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【超訳】小倉百人一首   ~百の彩り 百の想い~  作者: 桜井今日子
折り返し 平安時代 全盛期 咲き誇るのは 恋花ばかり?
55/110

051 才媛には変化球を

51 かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを

 かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ さしもしらじな もゆるおも()


【分類】恋 (男子・ラブラブ)


【超訳】キミは知らないよね。

僕がこんなにも想っていることを。燃える火のように想っているんだ、キミのことを。でもそれすら言えないんだよ。だから、きっとキミは知らないんだよね、僕の気持ちを。


【詠み人】藤原実方朝臣ふじわらのさねかたあそん

藤原忠平ふじわらのただひら(26)のひ孫。清少納言(62)の恋人だったといわれている。


【決まり字】かく(2)


【雑感】清少納言(62)の恋人だった方だそうです。けれども、御所でいさかいを起こし、一条天皇の勘気にふれ、陸奥国(東北地方東部)へ任ぜられ、そこで没しています。清少納言はその一条天皇の中宮定子にお仕えしているので、彼女との恋もうまくいかなかったのでしょうか。

 こんなにも想っているってことを言えないんだよ、って言ってるじゃん! 燃える火のような想いを伝えられないんだよ、って伝えてんじゃん! ストレートに好きだ、好きだと叫ぶのも男らしくていいような気がするけれど、これはこれでなんだかオトナな歌なのかしら? 彼女がかの有名な才媛だからカッコよく変化球で決めてみましたか? 

 

♪次回予告

052 夜・朝・昼・夜

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