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【超訳】小倉百人一首   ~百の彩り 百の想い~  作者: 桜井今日子
平安サロン 当時の流行 最先端 歌もおしゃれも 火花バチバチ
85/110

080 ハッピーエンド募集

80 ながからむ 心も知らず 黒髪の みだれてけさは ものをこそ思へ

 ながから() こころもしらず くろかみの みだれてけさは ものをこそおも()


【分類】恋 (女子)


【超訳】わかってくださる?

「変わらないよ」なんてあなたはおっしゃるけれど、どうなのかしらね。あなたが帰ってしまったあとは髪も心も乱れてるのよ。逢いに来てくださって嬉しかったけれど、切ないのよ。苦しいのよ。


【詠み人】待賢門院堀河たいけんもんいんのほりかわ

崇徳天皇(77)・後白河天皇の母である待賢門院に仕え、堀河と呼ばれた。待賢門院とともに出家した。


【決まり字】ながか(3)


【雑感】男性が通ってきて夜明けに帰ったあとに女性に贈る「後朝きぬぎぬの歌」に対しての返歌です。

 当時、通ってきてくれるのを待つだけだった女子。「いつまでもオレの気持ちは変わらないから」なぁんて言ってくれたってどこまで信じられるの? 別の人のところにも行くんでしょ? 別の人にもそんなこと言ってるんじゃないの? ほんとに私を愛してくれるの? 

 本当にね、ここまで多くの方々の恋の歌を見てくると、一組くらい相思相愛でお互いだけを愛し続けたハッピーなカップルはいなかったものかと思ってしまいます。結ばれなかった切ないカップルや、駆け引きばかりの恋愛バトルや、あとは許されないのに罪をおかしてしまった恋とか……。

 おとぎ話のようなハッピーエンドのラブストーリーはないものでしょうか。『ふたりはいつまでも幸せに暮らしました』っていう物語。

♪次回予告

閑話休題④ 美しき日本の色・彩

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