぇぇぇぇぇぇえ!!



俺はそんな騒動の中ふと思った。



(黒次が言ってたことは、こういうことだったのか・・・・)



俺の心の呟きは、つねられる痛みの中にゆっくりと消え失せていった。




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